話し方教室に行き、カウンセリングが必要だと気付いた事例

話し方教室とカウンセリングの違い

話し方教室に行ってみたけど、カウンセリングを受けることにしたという人は年に数人はおられます。
そのような方達は、下記のような感想を頂いていることが多いです。

『話し方教室は、人とコミュニケーションを取ること自体に不安を感じている人は少ない。
もっとうまく話せるようになりたいという人が、専門家に技術を教えてもらう期待として話し方教室は有益だけど、自分のように人とコミュニケーションを取ること自体に不安を感じてしまい、話し掛けることや会話に混ざること自体が上手くできない人は、まずはカウンセリングを受けた方が良いのかもしれない。』

弊社に相談に来られた方が抱いた話し方教室とカウンセリングの違いに関する感想は、概ね間違っていないと思います。
話し方教室の講師の中には、コミュニケーションを取ることが不安な人に対しても丁寧に指導ができる人もおられると思いますが、話し方教室を復習の人が受講した場合に、コミュニケーションを取ること自体に心理的な負荷がないという人の割合が多かった場合、他人に話し掛けたり、会話に混ざることが苦手な人は場違いなところに来たと思ってしまうのは仕方がないことだと思います。

段階を踏んで他人と会話できるようになればいい

自分のコミュニケーションの課題を解決したいという人がいた場合、その課題がコミュニケーションを取ることによって生じる心理的な負荷であるという場合と相手に自分の思を上手く伝えたり、相手との関係性を良くするための技術が不足しているという場合では、解決のために選ぶ選択肢が違うのは当然です。

コミュニケーションで解決したい課題があるという場合に大切なことは、自分の課題に合った解決方法を選択することです。
コミュニケーションを取ることに不安や戸惑いがあるという心理的な負荷が課題だという人は、カウンセラーと１対１で話ができるカウンセリングから始めるのが良いと思います。

カウンセリングであれば、自分のペースで話を聴いてもらえる、現在の心理状態に配慮して質問やアドバイスをしてもらえるという点で、安心して話をして頂くことができると思います。
カウンセリングを受けることによって、１対１のコミュニケーションには慣れてきて自信もついたという場合、その上で話し方の技術を学びたい、複数人の会話にも慣れておきたいという場合は、次のステップとして話し方教室を選択するのも良いと思います。

人と話すことに不安を感じる方のカウンセリング

自分は人と話をすることに不安を感じるという方は、安心できる環境でゆっくりとコミュニケーションに慣れていくことが望ましいと言えます。
カウンセリングには、他人と話をすることに下記のような不安を抱えた方が相談に来られています。

• 会話の中で自分が話し始めるタイミングがわからない
• 相手に自分がどう思われているのか不安で言葉が出てこない
• 相手に嫌われたくないという不安が強くて本音が言えない
• 会話の後に余計なことを言ったのではないかと不安になる
• 話したいけど何を話せばいいかわからない
• 空気が読めない発言をして場をしらけさせてしまう
• 自分の話がつまらなくて誰も興味を持ってくれないと思ってしまう
• 沈黙の時間ができると居たたまれない気持ちになる

カウンセリングの進め方は、上記のどのような不安を持っておられるかによって違いがあるので、カウンセリングを受けられる際には自分がどのようなことで困っているのかを教えて下さい。
人によっては複数の不安を抱えている方もおられると思います。
上記以外の悩みを抱えている方もおられるでしょう。

カウンセラーは、あなたの抱えておられる課題をよく理解するためにしっかりと話を聴かせて頂きます。
抱えている課題によって解決の方向性にも違いが出てくるので、コミュニケーションに課題があると感じておられる方は多くの相談に対応してきたカウンセラーに相談して頂ければと思います。

カウンセリングは、あなたが抱えておられるコミュニケーションの心理的課題の解決を目指すための手段です。
学校生活、職場、夫婦関係など、コミュニケーションはさまざまな場面で活用しているものなので、あなたの人生がより良くなるようカウンセラーがサポートいたします。