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2020/10/04
相談事例
ストレス,パニック障害

叫びたくなるのはストレスが限界に達したサイン

脳がストレスに耐え切れなくなると叫びたくなる

人間の脳は、ストレスが掛かると防衛反応が生じます。
防衛反応の出方はさまざまですが、人によってはストレスに耐え続けるという防衛反応が出る人がいて、その場合はストレスを受け続けていると耐え続けることが難しくなってきます。
そんな時に表れるのが叫びたくなる衝動です。

この記事を読むきっかけが、最近叫びたくなる衝動があるという場合や実際に叫んでしまったという方は、ストレスに対する対処が必要な状態である可能性が高いです。
自分の状態を自覚して、ストレスに対して適した対策を行うことができるようになるために、まずは下記の内容を読んで自分の状態と当てはめて考えてみて下さい。

叫ぶという防衛反応

ストレスを受けているということは、嫌なことや困ったこと、プレッシャーの高まることが起きている状態であったり、危機を予測している状態です。
生活の中でそのような状態が続いていると、ストレスが蓄積して行って脳は常に危機を感じているような状態になります。

一度に大きなストレスを受ける場合も脳はダメージを負いますが、じわじわと蓄積していくストレスも脳の働きを不安定にさせます。
ストレス原因によっては、常にストレスを受け続けている状態が続くので、その状態から脱したくなる時に叫びたい衝動が襲ってくるのです。


例えば、仕事でネチネチと嫌味を言ったり、嫌がらせのような指示をしてくる上司、過度な労働の負荷を求めてくる上司がいる職場で働いている場合、職場にいる時は常にストレスを感じていて、家に帰っても上司のことが気になってストレスを感じているので、脳の働きがストレスの処理に追い付かなくなってしまいます。

そのような状態だと、脳が蓄積したストレスを一気に処理するために叫ぶという選択を取ろうとして叫びたい衝動が起きるのです。
これは、ストレスが溜まりすぎて限界だという表れでもあります。

叫んだ時に脳内で起きていること

大きな叫び声をあげると脳の中では一時的にアドレナリンが増加しています。
この一気に増加したアドレナリンが減少して、脳が通常の働きに戻ろうとする過程で落ち着きを感じ冷静さを取り戻していきます。
叫んだ後に気持ちの落ち着きが感じられるのは、脳内でこのような働きが起きているからなんです。

また、別の表現で説明すると、叫びたいという気持ちになっている時は、ストレスの蓄積によって脳がパニックになっています。
このパニック状態は叫ぶことになって一旦は落ち着くため、脳はパニックになっている時に叫びたい気持ちになりやすいのです。

叫びたいほどのパニックになっている時は、その場に居たたまれないと思うような気持になり、自分がその場にいることに違和感感じて逃げ出したくなることもあります。
叫びたい衝動を感じると同時にその場から逃げ出したいような気持になっているという場合は、ストレスレベルも高い可能性があります。

叫びたい衝動が生まれやすい人の特徴

ストレスが蓄積した時に叫びたい衝動を感じる傾向の高い人にはいくつかの特徴があります。
自分が下記の特徴に当てはまっていると感じる人は、日頃からストレスの発散をするように心掛けることで叫びたい衝動が生まれることを予防できます。
叫びたい気分になることがあるという方は、下記の特徴が自分に当てはまらないかチェックしてみて下さい。

不安がりで神経質

叫びたい気持ちになる人は、不安がりで神経質でいつも何か起きるのではないかと先回りをして心配をしている傾向があります。
不安や恐怖というのは、脳を刺激して神経の働きを過敏にします。

それは、人間を含む動物の脳は、自分の命を守ることを優先に働く性質を備えているため、不安や恐怖を感じると危険なことに対処できる準備をしようとするため、神経の働きが過敏になるのです。

他人に気を使いすぎる

上記のような特徴に加えて、他人に気をつかいすぎてしまうという傾向もあるため、不安や恐怖を感じていたり、不満を抱えていても他人に遠慮して助けを求めたり、話を聴いてもらったりしません。
ストレスを抱えていても我慢し続けてしまう傾向があります。

優柔不断

さらに優柔不断という特徴も持っています。
自分が今何をすべきか、何をしないべきかということ優先順位を整理して、抱えている問題を処理していくことが苦手です。
優柔不断な性格は、自分が行う行動を選択することが苦手なだけでなく、不安に対しても自分が決断した選択によって結果が悪くても仕方がないと腹をくくれないということにもつながるので、不安を抱え続けることになってしまうのです。

カウンセリングはストレスコントロールの手段

叫びたい衝動に駆られることがあるという人は、ストレスを上手くコントロールできるようになる必要があります。
そのためにカウンセリングを受けて欲しいのですが、カウンセリングを受けること自体がストレスコントロールになりますし、ストレスコントロールの方法を身につけるきっかけにもなります。

カウンセリングは、ストレスの解消と同時に対処方法を身につけることができる方法だと言えます。

特に叫びたいほどのストレスが蓄積している理由が、職場の人間関係、親子関係、夫婦関係など、毎日会う人と関係であった場合は、ストレスを解消するだけでなく、同じレベルのストレスを受けなくても良い環境を作るためにはストレス原因に対するアプローチ方法を身につけなければなりません。
その手段としてカウンセリングは非常に適しています。

カウンセリングの目的はストレス解消とストレス耐性の強化

カウンセリングでは、気持ちを遠慮なく吐き出して頂き、今あるストレスの解消を目的としています。

遠慮なく自分の思いを話している時は、脳は軽い興奮状態になります。
叫ぶよりは緩やかな興奮ですが、1時間ほど話をすれば興奮状態を続けることになるので、その間に脳が興奮して鎮まるという過程をたどります。
その結果、少し気持ちが落ち着いてきた、楽になったという感覚を得ることができるのです。

また、カウンセリングでは、ストレスが生じている原因に対してどのように対応していくかをカウンセラーが一緒に考えてくれます。
カウンセラーは、たくさんの人の事例に対応してきているので、しっかりと話を聴かせて頂いた上でストレス耐性を高めるためのアドバイスも致します。

現在、叫びたい衝動を感じることが多いという方は、一度カウンセラーに相談して下さい。
ストレスの原因が明確は方は、その理由を思いのままにカウンセラーに話して頂ければと思います。
ストレスの原因が良くわからないけど、叫びたい気持ちになることがあるという方は、カウンセラーがお話をお聴きして原因を考えるところからサポートいたします。



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