長所と短所は同じ特徴から生じているかもしれない
自分の性格について把握しようとする時、長所と短所が何かと考える人がいますが、
長所と短所は相反するものではなく、よくよく自分の性格について考えると1つの
性格傾向が長所として現れる時もあれば、短所として現れることがあるのではないか
と気付いたことはありませんか。
1つの性格傾向が、仕事や勉強、スポーツなどの取り組み、または人間関係などに
プラスの効果をもたらしている時は長所と感じますが、マイナスの効果をもたらして
いる時は短所と感じてしまいます。
例えば、弱い人や困っている人を見ると放っておけない性格傾向を、人助けをして
相手が喜んでくれれば長所と感じるけど、他人の世話を焼き過ぎて迷惑がられたら
短所と感じるというような感じです。
自分の長所と短所を推測する
あなたの性格傾向の中で、下記のような長所と短所の組み合わせはないでしょうか。
人間には、無意識レベルで『こうありたい』と思っている理想像に違いがあり、
その違いが性格傾向に強く影響しています。
下記の長所と短所には、大切だと感じているものが関係しています。
- 堅実な行動ができるが、神経質(正しくありたい)
- 行動力があるけど、大雑把(弱い人、困っている人を助けたい)
- 努力家だけど、嫉妬しやすい(何かを成し遂げ注目されたい)
- 共感力が高いけど、ネガティブ(個性的でありたい)
- 知識が豊富だけど、偏屈(世界を知り、未来を見通したい)
- 気配りができるけど、心配性(誰かの成功や発展を支えたい)
- 頭の回転が速いけど、困難から逃げがち(楽しくありたい)
- 頼りになるけど、威圧感がある(信頼され、人を従えたい)
- 温厚だけど、怠惰(穏やかに暮らしたい)
自分の長所と短所を他人と比べて長けている点と劣っている点として見るのではなく、
自分が上手くコントロールできている時は良い効果をもたらし、コントロールができて
いない時は悪い効果をもたらすものとしてとらえてみて下さい。
長所を活かすためには
多くの人が、できるなら自分の長所を活かして生活したいと願っていると思います。
長所を活かすことができている人は、自分の欲求を把握することができています。
そして、その欲求を満たすことと他人に何らかの形で貢献できることの2つの条件が
当てはまる行動を選択し継続しています。
良い行動は継続できた方が良いのですが、そのためには誰かのためだけに行う行動
では継続することが難しくなります。
自分の欲求を知り、それを満たすことができる行動を選択するからこそ、その行動
は継続しやすくなるのです。
自分の長所を活かして生活をしたいという方は、まずは性格の把握から始めましょう。
先に長所と短所を数えて比較するところから始めないで下さい。
自分の性格に安易に良い悪いというジャッジをするのではなく、まずありのままの
性格を把握して、その性格傾向がどんな形で出ている時が長所なのか、どんな形で
出ている時が短所なのかをよく理解して生きることが長所を活かして生活するという
ことにつながるのです。
性格傾向と悩み
上記の1~9のタイプは、下記の1~9のような悩みを抱えることがあります。
自分が長所と短所のリストの1に該当すると思う人は悩みのリストの1、
2に該当すると思う人は悩みのリストの2のページを読んでみて下さい。
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