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心の悩みの相談は大阪のAXIAへ

2025/01/17
相談事例
依存症,ハラスメント

パワハラ、セクハラ加害者の更生のためのカウンセリング

ハラスメント2


当社にはハラスメントに関する相談で来く方もおられます。
ハラスメントの被害者になり話を聴いてほしいという方とハラスメントの加害者となり行動を改善したいという方です。
この記事では、パワハラとセクハラをしてしまった人に向けて書いています。
パワハラとセクハラを行ってしまいこの記事を見ているという方は、以下の内容をよく読んでみてください。

 

パワハラ、セクハラが起きる理由、再発する理由

企業ではパワーハラスメント(以降 パワハラ)、セクシャルハラスメント(以降 セクハラ)を行ってしまった人が、注意を下にも関わらず再度パワハラやセクハラをしてしまうということに頭を悩ませているというケースがあります。
それはハラスメントという行為が後悔や反省だけで抑止することが難しいことの表れでもあります。

パワハラやセクハラをしてしまう人は、不適切な動機を持っている、認知に歪みや偏りがある、ストレスコントロールができていないなどの問題を抱えていて、これらのハラスメントを行う要因は人によって違いがあります。
そのため職場内で注意や懲罰を受けても改善しないケースも多々あるのです。
パワハラやセクハラを止めるためには、その人が抱えている心理的要因を改善していくことが必要となります。

パワハラ、セクハラ加害者からの相談

2008年の開業当時に比べるとパワハラ、セクハラの加害者からの相談は増えています。
これは社会でパワハラやセクハラをする人が増えたからではなく、ハラスメントに対する問題意識が企業の中でも個人の中でも高まっていることが影響していると感じています。
以前なら、ハラスメントをした人がいても企業内で注意をするだけで終わっていたり、「それほど悪いことをしていない」という感覚の人が多かったことでカウンセリングを受けるという選択肢を取る人が少なかったと思いますが、今は所属している企業からの指示で来る人、自分の判断で来る人が増えています。

どんな行為がハラスメントになるのか?

ハラスメント行為をしないようにしていくためには、ハラスメントリテラシーと言われるハラスメントに関する正しい知識と行動をコントロールする力を身につける必要があります。

このページを見ていただいている方は、ご自身がハラスメント行為を止めなければならないと感じている方もいれば、従業員がハラスメントをしてしまったので相談先を探しているという方もおられると思います。
そのため、ハラスメントリテラシーの初歩として、どんな行為がパワハラ、セクハラになるのかをお伝えできればと思います。

パワハラの定義

職場におけるパワーハラスメントは、職場において行われる①優先的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの要素をすべて満たすもの。

パワハラの6類型

さらに詳しく説明すると、パワハラは、①身体的な攻撃、②精神的な攻撃、③人間関係からの切り離し、④過大な要求、⑤過小な要求、⑥個の侵害、の6類型に分けることができます。

セクハラの定義

職場において行われる労働者の意に反する性的な言動により、労働者が労働条件について不利益を受けたり、就業環境が害されること。
セクハラは、対価型セクハラと環境型セクハラに分けることができます。

対価型セクハラ

職場において行われる性的言動に対する労働者の対応により、当該労働者がその労働条件につき不利益(解雇、降格、減給、労働契約の更新拒否、昇進や昇格対象からの除外、不利益な配置転換など)を受けること。

環境型セクハラ

職場において行われる性的な言動により、労働者の就業環境が害される(労働者が働きにくくなる、力を発揮できなくなる)こと。

自分の言動を省みることからハラスメント防止が始まる

パワハラ、セクハラを繰り返してしまう人は、「自分はハラスメントをしていない」と自分の言動に問題があることを否認しています。
しかし、パワハラ、セクハラの定義に自分の言動を照らし合わせると自分の言動に問題があったことが良くわかると思います。
パワハラ、セクハラをしない人になるためには、まずは自分の言動の問題点を否認しないことです。

もし上記に書いてある定義に書いてあることを行っていたのであれば、他者に迷惑を掛けることはもちろん、自分の人生も台無しにしてしまうほどのダメージを受けることになりかねません。
ハラスメント加害者は、パワハラ、セクハラによって他人と自分の人生を損なわないために日常の言動を改善していく取り組みを行ってほしいと思います。

パワハラ、セクハラを止めるためのカウンセリング

パワハラやセクハラを止めるためのカウンセリングでは、人によって違いのあるハラスメントを行ってしまう要因を話を聴きながら分析していきます。
そしてその要因にハラスメントの加害者自身が気付いてもらうこと、そして改善してもらうようにアプローチをしていきます。

パワハラ、セクハラはの改善の傾向は、どのような要因がそれらの行為を生み出していたかによって違ってきますが、自分の問題点を認めてカウンセリングに取り組む人ほど良いと言えます。
ハラスメント行為の改善を妨げる一番大きな要因は『否認の心理』という認知の歪みです。
心の奥底で自分の言動はパワハラやセクハラではないと思っていることは改善の妨げになります。

カウンセリングは、自分の言動の動機、認知の歪み、ストレスレベルやストレス原因などに目を向け、それらを改善していく延長線上にパワハラやセクハラの抑止があるという認識で進めていきます。

企業からカウンセリングを受けるように言われた方、自らの意思でカウンセリングを受けることを決断された方も二度とパワハラ、セクハラをしないために取り組んいただければと思っております。
カウンセラーは、同じ過ちを繰り返さないことはもちろん、ハラスメントの加害者の方の人生の立て直しもサポートいたします。



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