依存症は正しい取り組みによって止めることができる

世の中には依存症であることを自覚していて、止めたいのに止めることができないという悩みを抱えた方がおられます。

ギャンブル依存症、アルコール依存症、恋愛依存症、性依存症、買い物依存症、窃盗癖、スマホ依存やゲーム依存など、さまざまな依存症が人の人生を狂わせてしまいます。

この記事では、依存症を克服したいけど難しいと感じておられる方のヒントになればと思い書いています。
依存行為を止めたい、依存症を克服したいという方は、下記の内容を読んで下さい。

依存症を克服するためのステップとは

依存症は心の病の一つで、別名で否認の病と言われています。
それは、自分の行動が以上であること、周囲に迷惑を掛けていること、自分の現実が危うくなっていることなどを認めることができないということが、病気を長引かせたり悪化させてしまうという特徴があるからです。

そのため、我慢、忍耐など心構えだけで克服できるものではありません。
依存症の克服をサポートできるカウンセラーのもとで、時間を掛けて取り組むことが克服の近道です。

このページでは、カウンセリングの中にも取り入れている依存症克服のためのステップについて書いていますので参考にして下さい。
依存症の克服は、下記のようなステップを辿っていくことが望ましいのです。

依存症を克服する8つのステップ

  1. 自分が依存症で、自分の力では改善することが難しいということを認める
  2. 専門家の力を借り、正しい助言に従う
  3. 自分の性格や思考、行動のパターン、過去などに関心を持って考える
  4. 自分が依存症である本質的な問題を認める
  5. 短所を認め、性格を改善していく
  6. 迷惑を掛けた人をリストアップする、償う気持ちを持つ
  7. 自分を省みて生活する中で、その都度過ちを認め修正していく
  8. 依存症に戻らないための生活習慣を定着させていく

克服症は、依存行動が継続している中で自分だけでは改善できなかったという依存に対する無力さを認めることが改善の第一歩です。
自分の現状を認め、心の中や過去を整理し、そして正しい努力を行い、それを定着させていくことが必要です。

長い時間を要する場合が多いですが、正しい取り組みを実践することで依存症を克服している人はおられます。
カウンセリングでは、克服までに正しいステップを踏んでいけるようにカウンセラーがサポートします。

カウンセリングで依存症を克服した実例

カウンセリングでは、依存症改善のためのステップを意識して話を進めていきます。
ギャンブル依存症、アルコール依存症、恋愛依存症、性依存症、買い物依存症、窃盗癖、スマホ依存やゲーム依存など、どのような依存症化によって話す内容も少し違いがありますが、克服までの大まかな流れは同じです。

正しいステップを踏んでいくことで、依存症の克服が進み生活にも変化がみられるようになります。
下記では、カウンセリングで依存症を克服した実例をいくつか紹介しています。

ギャンブル依存症の克服事例

ギャンブル依存症の場合は、止めるための努力をしつつもギャンブルをしてしまう人がいますが、そこで諦めることなく再度ギャンブルをしないことを継続することをカウンセラーが支援していきます。
ギャンブルを止めつつ、ギャンブル以外のストレスコントロールの方法を身につけること、仕事や家庭など本来向き合うべき対象に意識を向けて生活してもらうことで自尊心を高めていくことによってギャンブルから離れていくことができます。
根気よく止めることに何度も挑戦することで、ギャンブル依存症を克服した人は何人もおられます。

恋愛依存症の克服事例

いつも自分のことを大切にしてくれない男性とばかり付き合って、DVやモラハラを受けても別れることができなかったが、カウンセリングを受けてから別れることができて、今は自分を大切にしてくれる男性と付き合い結婚しているという方が何人もおられます。
恋愛依存症に関しては、女性からの相談が圧倒的に多いのですが、自己不全感を男性という存在で埋め合わせようとしていることに気づき、それを止めていくことで克服することができます。

買い物依存症の克服事例

買い物依存症は、ストレスコントロールを行いつつ、買い物で自分の何を埋め合わせようとしているのかという心理的要因への洞察が進むようカウンセラーがサポートいたします。
ストレスコントロールが上手くいくと、カウンセリングで話を聴いてもらうことでストレスを買い物で解消する必要性がなくなってきます。
衝動的に買い物をする機会が減っていくと、自分の手元にお金が残っていることに安心感が感じられたり、自己効力感が高まっていき買い物依存症は克服に向かって行きます。

性犯罪の克服事例

性犯罪は、依存行動である犯罪行為が止まっている段階で再犯の可能性を1つずつ潰していくカウンセリングになります。
性犯罪者は犯罪をしている自分を肯定するために否認の心理が強いため、性犯罪が止まっていても否認の心理が弱くなっていないと再犯率が上がってしまいます。
否認の心理を弱めつつ、適切な生活習慣の確立、ストレスコントロールの方法を身につけるということによって再犯を防いでいきます。
性犯罪を止めて、仕事も家庭も充実した日々を送っている方もたくさんおられます。

カウンセリングで新しい生き方を確立する

依存症の人は、依存行動を抑制できない自分に自信を無くしているというところがあるので、カウンセリングを受けて克服していくことが自信につながり、安定した生活を送ることができる力になっていると感じます。
何かに依存をして、自分が抱えているストレスや自己不全感を胡麻化すのではなく、適切な欲求充足の仕方を身につけつつ、仕事や家庭を大切にした日々を送れるようになることが依存症の克服への繋がっていきます。

カウンセラーが依存行為を続ける生活を止めて、新しい生活を確立していくサポートをしていきますので、依存症でお悩みの方は、カウンセリングを受けて克服を目指して下さい。


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