心の闇に関するカウンセラーの見解

心理カウンセラーが、心の病や悩みを『心の闇』と表現することは、適切な表現ではない
と思いますが、実際には心の闇という言葉はメディアなどでもよく使われているので、
カウンセラーの観点から、心の闇という言葉について見解を書いてみました。

心の闇という言葉を掘り下げる

心の闇という言葉は、ある意味では上手く表現された言葉だなと思っています。
それは、心の病や心の悩みを抱え、カウンセラーに相談したいと思う方たちにとって、
自分の心の状態は、まさに闇にしか見えないと思うからです。

心は目に見えないし、人間が常日頃から考えていることや思っていることは、決して
眼の前のことばかりでなく、過去や未来のことも多い。
特に不安や後悔、苛立ちなど、負の感情を抱えている時は、自分の意識は『今』には
無くて、過去や未来に向いていることが多いのではないでしょうか?

そして、我慢して押さえた怒りや不満、過去に受けた大きな恐怖などは、時間を超えて
心、身体、そして行動の以上として表れるので、表面化してきた時には、本人には
その理由も対処法もわからないということになってしまいます。
そうして表面化してきた症状や悩みを抱えている人にとっては、本当に心は闇のようだ
と思います。

実は、心の働きというものは非常に複雑で、常に人間の本能、もともと持って生まれた
性質と親のしつけや学校教育などの中で身についた常識、道徳観とが、状況に合わせて
バランスを取ることで成り立っているが、慢性的にストレスを受け続けたり、一度に
大きなストレスを受けると、心が自分を守るために過度な働きをして、保たれている
バランスが崩れてしまう。
その際に何らかの症状や行動の異常として、バランスの崩れた心の状態が表面化して
しまうのです。

また、幼少期から、適切な親子関係を気付いてこれなかった場合、常日頃からバランス
の悪い精神状態が続き、どこかの時点でそれが表面化するということもあります。

カウンセラーは心を照らせる存在でありたい

このように、心の病や悩みは、原因が時間を超えた出来事であったり、我慢して押さえ
つけた感情にあったりするために、ご本人には原因や対処法がわからず、複雑な心の状態
が続いてしまいます。

カウンセリングというものは、カウンセラーという専門家がお話を聴かせていただくことで、
クラエイントのペースに合わせて、闇のように感じている心を、少しづつ明るくしていき、
問題を改善していく行為です。
そのため、カウンセラーは、悩んでいる人にとっては心の闇であっても、心がどのような
状態なのかを見定められるよう、カウンセリング技術を高めたり、知識を得ていかなければ
ならないのです。

 

 

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