自分を傷つける自己否定という心理

あなたはつい自分を否定してしまい心が疲れてしまう、自分を傷つけてしまうという習慣はありませんか。
この記事は、つい自分のことを否定して心が傷ついてしまう、行動や挑戦をしない理由を自分の中で作ってしまうという人に読んで頂きたい内容です。

自分自身を攻撃する自己否定と思考や行動を改めるための自己否定

世の中には、自己否定をしてしまうことで悩んでいる人がいて、カウンセリングを受けている理由が自己否定をしてしまう自分を変えたいという方もおられます。

自己否定を辞書で引くと、下記のような説明が書いてあります。
上はデジタル大辞泉、下は大辞林 第三版に書かれていた内容です。

・自分自身を否定すること。あるいは、それまでの自己であることをやめること。
・新たな自己をつくり出すために、自己の在り方に矛盾を見いだし、これを否定すること。

辞書の意味をとれば、自分の存在や行動を自分自身が認めよう、受け入れようとしない場合の自己否定と現状を打破するために拘りや間違った認識を捨てるという自己否定があると考えられます。

別の表現をすれば、自分の存在自体を否定したり、行動を起こさないための理由としての自己否定をする人もいれば、自分の可能性を広げるため、新たな行動を選択するためにこれまでの思考や行動を否定をする人がいるということです。

どちらの自己否定も精神的なストレスを生み出すという点では共通していますが、自己否定をする動機に大きな違いがあります。

存在自体の否定と行動しないための自己否定

自分という存在自体の否定と行動しないための自己否定は、過剰な自己防衛が動機となっています。
これ以上傷つきたくない、失敗したくない、悪い評価を受けたくないなど、精神的なショックを受けないために、自己否定により行動しない理由を作っているのです。

自己否定をしてストレスが増えたとしても、それは自分が自分を否定して生まれているストレスであり、他人から否定されることによって生じるストレスよりもマシだと、深層心理では思っているのかもしれません。

自己否定の背景にある承認欲求

このタイプの自己否定は、承認欲求が不健全な形で表れている状態でもあるので、自己否定の背景には構って欲しい、認めて欲しいという動機も存在しています。
しかし、このタイプの自己否定をしている人は、他人がその背景にある心理をある程度察してコミュニケーションをとってくれたとしても自己否定が癖になっているので、無意識に他人の言葉を拒否して自己否定を続けてしまう傾向があるため、接しにくい人と思われてしまいます。

このような自己否定を続けていると心が不健康になってしまい、思考や行動もどんどん不健全になってしまうので、自分が自分という存在を否定したり、行動を起こさないために自己否定をしていると気づいたら、その自己否定を止めることを決意してほしいと思います。

自尊心を傷つけない成長につながる自己否定

上記のタイプの自己否定に対して、可能性の追求と新たな行動選択のための自己否定をしている人は、現実に自分を否定せざるを得ない出来事に遭遇してストレスを抱えてはいても、どこかで自分なら現実を乗り越えられる、乗り越えたいという思いを持っており、そのための可能性の追求が動機となっています。

そのため、一旦はこれまでの自分の思考や行動を見つめ直し否定をしますが、自分という存在を否定することはありません。
問題があったのは、これまでの自分の思考、行動であり、存在ではないという感覚を持っています。

人間が成長するためには、このタイプの自己否定が必要です。
生きている以上、仕事、家庭、学校、スポーツなどで課題が生じることは避けれません。

そして、人生の課題は私たちにこれまでの人生は、今の思考と行動のままでいいのかということを問い掛けてきます。
そんな時に、課題を乗り越えるためにストレスを抱えることになるとしても自分の思考と行動を見直し、より良いものに変えていくことが必要であり、それが成長なのです。

私は、健全な自己否定ができて、自分の人生をより良くできる人が増えればいいなと思っていますし、自分もそうでありたいと思っています。

カウンセリングは自己否定から成長につなげる取り組み

カウンセリングに来られている人の多くは、自分の存在自体を自己否定してしまい精神的に不健康な状態になっている人が多いと言えます。

カウンセリングがさまざまな心の問題の援助となる理由の1つは、自分の存在自体への否定をしていた人が、自分の選択や行動を否定して再チャレンジするための自己否定ができるように変わっていくための取り組みだからです。

カウンセラーは、カウンセリングの中で話を聴き、質問をしながらクライエントの自己否定の方向性が変わるようにアプローチしていきます。
自分一人では変えることが難しい思考パターンも、他者からの質問に答えて気づきを得たり、学びを得ることで変化していきます。

カウンセリングは、成長するための自己否定の思考を身につける機会です。
悩みの解決はもちろん、自己成長を促進したい人にもカウンセリングは有効な手段です。


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