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2022/07/16
心理検査・テスト
その他

WAIS−IV(ウェクスラー式成人知能検査)の説明





WAIS−IV(ウェクスラー式成人知能検査)の特徴

WAIS−IVとは、知能を測定する検査で日本語ではウェクスラー式成人知能検査と言います。
この検査は、デビット・ウェクスラー(1896〜1981)という心理学者が開発したものです。
ちなみにウェクスラー式知能検査は、WAIS以外にもWISCという児童向けのもの、WPPSIという幼児向けのものもあります。
弊社では、成人向けのWAISのみ受験することができます。

知能指数は、英語に訳すと Intelligence Quotientとなりますが、一般的にはこれを略してIQと呼んでいます。
IQが高いということは知能指数が高いということなので、頭の良い人というイメージを持っている人が多いと思います。

WAIS−IVを受けると、知能が総合的な数値、4つの領域別の数値、さらに詳細な数値として測定され、その結果を所見としてまとめて受検者に伝えられます。
検査をする4つの項目には、言語理解、知覚統合、ワーキングメモリー、処理速度があります。

弊社でWAIS−IVを受けて頂いた方には、受検者には、総合的な数値と4つの領域の数値、そして所見をお伝えしています。
より詳細な数値は、テストの性質上受検者に伝えず、所見の中に文章にして伝えることになっています。

では、4つの項目について簡単に説明致します。

言語理解(VCI)

語彙力や説明する力を表す指標です。
この指標の数値が高い人は、コミュニケーションに長けています。
言語理解の中には、育った環境や経験の影響のよって身に付く結晶性知能も含まれています。

知覚推理(PRI)

目から取得した情報をもとに論理的に考察する力を図る指標です。
新しい情報への適応力である流動性知能が高い人は、知覚推理の数値も高い傾向があります。
論理的思考が素早くできるかどうかもこの指標が関係しています。

ワーキングメモリー(WMI)

聴覚によって得た情報を短時間記憶しておくための力です。
また、その情報を保持しながら試行することができる能力でもあります。
その指標の数値が高い人は、短時間の集中力が高い傾向があります。

処理速度(PSI)

単純作業を素早く正確に行う力を表す指標です。
単純作業が得意な人はこの指標が高い傾向があります。

WAIS−IVを受けてみたいという方へ

WAISの説明を読んで、自分も受けてみたいと思われた場合はご連絡下さい。
WAISの実施は、弊社のカウンセリングルーム内で行っています。
受験希望者には予約を取って、予定の時間に弊社にお越し頂いて検査を受けて頂きます。

下記は、WAISの受験に必要な情報をまとめているので、受検を希望される方はご確認下さい。

WAIS−Wの活用のタイミング

弊社の中では、以下のような理由でWAISを実施しています。

WAIS−Wを受けてみたいという依頼があった時

ホームページを見て知能検査を受けてみたいという依頼があった時、カウンセリングを受けている方から一度検査を受けてみたいと依頼があった時に実施しています。
クライエント様がWAISを受けたいと思われる理由は、自分のことをよく理解するための手掛かりにしたい、子供の頃から発達障害かもしれないと感じていた、などが多いです。

カウンセラーからWAIS−IVを受ける提案をした時

カウンセリングの経過の中で、カウンセラーからクライエント様にWAISを受けることを提案することがあります。
提案する目的は、自己理解を高めて生活の中での社会適応を促進するためです。
具体的な目的は、その人の相談内容によって違ってくるのですが、健康のための自己管理、感情や行動の制御、仕事のためなどです。
カウンセラーからは提案をするだけであり、検査の受検はクライエント様の判断にお任せてしているので、強く勧めることはありません。


WAIS−IVを受けると何がわかるのか

WAISを受けることによって自分の知能指数が数字として測定されます。
ただ、ウェクスラー式知能検査は、測定された数値によって何かを断定できるというものではありません。
知能指数が明らかになることで、自分の得意な作業や優位な能力、苦手な作業や劣位な能力はある程度分かりますが、生活の中では自分の能力を上手くいかせていないこともあれば、他の能力や経験によって低い能力を補っていることもあります。

WAISを受けてみたいという方にはあらかじめ頭に入れておいて頂きたいことは、WAISが人を断定的に評価できるものではなく、それを目的としたものでもないということです。
あくまで、より良い生活をするための手掛かりとして結果を活用するために受けて頂く検査だと思って頂ければ幸いです。

カウンセリングとWAIS−IVの関係

カウンセリングの中では、自分の感情や行動の傾向と知能指数を重ね合わせて考えてもらったり、自分が良く困ることや行き詰ること、悩むことと知能指数の関連性について考えてもらうことによって、相談内容となっている課題の解決を促していくためにWAISの結果を役立てています。

自分のことを数値化してみることは、自己理解を深めるためにも、自己制御力を高めるためにも有効です。
カウンセリングの目的は、クライエント様の悩みの解決とより良い生活の実現ですので、心理検査もそれを目的として実施しています。

WAIS−IVの申し込み方法と料金

WAISを受けてみたいという方は、心理検査一覧のページを確認して下さい。
そのページに検査に必要な時間、料金など、WAISを受検するにあたって知っておいて頂きたいことが書いてあります。


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