昨日書いた『記憶が飛ぶという悩み』という記事と関連している内容なの
ですが、人はストレスを抱え過ぎると現実感が感じられないという状態になって
しまいます。
現実感が感じられないという違和感に気づくのは、誰かと一緒にいる時にその場
にいるのに、誰かといる臨場感が感じられなかったり、会話をしていても心が
ついていっていない感じがする時が多いようす。

心と体がズレているような感覚

現実感が感じられないという悩みを抱えている人には、主に下記のような自覚症状
があります。

  • 自分の身体と心が離れてしまっているような感じがする
  • 自分が何を感じているのか、何を思っているのか実感がない
  • 自分の身体なのに、他人のもののような感覚になる

このような実感があっても、それを抱えたまま生活している方もたくさんおられます。
どこか違和感があっても、ストレスが影響しているということやカウンセリングを
受ける選択肢を知らないため、おかしいと感じながら周囲には気づかれないように
日常を送っているのです。

ただ、友達といても楽しい、つまらないという感覚も弱かったり、他の人が言って
いることを冷めて捉えていたりと、人の輪の中にいても違和感があったりするので、
漠然と悩んでいる方もおられます。
もしくは、違和感に対しての自覚や問題意識が強く、はっきりと改善したい悩みと
して捉えている方もおられます。

カウンセリングにも現実感が感じられないという人が相談に来られますが、現実感
や生きている感覚がしないという状態を何年も抱えていたという人からの相談が
多いように感じます。

離人感・現実感消失症という心の病

上記のような症状は、離人感・現実感消失症と言われています。
ストレスによって脳が影響を受けて現実感が無くなるわけですが、具体的なメカニズム
は解明されていないそうです。
ただ、心理的な観点からは、耐えきれないストレスに対して自分の心を守るために症状
が出ていると感じます。実際にカウンセリングを受けている中で、現実感がない、
生きている実感がないという感覚が気にならなくなる様子を見てきているからです。

カウンセリングで話を聴いていると、かなりのストレスが掛かっていたということ、
それを我慢して耐えてきたということが感じられます。
現実感や生きている実感が感じられない状態というのは、相当のストレスを受けている
状態であると言えるの
ですが、身近な人に自分の辛さや苦しさを話せない環境の人も多いと感じます。
また、ストレスに耐えてきたことで、自分がどれほど辛く、苦しいのかもわからなく
なっている人もいます。

現在、ストレスを受け続けている環境にいる場合も、過去に大きなストレスを受けて
いた場合でも現実感や生きている実感がないという感覚に陥ってしまうことがあるので、
もし、現実感を感じられない、生きている実感がないと感じるのであれば、カウンセ
リングを受けることも検討していただければと思います。

離人感・現実感消失症は解離性障害の一種

離人感、現実感喪失症は、以前は離人症とも言われており、解離性障害の一種です。
なぜ離人感、現実感喪失症になるのかは、正確なメカニズムは解明されていませんが、
大きなストレスを体験したことがあるというケースが多いようです。
カウンセリングの中で現実感や生きている実感がないという人の話を聴いていると
大きなストレスを感じる体験をしているケースがほとんどです。

またうつ病やパニック障害、強迫神経症、統合失調症だと診断されている人の中にも
離人感を感じている方がおられます。
さらに離人感、現実感喪失症の人は、現実感を得るためにリストカットをするという
傾向もあります。

リストカットをしてしまう心理

 

 

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