こんにちは。AXIAの蔵野です。

 

今回は、2回に分けて、万引きをする子どもの心理について書きます。

まずこの記事では、
・子どもが万引きをした際、どのように子どもへ接することが大切か
・その際、考慮しておく必要のあること
この2点についてお話したいと思います。

 

 

子どもが万引きをした際、どのように子どもへ接することが大切か

子どもの万引きの事実を知ったときには、保護者の方は戸惑いも大きく
どのように子どもに対応するべきか迷われると思います。
社会のルールを教えること・自分の行動に責任を持つことを学ばせるのは
大切ですが、ただ闇雲にきつく叱っただけでは、子どもの心に響かない
かもしれません。

子どもの万引きとは、幼児・児童にみられるものから高校生によるものまで
様々で、親が伝えたいことをしっかりと子どもの心へ届けるためには、
子どもの年齢や発達段階に沿って「どうしてそんなことをしたのか」という
心理的・環境的な要因に色々な仮説を立てながら、まずは、子どもの行動の意味を
理解しようといった姿勢で、しっかりと子どもの心と向き合って話をする必要が
あります。

 

 

考慮しておく必要のあること

万引き行為は、年齢や理由に関係なく「やってはいけないこと」です。
ある程度の年齢になれば、物事の善悪が理解できるようになりますし、
万引きをしながら「いいことをしている」と思う人は恐らくいないでしょう。

しかし、
もしも いじめにあっている子、脅されてやらされている子がいるとしたら…

本人が「嫌だ」「やりたくない」と思っているにも関わらず、
万引きをせざるを得ない状況に置かれていた可能性をきちんと視野に入れずに
この問題を扱うことは、危険なことではないかと考えています。

もちろん、そんな背景があったとしても、万引き行為を許す理由にはなりませんし、
きちんと社会のルールとして犯罪であると教えていく必要があります。
ただ、その「実はこういう事情があったんだ」という背景を理解し、それを
踏まえたうえで話をするのとそうでないのとでは、子どもの心の状態に大きく
影響があらわれると思います。

理解されたと感じると、子どもは大人の言葉も素直に受け止められるようになります。
こちらの伝えたいことに耳を傾ける心の状態があれば、冷静に自分の行動を
省みることができるのです。
反対に、大事な部分を理解してもらえないまま怒られ続けることで、子どもは
ただでさえ「やりたくない」と思いながらやっていた罪悪感に拍車がかかり、
ただただ自分を責める気持ちが強まってしまうと、最悪の場合、自殺を考えて
しまう子もいます。

これは、子どもに限ったことでなく、大人の場合にも十分考えられる可能性なのですが、
特に、子どもの万引きに対しての対応としては、この可能性については慎重に
考慮しながら子どもの万引きという問題を扱っていく必要があると感じます。