お金を持っていても万引きをする理由

万引きをしている人は、欲しいものがあってそれが高価なものだから欲しいという理由で盗っているというわけではなく、一種の代理行為として万引きをしていることが多いと言えます。
これは窃盗症という心の病に陥っている状態です。

窃盗症は、自分がお金を出して買える商品かどうかではなく、万引きという行為自体が癖になっています。
万引きというのは、商品を得ることが目的の行為ではなく、ストレスを不適切な方法で解消しようとする代理行為であると言えます。

自分が抱えている葛藤を適切な行動で解消することができないこと、その葛藤を万引きという行為で解消することが癖になっているため、“何を盗むか”ではなく、盗むこと自体が目的になっているという点が、クレプトマニアと呼ばれる万引き常習者の抱える心の問題です。

繰り返し盗むことで万引きへの依存が強化される

代理行為というのは、気持ちが不安定である場合、その気持ちを治めるために不安定になった原因に対してアプローチをするのではなく、全く関係のない行為で気持ちを落ち着けようとする行為です。

そのため、万引きをしている人が盗っているものをみると、自分のお小遣いや給料の範囲で十分に変えるものであるということが多いのです。
それも必要としているから盗っているというよりも、どうしても必要なわけではないけど『持っていると他人から注目されるかも』、『誰かにあげて喜ばれたい』、『何となく盗ってしまった』という理由で盗っていることが多いのです。

そのような理由で万引きをするので、何かが欲しいという欲求が無くても万引きをしてしまうため、商品を盗む機会が増えていき、盗むという行為を繰り返すほどに万引きという行為への依存が進んでいくのです。

万引きしたことを後悔しても繰り返してしまう理由

万引きをしている人も、万引きをすることは悪いことだとわかっているので、万引きをするたびに自己嫌悪になって、自尊心が低下してしまいます。
それは心が不安定になる、小さなきっかけでも心が不安定になりやすくなることにつながります。

これは、万引きをすること自体が、後悔や自己嫌悪という負の心理状態を生み、その状態を緩和するために万引きをするという負の連鎖が定着してしまうことが万引きが常習化される理由です。

万引きの負の連鎖を断ち切るにはカウンセリングへ

カウンセリングを受けることは、負の連鎖を断ち切ることにつながる行為です。
クレプトマニア特有の心理、思考、行動のパターンを断ち切るためには、自分の心の働きを自覚して、行動化させないための心の力を身につける必要があります。

カウンセリングを受けることは、万引きを止めること、万引きをしたい衝動対する対処を学ぶこと、万引き以外の方法で心をコントロール方法を学ぶことにつながるので、カウンセリングが負の連鎖を断ち切ることになるのです。

根気よくカウンセリングを受けることが大切

カウンセリングを受けて万引きを止めることができた人はたくさんおられます。
自分と向き合って、自分の心の弱さを認めて思考パターンや行動を変えること、日常生活を見直すことに努めた人は、万引きを止めて安定した生活を送っておられます。

しかし、万引きを止めることができない人もいます。
万引きを止めることができない人は、カウンセリングを繰り返しても自分のことを被害者のように思っているような発言が多く、止めるために必要な努力もしないという傾向があり、カウンセリングも数回で中断してしまいます。

万引きを止めるには、クレプトマニアであるご本人もご家族も根気が必要ですが、カウンセラーが改善を目指してサポートをしますので、しっかりとカウンセリングを受けて欲しいと思います。


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