
AXIAでは、chatGENEという遺伝子検査を活用したカウンセリングを行っており、遺伝子検査の結果を課題の解決の手掛かりとして話を進めていきます。
遺伝子検査というと、病気のリスクや体質を調べるものというイメージが強いかもしれません。
しかし、近年の遺伝子研究では、性格や行動特性、精神疾患へのかかりやすさと遺伝的要因との関係も研究されています。
こうした遺伝情報を心理カウンセリングに活用することで、自分の性格や行動の傾向を新しい角度から理解し、悩みへの対処方法を考える手掛かりが得られる可能性があります。
ただし、遺伝子検査によって性格や将来の精神疾患が確定するわけではありません。
性格もメンタルヘルスも、遺伝的要因だけでなく、これまでの経験や生活環境、人間関係など、多くの要因が関係して形成されます。
大切なのは、遺伝子検査の結果を自分自身を決めつける材料として使うのではなく、課題の解決やリスクへの前持った対処に活用するためのものとして位置付けることです。
この記事では、遺伝子検査と心理カウンセリングを組み合わせることによって、どのような可能性が生まれるのかを解説します。
遺伝子検査で性格や行動特性について何がわかるのか?
当社が取り扱っている遺伝子検査chatGENEでは、性格に関する傾向や行動特性について、複数の視点から情報を得ることができます。
性格の5つの特性「ビッグファイブ」
心理学では、人の性格を理解する代表的な枠組みとして「ビッグファイブ(Big Five)」があります。
ビッグファイブは、次の5つの特性から性格を捉えるモデルです。
- 外向性:人との交流や外部からの刺激を求める傾向
- 開放性:新しい経験や考え方、創造的な活動への関心
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- 協調性:他者への配慮や協力的な態度
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- 誠実性:計画性、自己管理、目標に向けて取り組む傾向
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- 神経症傾向:不安やストレスなどの否定的感情を経験しやすい傾向
下記の図は、遺伝子検査とアンケート形式の心理検査の結果を比較したものと、2つの総合の結果です。
このように生まれ持った性格と生まれた後に形成された性格を比較することで、深い自己分析を行っていくことができます。

行動特性から見える自分の傾向
遺伝子検査によって明らかになる行動特性という心理傾向があります。
行動特性とは、特定の状況でどのように考え、判断し、行動するかに表れる特徴や傾向です。
例えば、次のような項目です。
- 主導性:自分から積極的に行動する傾向
- 感化性:周囲の意見や働きかけから影響を受ける傾向
- 安定性:落ち着いたペースや安定した状況を好む傾向
- 慎重性:規則や正確さを重視する傾向
また、共感力や心配性、冒険心、社交性といった項目も示されています。
これらを参考にすることで、自分の行動特性と日常生活を重ね合わせ、どのような場面で特性が強く出るのか、それがどのような影響を生んでいるのかを分析することができます。
行動特性については、すべての項目について十分な科学的妥当性が確立されているわけではありません。
そのため、検査結果だけで本人の行動を判断するのではなく、カウンセリングの中で実際の経験や行動と照らし合わせることが重要です。

遺伝子検査×カウンセリングを受ける3つのメリット
遺伝子検査から得られる情報は、それだけで本人の悩みを解決するものではありません。
しかし、心理カウンセリングを通じて、その情報と本人の経験や現在の心理状態を照らし合わせることで、自己理解を深める材料になると考えられます。
① 自分の性格や行動を多角的に理解できる
例えば、仕事や人間関係で、次のような悩みを持っている人がいるとします。
「周囲の人と積極的に交流することが苦手」
「何事も慎重に考えすぎて行動が遅くなる」
「人からの評価を気にしすぎてしまう」
こうした悩みを持つ人は、自分の性格を欠点として捉えている場合があります。
しかし、遺伝子検査で示された傾向と、実際の生活で経験していることをカウンセリングで整理することで、別の捉え方ができるかもしれません。
重要なのは、性格の良し悪しを判断することではなく、自分の特性がどのような環境で強みとなり、どのような場面で負担になるのかを理解することです。
カウンセリングでは、遺伝子検査の結果を一つの仮説として扱いながら、本人の認識や経験を丁寧に確認していきます。
② 自分に合ったストレス対処法を考えやすくなる
同じ出来事を経験しても、人によってストレスの感じ方は異なります。
例えば、仕事で突然予定が変更された場合、柔軟に対応できる人もいれば、大きな負担を感じる人もいます。
また、人と話すことで気分転換できる人もいれば、一人で静かに過ごすことで落ち着きを取り戻す人もいます。
こうした違いには、性格や過去の経験、生活環境などが関係しています。
もちろん、ストレス対処法は遺伝子検査の結果だけで決めるものではありません。
本人が実際に何に困っているのか、どのような対処法が役立ってきたのかを確認することが必要です。
遺伝情報をきっかけに自分の特徴を振り返り、現実の生活に適した対処法を考えていくことが、カウンセリングの役割です。
③ 自分の特性を活かした成長の方向性を考えられる
心理カウンセリングは、悩みを解決するためだけのものではありません。
自分の特徴を理解し、今後の人生や仕事にどう活かすかを考えるためにも利用できます。
カウンセリングでは、本人がこれまでに成果を出した経験、充実感を覚えた活動、苦手意識を感じてきた状況などを確認します。
そのうえで、どのような環境で自分の力を発揮しやすいのか、どのような行動を身につけることで成長できるのかを一緒に考えていきます。
遺伝的な傾向は、自分の可能性を制限するものではありません。
自分の特徴を理解したうえで、どのような行動や環境を選択するかが重要なのです。
遺伝子検査をメンタルヘルスに活かす
遺伝子検査では、性格や行動特性だけでなく、精神疾患との関連が研究されている遺伝的要因について情報を得られる場合があります。
例えば、うつ病、双極性障害、統合失調症などは、遺伝的要因と環境的要因の両方が関係することが知られています。
ただし、これらの精神疾患の多くは、単一の遺伝子で発症が決まるものではありません。
多数の遺伝的要因がそれぞれ小さな影響を持ち、さらに生活環境やストレス、人生経験などが複雑に関係しています。
遺伝的リスクが高いことと、病気になることは違う
精神疾患に関連する多数の遺伝的変異を統合した指標として、多遺伝子リスクスコア(PRS)があります。
しかし、現段階では、PRSだけで個人の精神疾患の発症を正確に予測することはできません。
国際精神医学遺伝学会(ISPG)も、一般的な精神疾患に対するPRSを診断や高リスク者の判定に臨床利用することは推奨していません。
したがって、chatGENEによる遺伝子検査の結果に「うつ病の遺伝的リスクが高い」と表示されても、それだけで将来うつ病になると判断することはできません。
反対に、遺伝的リスクが低いと表示されたからといって、うつ病にならないという保証もありません。
カウンセリングによって検査結果を適切に受け止める
精神疾患に関する遺伝情報を受け取ったとき、不安が強くなる人もいるでしょう。
例えば、「自分は将来、精神疾患になるのではないか」「家族にも同じリスクがあるのではないか」と考えるかもしれません。
カウンセリングでは、精神疾患に関する遺伝情報について、本人の不安や受け止め方を整理し、遺伝的リスクの情報だけに注目するのではなく、現在の睡眠、ストレス、人間関係、生活習慣、心理状態などについて話を聴きながら、今の生活を見直していくことに意識を向けていきます。
遺伝子検査×カウンセリングを
より良く生きるための手掛かりに
自分の性格や行動の特徴を理解することは、悩みの解決や成長を考えるうえで大切なことです。
遺伝子検査は、これまで意識していなかった自分の特徴に目を向けるきっかけになるかもしれません。
そして、心理カウンセリングでは、検査結果を参考にしながら、本人が実際に経験してきたことや、現在抱えている悩み、これから目指したい姿を整理することができます。
遺伝子検査で得られる情報と、カウンセリングで明らかになる本人の経験や心理状態。
この二つの視点を組み合わせることで、より多角的な自己理解につながる可能性があります。
遺伝子検査は、自分の未来を決めるためのものではなく、自分の特徴を理解し、これからの生き方を考えるための手掛かりです。
AXIAでは、心理カウンセリングを通じた悩みの解決や自己理解の支援に取り組んでいます。
遺伝子検査で得られた情報についても、その科学的な限界を踏まえながら、本人の経験や心理状態と照らし合わせることで、今後の生活や成長について考える材料にしていただけるようなカウンセリングを行っています。
遺伝子検査×カウンセリングの利用方法
遺伝子検査を活用したカウンセリングをご希望の方は、下記のリンク先のページから遺伝子検査の申し込みをしてください。
その上で、検査のための唾液の郵送を行ってから、カウンセリングの申し込みをしてください。
カウンセリングの予約は、郵送した日から1ヶ月後以降で申し込んでください。
予約日が速すぎると、カウンセリングを受ける際に検査結果がお手元に届いないということが起こるため、注意をして申し込みをしてください。
カウンセリングは、面談形式、オンライン形式のどちらでもご利用いただけます。
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カウンセリング料金、ご依頼はこちらから
また、遺伝子検査だけを受けたいという方も、下記のリンク先のページから遺伝子検査を申し込んでください。
その場合はカウンセリングの予約は不要です。
遺伝子検査の料金も下記のページでご確認ください。