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2020/10/06
ビジネス
ストレス

残業と休日出勤が多い職場のストレス

余暇のない生活はストレスレベルを高くする

残業が多い、休日出勤があるという職場で働いている人は、ストレスレベルが高く、健康面でも支障が出る可能性が高まります。
プライベートで余暇の時間が持てないと気分転換をしてストレスを解消する機会を作ることができないからです。

もちろん時には残業をすることも必要で、場合によっては休日出勤をしなければならないこともあると思います。
しかし、残業と休日出勤が当たり前となっている会社で働くことは負担が大きく、慢性的なストレスを抱えて心や体に症状が出てくることもあります。

下記では、余暇の時間をとることができない職場について、どう問題なのかを掘り下げて説明しています。
今、残業や休日出勤で余暇の時間を取ることができず悩んでいる方は、今後の判断のための1つの材料として読んでみて下さい。

無意味な残業が多い職場

余暇の時間をあまり得ることができない職場はストレスが多いと言われていますが、単純に残業時間が多いからストレスレベルが高いというわけではありません。

残業をしていても、その仕事に意義を感じられたり、自分を必要とされている、自分の力が発揮できている実感があればストレスよりも高揚感が強かったりします。

意義は感じられても、働き過ぎると疲労度が増して問題も生じるのですが、残業をすること自体がストレスに感じられるのは、あまり必要だと感じられない残業を行わなければならなかったり、退社するのに上司や同僚の顔色を伺わないといけないために残業になってしまうような職場です。

時々、納得できる理由で残業を行う機会があるくらいでは、その職場に不満を持つ人も少なく、残業をすることで心理的なストレスは生じにくいのですが、無意味な残業をすること、それが続くことはストレスが蓄積される原因となります。

職場のシステムに問題がある

職場のシステムに問題がある場合は、非効率な仕事の進め方になっていたり、特定の人にだけ仕事が偏るようになっていたり、不必要だと思われる作業をしなければならなかったりとストレスが蓄積する要因が生じます。

このような職場で働いていると、システムを改善さえすれば状況が変わると感じられるのに、前例にないことをしたくない、現状を変えたくないという上司が改善に踏み切ってくれないとストレスはさらに大きくなります。

現状を改善できる可能性は十分にあるのに、権限はあるけど判断力や度胸のない上司の下にいるために負担が続いてしまう環境もストレスは高くなります。

働き方と心の健康のために優先すべきこと

残業や休日出勤で余暇の時間が持てない職場にいるなら、その環境で働き続けることは心理的、身体的な負担が掛かり続けるということです。
それは、健康面でも人間関係にも影響が及びます。

世の中には、残業や休日出勤が多い職場でも我慢して働き続けるのは、家族を養い、家族を幸せにするためだという人は少なくないと思います。
しかし、余暇のない状態で仕事を続けることは、人間の幸福度を下げる可能性があると知っておいて欲しいと思います。

心の健康を保つための3つの幸福度と優先順位

人間の幸福度は、健康、人間関係、楽しみや挑戦があります。
脳の働きという観点でいうと、健康はセロトニン、人間関係はオキシトシン、楽しみや挑戦はドーパミンが脳内で増えている状態です。
仕事に熱中できるのは、その仕事をしている時にドーパミンが出ているからです。

3つの脳の働きは、どれも幸福感を感じている状態なのですが、健康、人間関係、楽しみや挑戦、の順に大切にした方が良いと言われています。

自分が健康でなければ、安定した精神状態で人と関わることもできませんし、仕事でも良いパフォーマンスが発揮できません。
余暇のない職場で働き続けることは、健康を害す恐れが在り、家族といる時間が減って人間関係にも支障が出てくる可能性があります。

3つの幸福度のバランスを取ることが大切なのですが、それが仕事をする時間が多過ぎるために崩れてしまうと人生の幸福度は下がってしまいます。

今、余暇の時間が取れない職場で働き、そこに疑問を感じている人は、一度人生を見直てみるのも良いかもしれません。
単純に今の職場を辞めればいいという簡単な話ではない場合もあったり、仕事や職場の人間関係に不満はないけど、時間だけが問題だという方もおられると思います。

働き過ぎのストレスを解決するカウンセリング

残業や休日出勤で余暇の時間が持てない職場にいるなら、その環境で働き続けることは心理的1人で判断をすることが難しいという場合は、カウンセリングを受けて頂くことも選択肢として持っておいて頂ければと思います。

残業や休日出勤のストレスによって心身のバランスを崩してしまいカウンセリングを受けている方もおられますが、理想は心の病気を抱えて働けなくなったり、夫婦関係が悪くなったりする前にカウンセラーに相談することです。

ある程度の健康状態が維持できているのなら、職場の現状を変えるための働きかけができるかもしれませんし、場合によっては転職という選択肢を取りやすいでしょう。
残業や休日出勤が当たり前という職場の状況に流されず、自分の人生を大切にした選択ができるようカウンセラーはサポートします。

もちろん、闇雲に転職を促すことも、休職を進めることもありません。
残業や休日出勤があっても辞めない方が良い会社もあるので、何が一番良い方法かをカウンセリングの中でカウンセラーのサポートを受けながら考えていきましょう。

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