性格を変えたいという悩み

何らかの理由で性格を変えたいと悩んでおられるなら、カウンセリングを受けてみませんか?

性格を変えたいという思いの背景には、人間関係の悩みや自分の行動に関する悩みがあることが多いように感じています。
あなたが今悩んでいることの解決策として、性格を変えたいと思っておられるなら、その感覚は正しいと言えます。

なぜなら、性格とは脳の働き、心の状態、そして行動のすべてを含むからからです。
自分が抱えている悩みに対して、何となく性格を変える必要があると感じることは当然だと言えます。
今悩みを抱えていて、性格を変えたいという思いがあるのならカウンセラーに相談してください。

性格は変わるのか?

性格を変えたいと考えていても本当に性格を変えることができるのかという疑問を持っている方もおられるかもしれませんが、性格は変わります。

厳密にいうと変わらない部分もあるけど、変えることができる部分もあり、そこを変えることによって人間関係が上手く築けるようになったり、日常の気持ちが楽になったりします。
ただ、まずは性格を変えるという取り組みの前に性格の中で変わる部分と変わらない部分を母くすることが大切です。

性格の構造

性格の4重構造

左の図を見て下さい。
性格は大きく分けると気質、人格、習慣的性格、役割的性格の4つから構成されています。
気質の周りを人格が取り巻き、外に習慣的性格、さらに外に役割的性格が覆うような構造になっています。

性格の中で変わらない部分は気質で、変えにくい部分は人格、変えることができるのは習慣的性格、使い分けているのは役割的性格です。

気質(生まれつき性格)

気質とは、生まれつき持っている性格の根っこの部分です。
気質は生まれつき性格とも言われ、生まれてからずっと変えることはできません。
この気質には9つのタイプがあり、このタイプの違いはエニアグラム性格学として体系的にまとめられています。

人格(育てられ性格)

人格は気質を包み込むようにして存在しています。
この性格は、ほぼ幼少期に養育者(親など)の影響により確立されます。
「3つ子の魂100まで」という言葉があるように、この性格は大人になってからはほとんど変わりません。
気質と同じく自分の人格の特徴を理解しておくことです。

習慣的性格

習慣的性格は、気質と人格を包み込んでいて、その人が生活している環境の中で人、物、出来事との関わり方として現れる言動です。
例えば、友達と喧嘩をした時に自分も悪かったと理解していながら、素直に自分から謝るのか、もしくは相手から謝ってくるまで意地を張るのかという
『態度』が習慣的性格なのです。
この習慣的性格は自分の意思で変えることができます。
『性格を変える』ということは、環境と接する態度を変えることです。
他人や物事にどういう態度で接しているかによって、自分の日常の感じ方も変わるでしょう。
習慣的性格を変えるということは態度を変えることであり、他人からの評価も変わるということなので、他人との関係性も変わっていきます。

役割的性格

さらに習慣的性格を包むように役割性格があります。
この性格は日常の様々な場面に応じて意識的、無意識的に変化しています
人は会社や家庭、友人関係、地域など様々な場面でそれぞれの役割を担っています。
日常生活の様々な環境に適応する為には、役割性格をそれぞれの環境に合わせて柔軟に変えることが必要となります。
人は年を重ねるにつれ適応しなければならない環境が増えていきます。
さまざまな役割性格を使い分けることは、社会に適応していく為の大切な技術です。

性格を改善する方法

上記でも説明してあるように、性格は気質、人格、習慣的性格、役割的性格の4つの特徴が合わさったもので、それが人の個性でもあります。
でも、その性格のため、人間関係が上手く作れなかったり、止めた方がいいと思う習慣が変えられなかったりと自分の性格について悩んでいる人もおられます。

中には自分なりに性格を変えようと取り組んでみた方もおられるかもしれません。
しかし、自分の性格を変えることができなかったという方は、変え方を間違っていたのかもしれません。
下記は性格を改善するために必要なことであり、その手順です。

・自分の性格の全体像をよく理解する
・どのような自分になりたいか、イメージを明確にする
・イメージに近づくための行動する

上記のような段階を踏んで性格を変えていく時、具体的に性格のどの部分を変えようという意識で取り組むのかというと、それは習慣的性格です。

性格改善は、習慣の改善であり、カウンセリングでは気質や人格を把握しつつ習慣を変えるためのサポートを行なっていきます。
いくら習慣を変えることが可能だといっても、気質や人格を無視して行なうと変えてはいけない方向に性格を変えようとしてしまうこともあるので、性格の知識、性格の変え方に詳しいカウンセラーのもとで習慣を改善してくことが望ましいです。

性格を改善するために重要なことは、習慣的性格を一時的に変えることではなく、はじめは意識をして変えた行動が、繰り返していくうちに習慣化するまで続けることです。
1つの行動が習慣化するということは、それが望ましい行動なら無意識にその行動を行うことができるようになるということです。
そのレベルまで自分の習慣的性格を変えることができれば、性格が改善されたと自他ともに感じられるでしょう。

カウンセリングでは、性格改善のための相談も受けていますので、性格を変えたいという方はご連絡下さい。

自分の生まれつき性格が知りたい方は、カウンセリングを活用して下さい。

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