いじめの防止策と解決策について記事を書いていますが、今回はいじめの解決策についての説明です。

いじめの防止策は、いじめが起きることを前提にして、いじめが起きないように対策を行うことですが、いじめの解決策とは、いじめが起きた後にどのようにしていじめを無くすかという対策を行うことです。
この違いを踏まえていじめに向き合わなければ、曖昧な対策を行ってしまうことになります。

いじめが起きた時、いじめだと認めることが重要

学校でいじめがあると気づいた時、その初動がいじめの解決に大きく影響すると言っても過言ではありません。

メディアでいじめの報道を聴いていると、いじめをいじめと認識するタイミングが非常に遅いと感じますが、もし早い段階で先生がいじめがあるという前提で対策を講じていれば結果は違ったのではないかと感じるケースは多々あります。

メディアでいじめについての報道があるのは、いじめられていた子供が自殺をしたという場合が多いですが、その後で学校はいじめをいじめとして受け止めていないという状況を見ていると解決に向けて具体的な対策は行われていないと感じます。

学校によるいじめ解決のための対策

本来なら、学校はいじめの可能性を感じたら、いじめがあるという仮定のもと対策を行う必要があります。
もし、いじめがあることを知った先生が、それはいじめではないと判断したらどうなるでしょう。
そのいじめに対して誰も対処することなく、いじめは続いてしまいます。
いじめに関して、先生がいじめがあることを認め、直ちに対処することがいじめが解決されるかどうかを左右します。

いじめ解決のために先生に求められる役割

いじめが起きていることに気づいたり、子供からいじめられている、またはいじめられていることが想像できる訴えがあった時、先生は何らかの介入が
求められます。

どのような介入が望ましいかは、ケースバイケースになりますが必ず必要なことは、子供の話をじっくりと聴いて現状を把握すること、そしてどのような
介入が望ましいのか考えること、そして子供のに自分の見方はいると感じてもらうことが必要
です。

いじめが起きているということは、人間関係に何らかの葛藤が起きているということなので、いじめという行為以上に葛藤を解決することが必要となり
ます。
いじめが起きたという事実を見逃したり、曖昧にするのではなく、いじめるという方法以外で人間関係の葛藤を解決するということを子供たちに学ばせながらいじめを終わらせることが先生に求められる動きです。
ただ、現状はそういう動きができている先生が少ないのが現状だと思います。

いじめの解決に関しては、本来はいじめが起きている現場である学校の先生が早い段階でいじめがあるという認識を持って解決のために動いて頂けることが望ましいのですが、そこだけに焦点を当ててしても手遅れになってしまうこともあるので、下記では親がどのようにいじめの解決に動けばいいかという観点から説明をしたいと思います。

いじめの解決のために親ができること

カウンセリングの中でいじめに関する相談がある時は、いじめられている子のご両親にアドバイスをさせて頂くことが多いです。
そのアドバイスとは、学校に対してどのような働きかけをすることが望ましいかということが中心になります。

上記で説明したように、先生が対応してくれることが望ましいのですが、現状は難しいと思います。
しかし、いじめが現実として起きいて、自分の子供がいじめに悩んでいるのであれば、解決のために親が動くしかありません。

親に必要な行動は、親が子供と向き合ってじっくりと話をしてあげることの場合もありますが、親が学校に出向いて先生たちと話すことである場合もあります。

子供が親と話すことによっていじめが解決に向かう場合は、子供の力に任せても良いのですが、カウンセリングで対応しているケースの多くは、親が先生と話をすることが必要だと感じます。

親が先生と話をする場合は、親が介入することによって先生たちがいじめがある前提で子供たちと関わる必要性を作らなければなりません。
子供たちと先生だけでは曖昧にできてしまうことが、親が介入することによりはっきりとさせていかなければならなくなります。

親の介入によりいじめの抑止力を高める

現状は、いじめを学校内だけで解決する力を持った学校は少ないと思います。

親が介入するということは、不満や文句を学校に訴えるということではなく、閉鎖された学校という環境で起きていることを親を含め、外部に説明できる
ほど明確なものにしてもらうように訴え掛けるということです。

そうなれば、学校の先生もいじめというものを曖昧に扱うことはできなくなり、子供たちの中でも自分たちの行いには社会に明らかになるものだという認識も強くなり、いじめの抑止力も高まります。

学校が不合理な行動の隠れ蓑になってはいけない

いじめは起きるものだという前提で考えるのならば、適度な抑止力は必要です。
子供たちには、自分たちの間で負の感情を抱くような関係性や出来事があったとしても、それを行動化する際にはどのような行動を取るべきかをよく考える必要があるということを学ぶ機会が必要です。

せっかく同じ世代の人間が集まって学ぶ学校という環境があるのですから、勉強だけでなく、人間関係の築き方、自分の行動と責任の関係を学べる場であることが望ましいと言えます。

学校が、いじめをはじめ子供たちの不合理な行動の隠れ蓑になり、社会に出て生きていく上で望ましくない行動が身に付く環境にならないように学校の先生はもちろん、子供の親などの大人が考え、関わっていくことが必要だと思います。


こんな記事も読まれています

カウンセリングで対応している相談内容一覧

カウンセリングを予約する
カウンセリングは大阪のAXIAへ