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心の悩みの相談は大阪のAXIAへ

2020/11/16
相談事例
夫婦関係

DVとモラルハラスメントの解決とカウンセリング



DVやモラルハラスメントで悩んでいる方へ

カウンセリングでは、DV(ドメスティック・バイオレンス)とモラルハラスメントに関する相談を受けることがあります。
以下は、DV、モラハラと表記します。
DV、モラハラについては、被害者からの相談もあれば、加害者がDV、モラハラを止めるためにカウンセリングを受けに来られるケースがあります。

DV(ドメスティック・バイオレンス)

DVとは、身体的な暴力のことを指すと考えている方がおられますが、実は身体的暴力に加え、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、社会的暴力などがDVに当たります。

身体的暴力は、物理的な刺激で相手の身体にストレスを与えることを言います。
精神的暴力はいわゆるモラハラのことで、言葉や行為によって相手に恐怖心、不安感、不快感などを与えること、相手の尊厳を損なうことです。
性的暴力は、性に関する言葉、行動により身体的、精神的に危害を与えることです。
経済的暴力とは、生活費を渡さない、お金の使用に厳しい制限を与える、収入を教えない、経済的な自立を妨げるなどが該当します。
社会的暴力は、相手の行動、人間関係について関心を持たない、制限を与える、自由な行動させないなどです。

上記のようにDVに該当する行為はさまざまですが、DVをしている側も受けている側も、自分達の関係の中で行われている行為がDVだということを自覚していないこともあります。

モラルハラスメント

モラハラは、上記で説明した通り精神的暴力のことを言います。
相手の体に直接危害を加えるわけではないので、DV以上に自分がモラハラをしていることには気づきにくいと言えます。

モラハラは、言葉や態度、行為によって相手の尊厳を損なう行為ですが、モラハラの被害者も最初は自分がモラハラを受けていると気づきにくく、加害者も自分がモラハラをしているという自覚を持ちにくいため、人間関係が修復不可能なところまで不適切な言動が続いてしまうことがあります。

DV、モラルハラスメントをする人の特徴

DVやモラハラを受けた人が傷ついた心を回復させるためには、相手の行為が問題あるものだと認識して、自分が不適切な行為を受ける理由はなかったことを認識することが必要です。
また、DVやモラハラをしてきた人が、その行為を止めるためには自分は行っていたことがどれほど問題のある行為かを認めなければなりません。
以下には、DVやモラハラをしてしまう人の心理や特徴についてまとめています。

DV、モラハラをする人の心理傾向

DVをする人の心理的特徴としては、独占欲の強さ被害者意識があります。

男性で女性に対してDVをする人には独占欲いので、DVが始まる前に束縛があり、その束縛に抵抗をしているうちにDVが始まるというケースが多いように感じます。
女性で男性に対してDVをする人は被害者意識が強いので、自分は傷ついている、不当に扱われたからDVに該当するようなことをするのは仕方がないという心理であることが多いように感じます。

モラハラに関しては、DVと同じような心理的特徴がありつつ、一見正論のようなことを言って相手を追い詰めることによって、自分は決しておかしいことを言っているわけではないという感覚で自分のモラハラを正当化している傾向があります。
そのため、客観的には矛盾していたり、論理的に成立しないことでも自信満々に主張して、相手との関係で主導権を取ろうとしてくる傾向があります。

上記のような特徴を持っている方たちには、下記のような特徴が表面化しています。

DV、モラハラをする人がしている特徴的な言動

DVやモラハラをする人は上記のような心理を抱えている上に、言動の中に以下のような特徴が見受けられます。

  • 自己中心的で、自分の要望が通らないと大声を出したり、ものに当たったりする。
  • 否認の心理が強いため、問題があると他人や環境にばかり原因があると言う。
  • 自分が正しいという思いが強いため、相手の意見を否定して自分の正当性を主張する。
  • 自分のことを偉いと思っていて、他人のことを否定ばかりしている。
  • 威圧的、高圧的な態度に出ることが多い。
  • よく嘘をついて、自分が不都合なことは誤魔化そうとする。

カウンセラーに相談した方が良い理由

DVやモラハラの問題をカウンセラーに相談した方が良い理由は、カウンセラーが話を聴くことで改善の可能性がある程度判断できるからです。
DVやモラハラは、表面的には行っていくことが同じでも背景にある心理的問題には個人差があって、その内容によってはかなり根気よく取り組まないと改善が難しいケースもあれば、ストレスコントロールと認知の変化によって言動に変化が生じるケースもあるからです。

例えば、相手のDVやモラハラの改善が難しい場合は、相手との関係をどうしていくかを本気で考えていく必要が出てくるし、改善の可能性が高い場合は早く相談をした方が関係の再構築に取り組めて良い関係を築き直せるからです。

自分がDVやモラハラを受けているという方も、DVやモラハラをしている側だという方も適切な方法で改善に取り組むことが大切なので、自分の力だけでどうにかしようとせずカウンセリングを受けるという選択肢を検討して頂ければと思います。

カウンセリングは被害者も加害者にも必要

当オフィスでは、DVやモラハラで悩んでいる方へのカウンセリングを行っています。
自分がDVやモラハラを受けているという方はもちろん、家族にDVやモラハラをしてしまうということで悩んでいる加害者も相談に来られています。
 DV、モラハラは、それらを受けている被害者にも加害者にもカウンセリングが必要です。
また、夫婦間でDV、モラハラが起きている場合は夫婦カウンセリングという形で解決を目指していくこともあります。

DV、モラハラの被害者のためのカウンセリング

DV、モラハラを受けている人は、不安や恐怖などを抱えていて、トラウマが生じるようになっている人がいたり、自尊心が低下してDVやモラハラを受けるのは自分が悪いという罪悪感を抱えさせられていることもあります。

カウンセリングでは、心のダメージを回復させること、穏やかな日常を取り戻すことを目的に進めていきます。

DV、モラハラを受けたことをカウンセラーに話すことは、負担を感じることもあるので、自分のペースで少しずつ話を聴かせていただくようにしています。

DV、モラハラの加害者のためのカウンセリング

DV、モラハラを止めたいということでカウンセリングに来る人もおられます。

DV、モラハラが止められない人は、表面に表れているDV、モラハラという問題とその行為を生んでいる心理的な問題を同時進行で改善していく必要があります。
一時的にDV、モラハラを止めることができても、心理的な問題を解決できていなければ、DV、モラハラが再発してしまうことがあるからです。

DV、モラハラを止めるためには根気よくカウンセリングを受けていただくことが必要です。

夫婦、カップルで受けるカウンセリング

DV、モラハラは、夫婦同士、恋人同士が被害者と加害者であるということも少なくありません。
そのため、一緒にカウンセリングを受ける人もおられます。

一緒にカウンセリングを受けていただく場合は、毎回お二人とカウンセラーの3人で話を進めていくのではなく、3人で話をしたり、男性と女性が別々にカウンセリングを受けていただくなど、問題の解決の過程で必要だと感じる方法を取っていきます。

カウンセラーの方から、別々に話をすること、3人で話をすることを提案するだけでなく、クライエント様からの要望をお聴きしてカウンセリングを行うこともあります。


当オフィスは、DV、モラハラに関して被害者、加害者、双方同時など、さまざまな形でのカウンセリングに対応しています。
DV、モラハラは、自分が受けている行為がそれにあたると感じた時に相談して頂くことが望ましい相談内容ですので、この記事を読んでいる方がDV、モラハラに悩んでおられるのなら一度ご相談下さい。

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