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2024/02/17
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傾聴力を活かして仕事がしたい



『傾聴力を身につけたい』と考えている人や『自分は傾聴力ががあるのではないか』と感じて仕事をしている人に向けて記事を書きました。
傾聴力はコミュニケーションスキルの1つです。
人は自分の能力を活用して仕事をすることで自己効力感が高まります。

傾聴力が高い人は、それを活かすことができる機会が多いほど仕事の満足度は高まると言えるでしょう。
この記事では傾聴力を活かせる機会を増やすための方法も紹介しているので最後まで読んでみてください。

傾聴力とは

傾聴とはどういうものかというと、それは傾聴という感じに答えが表されています。
『聴』いう字は、『耳』と『目』と『心』と『+(足す)』に分けることができます。
傾聴というのは、『目』と『心』を足して相手の話に耳を傾けることなのです。
相手の話を耳で聞きながら、目で表情やしぐさなどの非言語情報を受け止めること、相手に温かい関心を向けることが傾聴であると言えます。

傾聴ができている人には話しやすい

他人と会話をしている時に相手が自分に目を向けてくれない、適当に返事や相槌をしていると話を聴いてもらえていないと感じて、話しにくく感じるでしょう。
傾聴ができている人は、相手に柔らかい視線を向けて、相槌や適度な質問をして話に関心があることを示してくれるので話しやすく、スムーズに話せるだけでなく、話しながら思考が整理されていきます。

もしあなたと話していると相手がどんどん自分のことを話してくれたり、話を聴いた後にお礼を言われることがあるのなら、それは相手の話に耳だけでなく目と心を傾けて聴くことができている可能性があります。
上記のことから考えると、傾聴力というのは耳と目と心を相手に傾けて相手の話を促進させ、思考の整理、感情の安定を促すことができる能力だと言えると思います。

傾聴の効果

傾聴力がある人が職場にいることはとても有益だと言えますが、それは傾聴が以下のような効果をもたらすからです。

感情と思考の整理

仕事をしていると少なからず感情的になったり、悩んだり迷ったりして判断ができなくなったりすることがあります。
これは経験の浅い社員だけでなく、管理職の人にも起こりうることです。
しかし、職場に傾聴ができる人がいると上記のような状態にある人が「少し話を聴いて」、「ちょっと意見を聴かせてほしい」という感じで相談をした時、自分の感情や思考が整理されるでしょう。
また、職場でパワハラやセクハラのような問題が生じた時に問題を過剰に大きくしないためにも感情と思考の整理は必要で、そのために当事者の話を傾聴してくれる人材がいることは望ましいと言えます。

行動の効率化

傾聴してもらって感情と思考が整理されるとその影響は当然行動に現れます。
他人と接する時の態度が良くなる人、やるべきことに素早く手を付けることができる人、ミスを恐れずに仕事ができるようになる人などが出てきて職場全体の人の行動が変われば、組織として効率的な働きができるようになるでしょう。
また行動がよくなるということは、ハラスメントなどのトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

信頼関係の向上

傾聴をすると話を聴いてもらう側と聴く側との間で信頼関係が増加します。
これをバディ効果というのですが、信頼関係がある人が職場にいることは安心して働くことができることにつながります。
まず2人の人の間で信頼関係が高まれば、職場に心理的に安定した人が増えて少しずつその輪が広まっていきます。
この人がいるだけで職場の雰囲気が安定するという人がいますが、その人は上手く人の話を傾聴することができているのかもしれません。

傾聴力のある人材が育つ職場

傾聴には職場にさまざまな効果をもたらしてくれますが、傾聴ができる人の職場への貢献度を確認することは難しいと言えます。
その人の貢献度がわかるタイミングの多くは、傾聴ができる人が別の部署に移ったり会社を辞めた時であることも少なくありません。
なぜかあの人がいなくなったら人間関係がギスギスし始めたということやその職場で働く安心度が低下したという形で貢献度が表れることがあります。

しかし、職場の中で周囲の人の話を傾聴できる人がいなくなるのは大きな痛手です。
最初から管理職が傾聴の価値に気づいていたり、傾聴ができる人が職場に与えている貢献度を自覚できていればその人材の流出を増えぐことができるかも知れません。

傾聴できる人の特徴

誰が傾聴力が高いのか、その人がいることで職場にどのような影響があるのかというのはわかりにくいと思いますが、以下のようなポイントに注意を払って職場を観察してもらえば傾聴できる人と職場に生じている効果が見えてきます。

  • いつ誰と話していても朗らかにしていて相手も自然と笑顔になっている
  • 他の人が接しにくいと思っている人とも上手く関係性を気づいている
  • 傾聴ができている人に対しては他の従業員が好意的に接している
  • 精神的に不安定になった人がいつのまにか気持ちを切り替えて働いている
  • 管理職である自分もその人が職場にいてくれると安心できる


傾聴というのはコミュニケーションスキルなので、上手に傾聴するということは誰にでもすぐにできるようになることではありません。
だからこそ傾聴ができる人は貴重です。
管理職は貴重な人材がいることを見逃さないことが大切ですし、傾聴力が高い人は自分の能力や職場に与えている影響に自覚を持てることが望ましいです。

傾聴力を活かせる環境と資格

自分はある程度傾聴力があると感じていて、管理職にも傾聴ができることを認知されているのなら、あとはその力を活かせる仕組みがあることが望ましいと言えます。
その仕組みとは、厚生労働省が企業に設置を義務づけているハラスメント相談窓口です。

ハラスメント相談窓口の担当者を行うことによって人の切実な悩みに対応する機会が増えます。
これは誰にでもできるわけではありませんが、企業としては設置する以上はしっかりと対応できる人に任せる必要があります。
大企業なら人事部の中でハラスメント相談窓口に仕事の比重を置いて担当する人もいると思いますが、中小企業であれば他の業務と兼務ということもあるかもしれません。

自分が所属している職場の中で自分の傾聴力を発揮して一緒に働く人の力になりたい、会社を良くしたいと思っている人がおられるのであればハラスメント相談窓口を担当することは良い選択しだと思います。

今は、この窓口を担当するために必要な知識が学べる資格講座もできています。
資格を持っていれば、傾聴力のある人なら名実ともにハラスメント担当窓口に自分がふさわしいということをアピールできるでしょう。
そのための資格とは雇用クリーンプランナーというものです。

傾聴力を活かす雇用クリーンプランナーという資格

傾聴ができる人の中には、自分の存在が職場に好影響を与えていることに何となく気付いている人もいると思います。
今、この記事を読んで頂いている方の中にも自分は目立たない形だけど職場の働きやすい雰囲気づくりに貢献できているような気がしているという人がいるのではないでしょうか。

自分はすでに傾聴力があることを感じていて、その力をもっと具体的に活かしていきたいという方には

上記のような方は、自分が人の相談を受ける立場であるということを示すことができる傾聴力を活かす機会が増えます。
傾聴力が必要な仕事の1つがカウンセリングですが、カウンセラーと名乗ることや公認心理師という資格を持っていることで人から相談を受ける機会が増えて傾聴力を活かすことができます。

企業の中では、一緒に働く人が誰かに相談したいと思った時に誰に相談して良いかわかりやすいということが相談を受ける機会の増加につながります。
そのために自分が相談に対応できる人材であることを企業にわかってもらうこと、従業員に相談をしても良い人だと認知してもらうことにつながる資格が雇用クリーンプランナーという資格です。

この資格を取得する際には、この資格が職場の中で発生する労働トラブルとハラスメントを予防したり解決することを目的としているため、職場でそれらの相談に対応できる知識を得ることができます。
職場で人から話を聴いてもらいたいと依頼を受けることが多い、自分と話すことで相手が落ち着いたり、安心したりしていると感じることが多いという方は、自分の持っている傾聴力と貢献度を分かりやすくするため、さらに傾聴力を活かしてやりがいを持って働くために雇用クリーンプランナーを取得してみませんか。



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