心理学の最初のターニングポイント

元々、心理学は哲学的、宗教的な要素が強く、遡ると人間は古代から心に対する関心を
持っていたと言われています。
ただ現代の心理学へとつながる流れが始まったのは、1879年にヴントによって
ドイツのライプツィヒ大学に世界で初めて心理学実験室が設立されてからだそうです。
後に、心理学の歴史についてエビングハウスという学者が面白い言葉を残しています。

「心理学の過去は長いが、歴史は短い」

哲学や宗教という観点から人間の心に関する探究を行ってきましたが、科学としての
心理学を研究し始めてからの歴史は短いということです。

実験心理学の誕生

心理学が科学として研究されるようになると、ドイツのフェヒナーが精神物理学の
知見をもとに実験心理学を生み出しました。
実験心理学は、知覚、認知、比較、行動に注目し、観察と実験によって人間の心理
を明らかにしようとした学問です。

実験心理学の有名な理論は、ウェーバーの法則とフェヒナーの法則です。

ウェーバーの法則

人間が刺激を受けた時、刺激の違いを知覚できる丁度可知差異というものがあり、
それは受けた刺激の強さに比例するという法則。

フェヒナーの法則

最初に受けた刺激が変化したことを知るために必要な変化の限界値についての法則。
ウェーバーの法則をもとにフェヒナーが発見したもので、ウェーバー=フェヒナー
の法則とも呼ばれている。

構成心理学の誕生

ヴントがアメリカのコーネル大学で研究を重ねて生み出した心理学を構成心理学と
言います。
構成心理学は意識という現象をいくつかの要素に分析して説明しようとした心理学
でしたが、多くの会社からの批判を受けた心理学でもありました。

機能心理学の誕生

機能心理学は、ジェームス、デューイ、ソーンダイクなどに研究されが心理学。
構成心理学の考えに反対し、意識を環境適応の機能という観点から説明しようと
いう内容です。

最後に

今回は科学としての心理学の始まりについて、最初に科学的に心理学を研究した結果
生まれた心理学について紹介しました。
続きは、さらにこの後どのような心理学が生まれたかについての記事を書いていきたい
と思います。