親に何も話さない子ども②-自己主張の諦め

 

こんにちは。AXIAの蔵野です。

 

前回の「親に何も話さない子ども①」の続きです。

今回は前回の最後にお伝えしたように、親に何も話さない子どもの心理について、
自己主張の諦めという視点でお話をしていきます。

 

 

子どもが、自己主張をするようになるのは、自我が芽生え始めることが関係しています。
自我とは、自分の意思・意識・観念のことです。
欲求に忠実な自分と、常識やルールに忠実であろうとする自分。その間に立って、
その場その時に応じた適当な自分の振る舞いを考える力も、自我の役割です。

そういった自我の芽生えに伴い、子どもからの自己主張が出てくるのですが、
今回テーマとしているのは、親に何も話さない子どもについての理由として
自己主張の諦めという視点で考えてみたいと思います。

 

今のご家庭の状況を振り返ってみてください。
子どもが自分の意見を伝えてみることが許される環境にあるでしょうか?
子どもが自分の考えを口にしたとき、それをどんな風に聴き、どう対応していますか?

自分の考えを伝えてみても、それを聴いてもらえず取り合ってもらえないという経験を
重ねていくと、子どもは自然と自分の意見があったとしてもそれを親には話さなく
なります。
自分なりに考えること、自分の考えで行動を選択すること、自分の思いを訴えることは
親に受け入れてもらえないことであり、しても無駄なのだと学んでしまうのです。

前回に書いたものと似ていますが、今回の自己主張の諦めが前回の視点と異なるのは、
ただきちんと耳を傾けて聴いてもらえるかどうかに対する安心感や信頼感を培えない
というだけではなく、自分らしくあることや、訴えたい心の内を認めてもらえないという
諦めが芽生えるという点です。

 

諦めが子どもの中にうまれると、子どもは親に本音を話さなくなります。
段々と親の機嫌が悪くならないような言動を選ぶようになったり、親からの否定的な反応を
みるのが嫌で、そもそも自分の意見が心の中にはあったとしてもけして言葉に出すことは
しないという風になる。子どもが親に何も話さない心理には、こういったケースも
存在することも知って頂ければと思います。

 

次の記事では、思春期の複雑な心理状態からみたお話をしていきます。

 

 

次の更新は来年になるかと思います。

みなさま、本年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

 

親子関係のご相談について

 

 

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