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2023/05/21
相談事例
依存症

ギャンブル依存症の回復と克服




ギャンブル依存症は間違った習慣が身についた状態

ギャンブルをしていて依存症と思われる状態になっている人は、ギャンブルをすることが習慣化していると言えます。
習慣化とは、特に意思の力を必要としなくても行動が起こせて、ある行動が生活の中に定着している状態です。
例えば、お風呂に入ったり歯を磨くという行動は私達の中で特に意思の力を必要としなくても行えますが、これはそれらの行動が習慣化しているからです。

清潔さや健康を保つための行動が習慣化するのは良いのですが、健康、財産、人間関係などに悪影響を生む行動が習慣化してしまうと困ります。
ギャンブルをすることが習慣化するということは、自分の時間とお金を浪費し続ける行動であるため習慣化することは望ましくありません。

ダメだとわかっていても止められない状態

ギャンブルをしていて依存症と思われる状態になっている人は、ギャンブルをすることが習慣化していると言えます。
習慣化とは、特に意思の力を必要としなくても行動が起こせて、ある行動が生活の中に定着している状態です。
ギャンブルをすることが習慣化してしまうとお金がどんどん減っていき、それを取り返そうと生活費を削ったり、借金をしてでもギャンブルをするようになります。

ギャンブルをすることで金銭的に追い込まれていくことは実感できているのに、ギャンブルで金銭的な問題をどうにかしようという状態は、依存症という観点から考えるとかなり悪化していると言えます。
頭ではギャンブルをすることが良くないとわかっていても、その思考をギャンブルをしたいという欲求が上回ってしまうようならギャンブル依存症です。

ストレスがギャンブルをする引き金になる

ギャンブルをすることが習慣化した状態というのは、ある刺激を受けるとギャンブルをしたい気持ちが高まるようになっています。
ある刺激とはストレスになるできごとなのですが、仕事や人間関係でストレスが溜まったり、ギャンブルに負けてお金が減ってストレスを感じるとギャンブルをすることによってストレスを発散しようしてしまうのです。
依存度が高くなるほど、ストレスを感じたらギャンブルをしたい衝動も強くなるので、ストレスを感じた時にギャンブルという行動を選択する頻度が高くなります。

ストレスを感じたらギャンブルをするようになってしまうと、ストレスを感じた原因に向き合わないようになるので、自分が抱えている問題は解決しない中でギャンブルをすることで生じる問題も大きくなるという最悪の状態に陥ってしまいます。

カウンセリングとギャンブル依存症からの回復と克服

ギャンブルを止めるために必要なことはカウンセリングを受けることです。
依存症になっていると自分の力だけで改善することは難しく、一定期間はギャンブルをしていなくても再開してしまう可能性が高いと言えます。
ギャンブル依存症に関わらず、依存症になっている人はカウンセリングを継続して受けることが必要です。
なぜなら、依存行動を止め続けるために必要な正しい知識と方法を学ぶこと、適切なストレスコントロールを身につけることが必要だからです。
ギャンブルを止めたいと思っている方は、カウンセリングを通じてギャンブル依存症からの回復と克服を実現して下さい。

ギャンブル依存症からの回復

ギャンブル依存症からの回復とは、脳内に生じている依存行動を引き起こす神経回路を働かせないことです。
依存症になっている人は、脳内に依存行動をスムーズに起こせるように神経回路が発達してしまっているのですが、その回路は依存行動を止めてからと言って簡単には無くなりません。
さらにその回路は、一定期間ギャンブルを行っていなくても、一度ギャンブルを行ってしまうとまた依存性が高まってしまうという性質があります。
『何日もギャンブルはしていないから、少しだけやっても良いだろう』と思ってギャンブルをすると、神経回路の働きは簡単にピーク時に戻ると言われています。
ギャンブルを止めるためには、まずはこの神経回路を刺激しない生活を継続していく必要があります。

もう1つの回復がストレスケアです。
ギャンブルを続けてきたことによって脳は疲労している可能性があります。
またギャンブルをすることによって目を背けてきた問題が山積みになっていることもあるでしょう。
このような状態から、脳を守ることがストレスケアとなります。

まずはギャンブルに変わるストレスケアの方法を身につける必要があります。
これは今あるストレスを緩和することにつながります。
そして、目を背けていた問題に取り組むことは、ストレス原因を小さくしたり解決することになり、新たなストレスの発生を抑えることができます。
このように脳の依存の回路を働かせないこと、ストレスをため込まないことで脳の回復を図っていくことが必要になります。

ギャンブル依存症の克服

ギャンブル依存症の克服とは、ギャンブルをしたい欲求が生じても行動に移さないように自分を成長させることです。
依存症に関する知識を増やすこと、ストレスと衝動や依存行為の関係について学ぶこと、そして衝動を行動化させない方法を身につけることが克服につながっていきます。
カウンセリングではギャンブル依存症に関する知識の提供、ストレスケアの方法や衝動を行動化させない方法などをお伝えします。
依存症を克服するためのカウンセリングでは、話を聴くだけでなく依存行動を止めるために必要な情報を積極的に提供しています。

『克服』とは、努力によって困難に打ち勝つことという意味ですので、依存症を克服するためには依存行動をどのように抑えていくのかを学び、その方法を実践するという努力によって依存行動を行う必要性を無くしていくことが大切です。

まとめ

ギャンブルを止めるためには、脳を不適切な習慣から切り離して正しい働きするよう回復させ、しっかりと目的のある日常を送って問題と向き合ったり、衝動を受け止めて行動化しないように取り組んだりすることが必要です。
カウンセリングでは、回復につながる取り組みと克服につながる取り組みを並行して進めていきます。
また、日常生活の中でもその取り組みが継続できているかを話を聴きながら確認して、適切な習慣が途切れないように支援していきます。

ギャンブルを止めることができていない人は、適切な回復と克服の取り組みができていない可能性が高いでしょう。
ギャンブルを止めるためには、カウンセラーの支援を受けて回復と克服のための取り組みを継続して下さい。
その継続こそが依存行動という不適切な習慣を自分の問題や課題と向き合う姿勢の確立、ストレスケアの習慣につながってギャンブルを止めることにつながっていくのです。


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