お金のコンプレックスを抱えていませんか?

お金に関する嫌悪感が強いと感じている方は、お金へのコンプレックスを持っている可能性があります。
この記事は、お金に関するコンプレックスとはどのようなものかを解説しています。

カウンセリングにもお金のコンプレックスを抱えた人が相談に来られることがあります。
その多くは、自分がお金のコンプレックスがあるということを気づいていません。

しかし、カウンセリングの中で話を聴いているうちに、この人の悩みはお金のコンプレックスが影響しているということが分かってくるので、その点をタイミングを見て質問をしたり指摘をして、悩みを解決を図ります。

お金のコンプレックスを持っている人が抱えている悩みをいくつか取り上げてみたいと思います。

お金のコンプレックスが影響している悩み

お金のコンプレックスは、その人のお金の使い方や執着度合いに影響するため、場合によっては何らかの問題が生じてしまうことがあります。
カウンセリングでは、お金のコンプレックスを持った人たちから、下記で取り上げているような相談を受けることがあります。

ギャンブル依存症

ギャンブル依存症の人は、自分の中にある不安がお金で解消されるという思いを持っていたり、自己価値をお金の有無と重ね合わせているところがありますが、それを意識できていません。
そのため、不安の解消、自己価値の向上のために早急なお金の求め方をしてしまうという傾向があります。
また、自己価値が低いことが、自分に与えられた時間に対する価値の低さにも反映しているため、容易にギャンブルに時間を使ってしまいます。

ビジネスで生じる問題

お金のコンプレックスが高い人は、ビジネスでの判断基準がお金に偏っているため、お金を優先するあまり他人をないがしろにしていることに気づいていない人がいます。
また、自分の仕事に価値をつけることに抵抗を感じるタイプの人もいて、良い仕事をしているのに見合った料金を請求することをためらってしまう人もいます。
そのため、ビジネスが上手くいかないという悩みが生じている傾向があります。

夫婦ゲンカ

お金のコンプレックスが高いために、夫婦間の金銭感覚のズレが大きく、そのズレを調整するための話し合いが上手くできないために、お金のことでケンカをすることが多くなるという人もいます。

常にお金のことを心配している

お給料もあり、貯蓄もある程度しているのに、常にお金のことを心配しているのでストレスが生じているという方もおられます。
このような方は、お金に対する認識が偏っている可能性があります。
または、本当の悩みはお金の有無ではないというケースもあります。

その他にもお金のコンプレックスが影響している悩みはあります。
下記では、お金のコンプレックスの度合いを測るための心理テストを掲載しているので、ご確認下さい。

お金のコンプレックス チェックテスト

自分が持っているお金のコンプレックスをチェックしてみて下さい。

○お金を使うことに罪悪感を感じる。
○仕事でお金を稼ぐことに、受け取ることに罪悪感を感じる。
○他人がお金を稼いでいると複雑な気持ちになる。
○お金を持っている人に否定的な思いを抱くことがある。
○お金のことで家族ともめることが多い。
○自分よりもお金を持っている人を前にすると卑屈な思いになる。
○他人の気持ちをお金の力で動かそうとしてしまうことがある。
○お金のことで見栄を張ってしまうことがよくある。

テストの結果はいかがでしたか?
当てはまるものが多いほど、あなたはお金のコンプレックスが強いと言えます。
また、当てはまった項目が影響して生活に支障をきたすことが多いという方は、コンプレックスを小さくした方が良いでしょう。

お金のコンプレックスを克服する方法

お金のコンプレックスは、人間関係、仕事、自分のお金の使い方などに影響します。
コンプレックスが強いということは、独自のこだわりや価値基準があるということでもあるので、その価値基準が多くの人が持つ価値基準からずれていると悩みになりやすいと言えます。

お金に関する知識を増やす

このお金のコンプレックスを克服するための1つの方法は、お金に関する知識を高めることです。
お金に関する知識を学ぶことで、お金の本当の価値や仕組みについて知ることができ、金融リテラシーも高まります。

金融リテラシーとは、お金の支出に関する知識、資産を作る知識、金融取引や保険などのサービスに関する知識、、金利やローンの知識など、お金に関する適切な価値観や知識や判断力のことを言います。

お金のコンプレックスがあるという方は、お金に関する本を読むなどして知識を増やしてみて下さい。

カウンセリングを受ける

カウンセリングは、自分が抱えているお金のコンプレックスを明らかにして、そこから解消されるために有効な方法です。

自分がお金に対してどのような感覚、価値観を持っているのか、それらが形成されたのはなぜかなどを明らかにできる機会がカウンセリングです。
自分の持っているこだわりや価値観の偏りに気づくことは、こだわりを緩め、価値観を改めるためには必要な手順です。

自分にはお金に関するコンプレックスがあるなと感じている方は、カウンセリングを受けてみて下さい。