ギャンブル依存症の心理的特徴

ギャンブル依存症の人からのギャンブルを止めたいということで相談を受けることがあります。
カウンセリングをしているとギャンブルを止めることができない人達に共通した心理的特徴があることがよくわかります。

ギャンブル依存症の人は、カウンセリングを受け始めた段階で借金が増えている、家族のお金に手を出した、職場のお金に手を出したという問題を抱えていることが多く、今すぐギャンブルを止めなければならない状態であることが多いです。
しかし、それでもギャンブルを止めようとしない人がいる点が、この病気の怖いところでもあります。

問題が大きくなっていてもギャンブルを止めないのは、これから説明するような心理的特徴を持っているからです。

ギャンブル依存症であることを認めない

ギャンブル依存症のご相談は多く、依存されておられるギャンブルは、パチンコ・パチスロ競馬・競輪・競艇など、人によって様々です。
ギャンブル依存症のカウンセリングをしていると、カウンセリングへ来るまでに、周囲から「あなたはギャンブル依存症だ」と言われていたが、そのときは自分ではそんなことないと思っていたという言葉をよく聴きます。

実際にカウンセリングに行く決断をするまでに、自分がギャンブル依存症かもしれないとすぐに思える人は少なく、カウンセリングを受け始めてからもギャンブルに依存していることを認めるまでに時間が掛かった方が圧倒的に多い傾向にあります。

カウンセリングを受けることを決めたきっかけも、自分の意思ではなく、家族や恋人に促されたという方がほとんどです。

ギャンブル依存症をはじめ、依存症はしっかりと取り組めば改善できる可能性も高いのですが、そもそも自分がギャンブル依存症であることを心から認めようとしていない人が多いことも依存症が改善しないことにつながってします。

カウンセリングをしっかりと継続している人は、ギャンブル依存も止まり、自分の時間とお金を自分の人生のために使えるようになっていきます。

否認の心理が依存症を生み出している

ギャンブル依存症は否認の病と言われており、自身がギャンブル依存症であると認めない点もギャンブル依存症の特徴なのです。
「もしかしたら自分はギャンブル依存症かもしれない」と感じてカウンセリングを受けようと思った人は少なく、カウンセリングを開始する時には借金が膨らむなどの問題が生じていることが多いのです。

ギャンブル依存症だけでなく、依存症の改善は『否認する心』を無くすこととイコールと言っても過言ではありません。
『否認する心』が無くなれば、依存症は7割以上改善したと言ってもいいほどです。

自分がもしギャンブル依存症かもしれないと思っている方は下記の項目を見て下さい。
当てはまるものが多いほど依存性が高く、カウンセリングの必要性も高いのですが、それを認めてカウンセリングを受けようと予約を入れる方は、まず改善に大きく近づいたということです。

ご家族が下記の項目に当てはまるなら、1日でも早くカウンセリングを受けるように促して下さい。
大切な財産を失い続けないためにも改善をスタートさせることが肝心です。

ギャンブル依存症の否認度チェック

  1. 1.いつでもやめようと思えばやめられる自信がある
  2. 2.ギャンブルで借金をしてしまったことがある
  3. 3.家族の財布からお金を抜いてギャンブル代に使うことがある
  4. 4.ギャンブル代をつくる為に、時計や宝石など、物をお金に換えたことがある
  5. 5.ギャンブルをやめるように言われたら怒る
  6. 6.ギャンブルをするための時間を確保してスケジュールを立てる

実際には他にも特徴はあるのですが、特に「放置して、もう少し様子を見ましょう」
とは言っていられない状態のケースに多く見られるものを挙げました。
①~⑥を読んでみて、いかがでしたか?
当てはまるものが1つでもあれば、ギャンブル依存症である可能性が高いと言えます。

当てはまる項目が多いほど、深刻な状態だと思って頂いた方が良いでしょう。
ギャンブル依存症の人は、『自分の意思でいつでも止めることができる』と考えている人が多いのですが、このように思ってしまうことも否認の心理の力です。

否認の心理を弱めることがギャンブルを止める

ギャンブル依存症かもしれないとカウンセリングを受けに来たのに、1度だけ受けてもう大丈夫だと勝手に判断したり、自分はやっぱりギャンブル依存症ではないと思い込み、カウンセリングに来なくなってしまう人が非常に多いです。

ギャンブル依存症の改善において大きな壁は、改善するまで通うことです。
依存症はカウンセリングを継続すれば改善する可能性が非常に高い心の病です。
しかし、改善する人が少ないのは、ギャンブル依存症の人が持っている『否認する心』によってカウンセリングを勝手に止めてしまうからです。

ギャンブル依存症でカウンセリングを受ける際には、時間をかけても改善するんだという覚悟を持って来て下さい。
カウンセリングを通じて否認の心理を弱めることがで来ている人はギャンブルを止めていきます。

否認の心理を弱めていくことは時間が掛かることもありますが、ギャンブルで人生を台無しにする前にカウンセリングを受けて頂きたいと思います。
時間はかかると言っても、ギャンブル依存症で失うお金より、カウンセリングに掛かる費用の方がずっと少ないですので、このページを見たきっかけに改善してしまいましょう。


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