パニック障害と叫びたい衝動

パニック障害の人の何割かが悩まされている感覚の一つが、

急に叫びたい衝動に襲われる!!

というものです。
なぜ、パニック障害の人が叫びたい衝動という共通した悩みを抱えているので
しょうか。
それは、パニック障害になりやすい人の特徴が関係しています。

 

不安がりで神経質

パニック障害になる人は、不安がりで神経質でいつも何か起きるのではないか
と先回りをして心配をしている傾向があります。
不安や恐怖というのは、脳を刺激して神経の働きを過敏にします。

それは、人間を含む動物の脳は、自分の命を守ることを優先に働く性質を備えて
いるため、不安や恐怖を感じると危険なことに対処できる準備をしようとする
ため、神経の働きが過敏になるのです。

他人に気を使いすぎる

上記のような特徴に加えて、他人に気をつかいすぎてしまうという傾向もある
ため、不安や恐怖を感じていたり、不満を抱えていても他人に遠慮して助けを
求めたり、話を聴いてもらったりしません。

優柔不断

さらに優柔不断という特徴も持っています。
自分が今何をすべきか、何をしないべきかということ優先順位を整理して、
抱えている問題を処理していくことが苦手です。

 

上記のような特徴を持っている人は、仕事や人間関係で心理的負荷を受け
続けると、脳のストレスの処理、ストレス原因への対処や回避などが上手く
できずに脳が負担を負ったままになります。
その結果、強引にストレスから逃れる方法として衝動的な行動として選択
するのが【叫ぶ】という行動なのです。

 

叫ぶと気持ちが落ち着くことがある

実は叫ぶということは、脳内のアドレナリンを活性化する効果があり、
叫ぶことで脳のパフォーマンスが上がるのです。
叫びたい衝動というのは、人間が自分の意思決定によって対処できない
問題やストレスを強引に処理するための方法でもあるのです。

叫ぶことで一旦はアドレナリンを増加させ、それが落ち着いていく
過程の中で、気持ちが鎮まる感覚が生まれて我に返ることができるため
脳は自己防衛の手段として叫ぶという選択をしようとするのです。

しかし、日常生活の中で安易に叫ぶことは難しいため、叫びたい衝動が
生まれることも悩みとなるのです。
叫びたくなったら遠慮なく叫んでいいのであれば、叫びたい衝動を感じ
ても困りませんが、叫びたくても叫べないからこそ困るのです。

 

叫ぶ代わりに話を聴いてもらう

叫びたい衝動に駆られることがあるという人は、カウンセリングを受ける
ことをおすすめします。
叫ぶ代わりに自分の心に中にたまったさまざまな思いをすべて吐き出して
しまいましょう。

遠慮なく自分の思いを話している時は、脳は軽い興奮状態になります。
叫ぶよりは緩やかな興奮ですが、1時間ほど話をすれば興奮状態を続ける
ことになるので、その間に脳が興奮して鎮まるという過程をたどります。
その結果、少し気持ちが落ち着いてきた、楽になったという感覚を得る
ことができるのです。

叫びたい衝動を感じるということは、日ごろ上手くストレスのケアが
出来ていなかったり、不満を感じる状態が続いている可能性があるので、
無理をせず話を聴いてもらう時間を作って下さい。

パニック障害とカウンセリング

 

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