自分に自信を持ちたいという方へ

自分に自信がない、自信を持ちたいという方は、まずは自信とは何かを考えてみる
ことから始めてみて下さい。
自信とは何かを知ることができてこそ、何をすればいいのかが見えてきます。

自信とは過去への肯定感

カウンセリングに来られる方の多くは、はじめての来談の際には、何らかの理由で
自信を無くされていることが多いと言えます。
それは、近い過去に起きた出来事が原因の場合もあれば、幼少期から自己肯定力が
養われていないことが原因である場合などさまざまです。

スポーツの指導の場面では、「自信を持て」と、コーチが選手に声を掛ける場合
があります。
カウンセリングの場面では、基本的に安易にその言葉を使うことはありませんが、
その言葉が確実に必要と感じた時は、稀に使っていることもあります。
ただ、どんな場面でその言葉を掛けるにしても、『自信とは何なのか』ということ
が不明確では意味がなく、自信が持つためにどうしたらいいかを教えることはでき
ません。

カウンセラーでも、自分がクライエントにかけている言葉の定義が説明できない
のに安易にアドバイスをしてしまう人がいますが、それではクライエントの援助に
なりません。

自信とは何なのかという事ですが、1つは自分の過去に対する理解と肯定です
人間の記憶というものは曖昧で、過去の事は事実よりもその時の感情体験を
強く記憶しています。
そのため、過去の出来事を感情的にとらえたままでは肯定できないということが
起こります。
過去の出来事を感情だけでなく、現実的にとらえて検討することが過去を肯定する
ためには必要となります。

結果だけでなく、過去からの過程を肯定する

よく、過去に成し遂げた勉強やスポーツの成果が自信になる思われていて、確か
に自信となる場合もあるのですが、それだけに依存していると、その成果をもと
に評価している自分像が崩れた時に、自信も脆く崩れてしまいます。

自信を持つということは、辛い過去や苦しい思い出に対する理解が、
「あんな事が合って嫌だった」とか、「自分の過去の苦しみは全て自分が悪い」、
または「自分の人生は他人のせいでこうなった」と理解するのではなく、
「自分の過去には、辛いことや苦しいことがあったし、時には失敗もした。
でも、自分は今こうしてここにいることが出来ている」
と自分の過去も今も、そして過去から今につながっている過程を肯定すること
なのです。

人には、なかなか受け入れられない過去があるのも事実ですが、それでも自信を
持っている人は、「自分は、自分の人生をあきらめずに生き抜いてきた」という
ような感覚を持っていると感じられます。

「自分は、過去をどう考えても自信なんか持てない」という人は、今からでも
遅くはなく、何か小さなことでも自分で決めてやり抜く事で、少しづつ自信は
ついてきます。
自分にできそうなことを、無理のない期間を決めて、その期間やり抜くという
ことを続けてみましょう。
そうして頑張っている期間は、いずれ自分の過去となり、その過去を肯定する
ことで自信を構築していくのです。

話を聴いてもらうことで過去が肯定できる

自信をつけるには話をよく聴いてもらうことも効果的です。
自分の頑張りを話した時、それを褒めたり、受け止めてくれる人がいることで、
頑張れるし自信もつきやすいと言えます。
それは、自分を構築するためのもう一つの要因が、他人だからだです。
他人に認めてもらう、他人に必要とされる、同じ目的を持って行動できる仲間
がいる、など、人は他人の存在があるからこそ、自分の存在を意識し確認できます。

自分の体験を語れる人がいること、自分を理解してもらえること、そして自分も
他人の体験を聴き、理解するというようなことを通じて多様性を受け入れられるよう
になることも自信を持ちやすくなることにつながるのです。

人が生きていく上で『自信』は必要なものですが、自分は何かを継続してきた、
成し遂げた、辛いことや失敗も乗り越えたという自己承認ができること、
自分の行ったことを他人に認めてもらえた、喜んでもらえたという他者評価
得られることが自信を構築していきます。
揺るぎにくい自信というものは、自己承認と他者評価がバランスよく支えとなって
いる状態なのです。

自分に自信がないという人は、自己承認と他者評価のバランスが取れていないこと
が多いので、カウンセリングを利用して自分の過去を振り返ったり、現在をどの
ように生きるのかを考える機会を持ってみてはいかがでしょうか。

下記は、自信が低下している状態と心の病の関係について書いた記事です。

アイデンティティーの揺らぎと心の病

 

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