仕事、職場のストレスを抱えている方へ
私達が心の健康を維持するためには、職場で生じるストレスを軽減することが重要だと言えます。
職場のストレスに囚われていると、自分の仕事の仕方や今後のキャリア、可能性などへの関心が低下して、ただストレスを我慢する日々を送るという状況になってしまう場合があります。
職場は、1日の大半の時間を費やす場所なので、その場所でどのような精神状態で働けるかということは心身の健康、人生の充実につながる大切な要素です。
ストレスと原因の把握が必要
職場のストレスにより心の状態が悪くなり働けなくなる、場合によっては会社を辞めないといけなくなったという人は年々増えているようです。
うつやパニック発作、動悸、不眠、焦燥感、恐怖感など、心の症状全般をメンタル不全といい、職場のストレスが原因でメンタル不全を起こしている人が増えているのです。
この現状の問題点は、社員がストレスによるメンタル不全を起こしてしまうという点、メンタル不全が改善して職場復帰をしようと思っても、また同じ状態にならないか不安で復帰ができないということが起きるという点です。
職場のストレスによってメンタル不全になった人は、自分の体調の悪さは自覚できていても、なぜそうなったのかという点についてわからないので怖い、また心の調子を崩したら周囲からどうおもわれるのかわからないと考えてしまうため、復帰することに抵抗を感じてしまうのです。
人間は誰しも不確かなものには恐怖を感じます。
その恐怖に負けないように自分がどういうことが原因でストレスを抱えていて、どういう対策をすれば同じことにならないかを考える時間と機会が必要です。
自分がストレスを抱えていること、そのストレスが生じた原因がわかってこそ対策を始めることができるので、カウンセリングでは話をよくお聴きしてストレスへの自覚と原因の明確化を進めていきます。
職場のストレスを高める4つの原因
では、メンタル不全に繋がる職場のストレスとは一体どんなものがあるのでしょうか。
上記の4点は、職場のストレスを高める可能性の高い要因です。
職場のストレスで悩んでおられる方は、自分の職場や以前に勤めていた職場のことを思い返した時に当てはまるものが複数あるのではないでしょうか。
仕事や職場の人間関係で悩んでおられる方は、上記の内容が当てはまるという方が大半だと思います。
カウンセリングで心の整理と決断をサポート
職場のストレスでメンタル不全を起こしている、起こしていたということは、精神はその時一種の混乱状態にあると思っていただいていいと思います。
混乱状態であるため、自分の現状を整理してより良い選択をしていくことが難しいと言えます。
私達がカウンセリングという形で行なっていることは、大きく分けるとストレスで乱れている心の整理と健康の回復、そして重要な決断のサポートです。
職場のストレスで悩んでいる人は、その職場で働き続けるべきか、転職すべきかで悩んでおられますし、メンタル不全で退職を余儀なくされた方は、仕事に就くことにためらいがあり悩んでおられます。
そのため、決断と行動が必要になってくるのですが、精神的な混乱を抱えたままでは、いい決断はできません。
カウンセリングではお話を聴かせて頂くことでまずは心の整理を行ない、その上で今後のことを考えた決断に向けてサポートしていきます。
職場で働くために必要な心の強さは、ストレスに対する我慢強さではありません。
職場の状況を把握できる力、その中で自分が負うべきではないストレスを回避する力が職場で働き続ける心の強さであり柔軟性です。
カウンセリングでは、職場の中でストレスに負けない状況把握能力、問題解決能力、柔軟性が身に付くように話を進めていきます。
カウンセリングが健康で働き続けるための手段
カウンセリングの活用方法として一番有益なのは、予防の一環としてカウンセリングを受けるということです。仕事や職場の人間関係でストレスを抱えている場合には、ストレスによって体調を崩さないため、ストレスを軽減するために何かに依存しないため、ストレスを家族にぶつけたりしないためには、ストレスレベルを低下させることが必要だからです。
上記のような問題が生じてからでは、自分が抱えているストレスだけでなく、ストレスによって生じた問題に対するカウンセリングも進めていく必要がありますが、自分が仕事や職場の人間関係でストレスを抱えているという自覚がある段階なら、ストレスに対するアプローチだけで済むからです。
社会の中で責任を持って誠実に働いている人ほどストレスに悩まされている傾向があるので、健康を維持して働き続けるためにストレス対策としてカウンセリングを活用して頂きたいと思っています。