子供も一緒にカウンセリングを受けた方が良いですか?
お子様のことで相談に来たいという方もたくさんおられます。
お子様自身が問題を抱えている、健康状態や行動に問題があるという場合は、お子様がカウンセリングを受ける方が良いのか、それとも親御様がカウンセリングを受ける方が良いのかについては下記の内容を見て判断してください。
子供自身がカウンセリングを受けた方が良い場合
お子様のことで悩みや課題がある場合は、お子様自身が自分の抱えている問題を改善したいという意思を表していて、その上でカウンセリングを受けたいという気持ちがあるのなら一緒に来て下さい。
あるいは、カウンセリングを受けることを望んでいるわけではないが、提案をしたら強い抵抗を示すことはなかったという場合も一緒に来て頂ければ良いかと思います。
お子様がカウンセリングに来られる場合は、2回目以降のカウンセリングは相談内容や状況によってはご家族の方も一緒にカウンセリングを受けていただくことや親御様が主体でカウンセリングを受けていただくことを提案させていただくこともあります。
親がカウンセリングを受けた方が良い場合
お子様が、カウンセリングに行くことに対して難色を示しているという場合はやお子様自身が自分の抱えている問題に無自覚、無関心な場合は、お子様のことで悩んでおられる親御様が相談に来て下さい。
家族の悩みの場合、その家族の中にある問題に対し、一番自覚が合って、改善したいという意思のある方が最初に来て頂く事が望ましいと言えます。
例えば、それがお母さんの場合は、カウンセリングでお母さんの心境に変化が生まれたり、知識を得たことがご家族の心理に何らかの影響を与えていきますので、
その結果として本当に相談に来るべき方もカウンセリングを受けてみようという気持ちになられることがあります。
お子様のことはもちろん、夫婦関係の事などご家族のことでお悩みの方は、その人自身の悩みでなくても相談にお越し下さい。
家族カウンセリングとコンサルテーション
ご家族でカウンセリングを受けていただく場合、親子一緒にカウンセリングルームに入っていただくこともあれば、別々に入ってカウンセリングを受けていただくこともあります。
また、子と親で別の日に来談していただくこともあります。
その都度どのようにしてカウンセリングを受けるかは、お子様、親御様の要望、そしてカウンセラーの提案などによって決めていきます。
家族のカウンセリングでは、家族というシステムの変化が子供が抱える悩みの解決につながるという見方をして、子供と並行して親のカウンセリングを行ったり、子供はカウンセリグを受けない場合でも親のカウンセリングを継続してもらうことを提案することがあります。
コンサルテーションとは
子供が抱える問題について親がカウンセリングを受ける場合、カウンセラーから親へのアプローチをコンサルテーションと言います。
その家族のシステムがどのように変われば、子供にどんな心理的影響があり、子供の抱えている問題の改善につながるのかということをお伝えしていきます。
子供が何か問題を抱えているという場合は、コンサルテーションを受けることも含めてカウンセリングの活用を考えてみてください。