心の悩みの相談は大阪のAXIAへ
- 2024/11/28
- カウンセラーのブログ
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その他
やさしい社会を目指して私たちができること
この記事は、人が抱えている心の傷とそれから生じる心理的課題の克服を妨げ、新たな心理的な負荷を生じさせるハラスメントという問題、そしてハラスメントという形で他人から人生を害されないやさしい社会を目指して私たちができる取り組みへの提案として書いています。
心の傷とカウンセリング
カウンセリングには、さまざまな理由で心が傷つけられた方が来られます。
もちろん心に傷を抱えた方のみがカウンセリングに来られているわけではなく、それ以外の相談に対してもカウンセリングは適応できますが、心の傷に悩まされて相談に訪れる方の割合は多いと言えます。
もちろん心に傷を抱えた方のみがカウンセリングに来られているわけではなく、それ以外の相談に対してもカウンセリングは適応できますが、心の傷に悩まされて相談に訪れる方の割合は多いと言えます。
親子関係、学校生活、仕事、突発的な出来事など心が傷つく理由は人それぞれですが、共通して言えることは傷ついた心を癒すことは簡単ではないということです。
時間とともに癒えていけばいいのですが、時間が経過しても心の傷が本人の心の状態、健康に影響を及ぼし、社会生活を送る妨げになってしまうことがあるため、その状態をどうにかしたいという思いでカウンセリングを求める方がおられるのです。
時間とともに癒えていけばいいのですが、時間が経過しても心の傷が本人の心の状態、健康に影響を及ぼし、社会生活を送る妨げになってしまうことがあるため、その状態をどうにかしたいという思いでカウンセリングを求める方がおられるのです。
経験によって得られるカウンセラーの見解
心の何らかの傷を抱えた方の相談を受けてきた中で感じていることは、カウンセリングをきっかけに人生を少しずつ良くしていく人達がいるということです。心の傷は、さまざまな問題として表面化していますが、カウンセリングを受けた人達はその影響をコントロールする力を養い、問題を克服していく姿を何度も見ています。
主には以下のような事例があります。
- 人に嫌われることを恐れて人間関係を上手く築けなかった人が、対人関係の中で自己表現ができるようになって相手との関係性を築いていけるようになる。
- 恋愛でパートナーが浮気をしていないか不安になって疑うような言葉を投げかけてばかりいたが、相手を信じられるようになった。
- 買い物やギャンブル、過食などに依存をしていたが、そんなことをしなくても自分の心を落ち着けることができるようになった。
- 親に意見が言えずに要望を受け入れてばかりいたが、自分の意見を言えるようになり親との距離感を取れるようになった。
- リストカットなど自分を傷つけてしまう行為を行っていたが、それをせずに自分の気持ちを安定させることができるようになった。
そこに私たちカウンセラーの手助けはありますが、それ以上にクライエント様が自分自身のことを諦めずに向き合った結果だと感じています。
経験によって得られるカウンセラーの見解
ただ、カウンセリングを通じて心の傷と向き合って乗り越えていくことは簡単なことではありません。特に日常生活の中では、もともと持っていた心の課題だけでなく、他人から受けるハラスメントによって心が弱ってしまうことがあるからです。
自分が抱えている問題と向き合い、それを克服しようと取り組んでいても、他人から受ける言動によって心の傷を広げられてしまう人もカウンセリングの中で見てきています。
ハラスメントという新たな心理的ストレス
心に傷を抱えている人のカウンセリングを行っていると、もともと抱えている心理的課題がある上に生活の中でハラスメントと言える行為を受けて心が大きなダメージを受けてしまう人がいます。カウンセラーの視点から言えることは、このハラスメントがカウンセリングを受け始めた方の大きな負担になっているということです。
心の傷の中には、親子関係や学校生活で心が未発達の時に受けたものがあり、その時は本人が自分の意思でそれを克服するための選択肢を取ることは難しいのですが、大人になってからその傷と向き合っていこうとしている人がいます。
私は、ハラスメントがそんな人達の妨げになっているという点からもハラスメントに潜む問題だと思っています。
ハラスメントは人生の妨害行為
本人の自覚の有無によって取り組む必要性に気づいていない人はいたとしても、誰もが人生で取り組むべき課題を持っているでしょう。ハラスメントは、その課題に気づいて取り組んでいる人に横から邪魔をする行為であり、さらに大きな心理的ストレスを負わせるものです。
ハラスメントは、『人に対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為』と言われていますが、これは何もないところに負荷をかけているということは少なく、ハラスメントの被害者がすでに取り組んでいる人生の問題に横やりを入れるような形で負荷を与えていることが多いです。
例えば、親子関係の影響で対人関係に不安を持っている人に対して上司が理不尽な仕事の要求をする、過去に性的な怖い体験をした人が職場でセクハラに合う、親から激しい恫喝を受けて育った人が仕事で顧客から理不尽かつ激しい言動のクレームを受けるなどです。
このような体験は、すでに抱えている心の課題にさらに大きな負荷をかけることになります。
中には後戻りを通り越してさらに大きな心のダメージを負ってしまう人もいます。
そして、そのハラスメントが生じやすい環境の1つが職場であり、カウンセリングで後戻りをしてしまう人の多くは仕事でハラスメントを受けたことがきっかけとなっています。
しかし、私達カウンセラーが支援できるのはカウンセリングという機会だけというジレンマがあります。
そんな中で出会った資格が雇用クリーンプランナーです。
この資格は、職場のハラスメントと労働トラブルを予防するという目的で作られたもので、当社が行っている心理支援の延長線上にある取り組みだと感じました。
そこで雇用クリーンプランナーの講座を運営している協会の方と話をさせていただき、この資格の普及を手伝わせていただくことになりました。
カウンセラーは、問題が生じた後に対応することが多いので、社会の中にはその前段階の予防という支援ができる専門家の存在することが望ましいと思っています。
食生活や睡眠といった健康管理であれば自身で行うことが可能ですが、人間関係によって生じるストレスから引き起こされる健康被害は本人が気を付けているだけでは予防することが難しいでしょう。
そのため企業であれば雇用クリーンプランナーというハラスメントと労働トラブルに対応できる専門家が、予防や解決のために活動することによってハラスメントによる心の健康被害を受ける人が減ると思うのです。
その上にハラスメントによる攻撃を受けることは人生の生き苦しさが増すばかりです。
自分が抱えている心の傷や悩みがあるように他人も何らしらの問題を抱えていることを想像して、お互いを思いやれる人間関係が多くの職場に生まれることが望ましいと考えています。
社会に出て何らかの仕事に就く人が大半ですので、その環境の中で新たな心の傷を受けるのではなく、働きながら自分自身の人生と向き合い、考えていくことができるような社会になってほしいと思います。
現実は、自分がもともと抱えている問題をハラスメントという別の刺激を受けて悩みが大きくなったり、複雑になったりしている人は少なくありません。
そのようなことが無くなるようにお互いを思いやれるやさしい社会の実現に貢献できる資格が雇用クリーンプランナーです。
公認心理師という心理的課題に対してアプローチができる専門家だけでなく、職場の中で日常的にハラスメントや労働トラブルと向き合って対応できる雇用クリーンプランナーという存在がいて、公認心理師と雇用クリーンプランナーが連携してハラスメントのない職場づくりに取り組む形が多くの企業や団体で実現してほしいと思います。
もし、この記事を読んで自分もハラスメントという理不尽な攻撃で苦しむ人を無くしていくことに貢献したいという方は、ぜひ雇用クリーンプランナーの取得を目指して欲しいと思います。
ハラスメントは、『人に対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為』と言われていますが、これは何もないところに負荷をかけているということは少なく、ハラスメントの被害者がすでに取り組んでいる人生の問題に横やりを入れるような形で負荷を与えていることが多いです。
例えば、親子関係の影響で対人関係に不安を持っている人に対して上司が理不尽な仕事の要求をする、過去に性的な怖い体験をした人が職場でセクハラに合う、親から激しい恫喝を受けて育った人が仕事で顧客から理不尽かつ激しい言動のクレームを受けるなどです。
このような体験は、すでに抱えている心の課題にさらに大きな負荷をかけることになります。
カウンセリングの経過の中で生じる後戻り
上記のようなハラスメント体験は、カウンセリングを通じて自分の心理的課題を克服しようとしている人にとっては状態を後戻りさせてしまうきっかけとなってしまいます。中には後戻りを通り越してさらに大きな心のダメージを負ってしまう人もいます。
そして、そのハラスメントが生じやすい環境の1つが職場であり、カウンセリングで後戻りをしてしまう人の多くは仕事でハラスメントを受けたことがきっかけとなっています。
職場のハラスメントに対するアプローチ
私達はカウンセリングを行う中で、職場の中で生じるハラスメントがカウンセリングに取り組んでいる人達にとって妨げとなることを感じています。しかし、私達カウンセラーが支援できるのはカウンセリングという機会だけというジレンマがあります。
そんな中で出会った資格が雇用クリーンプランナーです。
この資格は、職場のハラスメントと労働トラブルを予防するという目的で作られたもので、当社が行っている心理支援の延長線上にある取り組みだと感じました。
そこで雇用クリーンプランナーの講座を運営している協会の方と話をさせていただき、この資格の普及を手伝わせていただくことになりました。
職場で行われる心理支援
私は、雇用クリーンプランナーを取得する人が増えその方達が企業の中で活躍することは、職場の中で生じるハラスメントと労働トラブルによってストレスを抱える人が減ると考えています。カウンセラーは、問題が生じた後に対応することが多いので、社会の中にはその前段階の予防という支援ができる専門家の存在することが望ましいと思っています。
食生活や睡眠といった健康管理であれば自身で行うことが可能ですが、人間関係によって生じるストレスから引き起こされる健康被害は本人が気を付けているだけでは予防することが難しいでしょう。
そのため企業であれば雇用クリーンプランナーというハラスメントと労働トラブルに対応できる専門家が、予防や解決のために活動することによってハラスメントによる心の健康被害を受ける人が減ると思うのです。
お互いに配慮できるやさしい社会の実現に向けて
私達は誰もが多少なりとも心理的な課題を抱えて生きています。その上にハラスメントによる攻撃を受けることは人生の生き苦しさが増すばかりです。
自分が抱えている心の傷や悩みがあるように他人も何らしらの問題を抱えていることを想像して、お互いを思いやれる人間関係が多くの職場に生まれることが望ましいと考えています。
社会に出て何らかの仕事に就く人が大半ですので、その環境の中で新たな心の傷を受けるのではなく、働きながら自分自身の人生と向き合い、考えていくことができるような社会になってほしいと思います。
現実は、自分がもともと抱えている問題をハラスメントという別の刺激を受けて悩みが大きくなったり、複雑になったりしている人は少なくありません。
そのようなことが無くなるようにお互いを思いやれるやさしい社会の実現に貢献できる資格が雇用クリーンプランナーです。
公認心理師という心理的課題に対してアプローチができる専門家だけでなく、職場の中で日常的にハラスメントや労働トラブルと向き合って対応できる雇用クリーンプランナーという存在がいて、公認心理師と雇用クリーンプランナーが連携してハラスメントのない職場づくりに取り組む形が多くの企業や団体で実現してほしいと思います。
もし、この記事を読んで自分もハラスメントという理不尽な攻撃で苦しむ人を無くしていくことに貢献したいという方は、ぜひ雇用クリーンプランナーの取得を目指して欲しいと思います。
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