なぜ依存症は改善しないのか?

私は2015年にも田代まさしさんの件について記事を書いています。
この時は、マスコミからカウンセラーとしての見解を求められたので、
それに答え、自分のブログでも依存症の改善は容易ではないということ
を書きました。

その時の記事はこちら→ 田代まさしさん 盗撮の再犯で罰金刑

マスコミには、治療の重要性や優勢反応について説明しました。

マスコミの記事はこちら→ 当時の記事

依存症が再発する可能性

田代さんの逮捕は、2015年の時は盗撮の再犯でしたが、今回は薬物使用
の再犯でした。依存症が改善していないということは、その人の認知の
歪みが改善されていなかった可能性があります。

また、田代さんが依存症が再発する環境から抜けることができなかった、
もしくはどこかのタイミングで依存症の再発につながる環境に自分を
近づけてしまった可能性があると思われます。

盗撮にしても薬物使用にしても、依存症は依存行為を止めることができて
いるだけでは、再発の可能性が低下しているとは言えません。
誘惑に身を委ねてしまう認知が変わること、そして依存行動を誘発する
刺激の強い環境に身を置かないことが、依存行動を止め続けるために
必要な条件です。

田代さんも、認知と環境、もしくはどちらか一方が依存行動を引き起こす
条件を満たしてしまっていたのではないかと思います。

依存行動を止め続けるためには

依存行動を止め続けるには、認知の歪みと依存行動を誘発する環境を
変えていく必要性があります。

依存症になった人は、改善のために自助グループを利用している人は多い
のですが、認知の歪みを正すためのカウンセリングも並行して利用する
ことが必要だと考えています。
依存症の改善実績があるカウンセラーのカウンセリングを受けると、
認知の歪みが明らかになるので、カウンセリングを受けることが辛いと
感じることもありますが、これまで生きてきた認知を変えるのは容易では
ないため、その辛さを乗り越えて認知の歪みを正すことが大切です。

環境に関しては、『ダメなものはダメだ』としっかりとした態度を示し、
支えてくれる人間関係を手放さないこと、そして甘い誘惑をささやいたり、
認知の歪みを植え付けてくるような人間関係とは距離を置くことが改善
につながります。

田代まさしさんに関しては、認知や環境が再発にどう影響したのかは
分かりませんが、人生を掛けて依存行動を止め続けることを目指して
欲しいと思います。

他人のふり見て我がふり直せ

田代まさしさんの件を見ても、依存行動を止め続けることがいかに
難しいかということが分かると思います。

自分も何らかの依存症だという人は、『自分だけは大丈夫だ』と
油断するのではなく、止め続けるための認知の歪みの修正、依存
行動を誘発しない環境の確保を行ってほしいと思います。

カウンセリングをしていても、認知と環境を整えることができない
人が再犯をする可能性は高いと感じているので、今依存行動を止める
ことができているのなら、それだけで安心せずに認知と環境という
観点からも再発の可能性を低下させて欲しいと思います。

 

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