公認心理師の国家試験の感想と資格登録

今後の公認心理師試験は多少難しくなるのではないか

公認心理師試験の合格ラインは、３回目までは１３８点でしたが、４回目は合格基準の調整が入り１４５点になりました。
公認心理師試験について感想を述べているあるブログの記事には、おそらく公認心理師試験は合格率を６０％くらいにすることを目指していて、今回は試験を終えてみると１３８点だと６０％を優に超える人が合格する状態だったため、調整が入ったのではないかと書かれてありました。
実際に今回の合格率は５８％でした。

上記のことを踏まえると、今後の公認心理師試験は、大学で公認心理師試験の受験資格を取るためのカリキュラムを勉強してきた人の受験者数が増えてくるので、その上で合格率を６０％にしていくために試験の内容は難しくなるのではないかと思っています。
５回目の試験は、合格点がいくらになるか予想できませんが、試験を受けることを考えている方は１７０点くらいとれる実力をつけることを意識して勉強しておくと良いのではないかと思います。

資格取得後の課題

公認心理師に限ったことではありませんが、私は資格試験に合格した上で心に留めておくべきことがあると思っています。
これまでにも民間のカウンセラー資格を取得した時も何かの研修を受けた時も以下のように考えていました。

『資格は仕事をする上での能力や信頼を示す1つの基準ではあるが、プロとして仕事をしていくためには資格取得の際には学べない知識や技術を身につけていく必要がある』

私は、現在で１３年ほどカウンセラーとして仕事をしていますが、仕事をしていく上で大切なことは何を学び続け、それをどのように実践の場で活用していくかということが大切だと思っています。
知識を持っていても、それをクライエントの支援という形に落とし込めなければ意味がないので、カウンセラーとしての仕事の評価軸はクライエントの人生にどのように貢献できたかという点を重視しています。

今回、公認心理師試験に合格することができ、資格の登録申請を行っていますが、今後カウンセラーとして大切にしていきたいことはこれまでと変わりはありません。
公認心理師法に書かれていることは、これまでも意識してきたことなので、今後の課題は公認心理師という資格とカウンセリングが、良い形で社会に浸透するように活動していくことだと思っています。



公認心理師という資格