ブログ

心の悩みの相談は大阪のAXIAへ

2022/07/26
カウンセラーのブログ
その他

公認心理師を取って何が変わったのか

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
カウンセラーの衣川竜也です。

先日、第5回の公認心理師試験が終わりました。
今回までの試験では経過措置が取られており、私のような実務経験が5年以上ある者は5回目の試験までは受験をすることができました。
6回目からは、経過措置として設けられた受験資格で受けることはできなくなり、正規の受験資格を持つ人のみが公認心理師試験を受けることができるようになります。

公認心理師の取得と仕事の変化

私は第4回の公認心理師試験を受け、去年の11月に資格を取得しました。
現在は、資格取得から8カ月が過ぎましたが、今回の記事では資格を取得したことによって何が変わったのかということをお伝えしたいと思います。
あくまで私個人のケースなので、公認心理師を取得した人全てに当てはまる内容ではありませんが、公認心理師の活動の一例として参考にして頂ければと思います。

公認心理師を取得する前の活動

まず比較する情報として公認心理師を取得する前の状況をお伝えします。

私は、公認心理師試験を受ける段階でカウンセラーとして13年の実務経験があり、カウンセリングを始める前に取得した資格は、民間資格で日本カウンセラー協会というところの認定資格です。
ちなみに公認心理師が誕生するまで、日本には心理職の国家資格は存在しておらず、全ての資格が民間資格でした。

13年間の実務経験は、私個人の臨床数は約8000件。(事務所全体では約14000件)
企業や団体が行っている研修会の講師、スポーツチームへのスポーツメンタル研修の講師を年に3~10回程度、3年間ほどだけ大学の非常勤講師も務めていました。
あとは心理学の知識を活かした企業の人材育成のコンサルティングなどの依頼を受けていました。

公認心理師を取得した後に変化していないこと

公認心理師の取得後は、臨床数に関しては取得前とそんなに変わっておらず、むしろ少し減っているくらいです。
理由は、今年の1月からカウンセラーを1名採用して、現在は公認心理師取得者が3名いるので、自分以外のカウンセラーに積極的に予約を回しているからです。

企業研修に関しても現時点ではそんなに増えておらず、スポーツチームへの研修は減っています。
これはコロナの影響が強く、サポートしているチームからもコロナ禍は直接コーチングやメンタルトレーニングの指導を受けづらいと言われています。

企業のコンサルティングは、元々そんなに件数は多くありませんが、今も継続して行っています。

公認心理師を取得した後に変化していること

自分自身が公認心理師を取得したこと、事務所も公認心理師が3名になったこともあり、企業向けのメンタルヘルス対策、ハラスメント対策のサービスに力を入れることにしました。
まだ準備段階で、そろそろ企業にDMを送るなどして広報活動をしていこうかと思っているところです。


公認心理師を取得して感じていること

私は、公認心理師を取る前から資格を取ったからといって大きく変わることはないだろうと思っていました。
なぜなら、カウンセラーとして仕事をしていくためには、どの資格を持っているかということよりも大切なことがあるからです。
この言葉を聞いて勘違いしないで欲しいのは、国家資格に価値がないということを言っているわけではなく、公認心理師を取得することの意義はあるけど、カウンセラーとして仕事が入り続けるようになるためにはもっと大切なことがあるということです。

公認心理師を取ったことによって、私個人や弊社のカウンセラーは仕事がやり易くなったと感じている部分はあります。
仕事としてやるべきことや守るべきことが変るわけではなく、仕事の量も資格の取得によって変動しているわけではありません。
やり易くなった部分というのは、国家資格を持っているということで早い段階からクライエントの信用を得ることができるようになった点です。

本当の信用は、資格ではなくカウンセラーとして取り組み方、仕事の姿勢、そして仕事の成果によって積み上げていくものですが、国家資格という印象の力は大きいのでその恩恵は多少あるなとも感じています。
ただ、これまでも資格によって仕事が得られていたわけではなく、これから先も資格があるから仕事を得られる保証があるわけではないので、結局は仕事としてしっかりとした体制を確立して利用して頂いた方に貢献するということを続けていくことが大切だと思っています。

公認心理師という資格に期待しすぎない方が良い

公認心理師の資格を取得して、今からカウンセラーとして活躍していきたい方には以下のことを心に留めておくと良いのではないかと思っています。

『公認心理師には何の力もないわけではないが、資格に過剰な期待をしない方が良い。』

心理職の人は、自分の知識や技術、資格を活かして仕事をしていきたいのなら、この記事に書いてある事実から目を背けないことが大切だと思います。
私自身が公認心理師を取得する前と取得してからで、仕事の量に関してはさほど変化がないのです。
もちろん、年々少しずつ仕事の依頼は増えていますが、それは決して資格の取得が要因ではありません。

自分が公認心理師として活躍したいと思った時、事実から目を背けてしまうと効果的な活動をすることは出来ないでしょう。
資格を取得するまでの努力は素晴らしいと思います。
大学院を出て得た受験資格もカウンセリングなどの心理支援を積み重ねた実務経験によって得た受験資格のどちらも努力なしでは得られるものでありません。
そして、資格試験の合格も努力なしでできるものではありません。

しかし、その努力によって資格を得た後には、公認心理師として活動していくための新たな努力が必要になるというのが現状です。
この現状に対しては、現時点では資格を持っている人がある程度は自分で切り開いていくしかないのです。
そのための努力を継続することは簡単ではありませんが、公認心理師という資格を活かして働きたいという思いを持っている人は頑張って欲しいと思っています。

私の活動が公認心理師取得者の人達にどれくらい参考になるかわかりませんが、何かの助けになるのならこの記事のように体験を書いていきたいと思います。








一覧に戻る