カウンセリングで性犯罪加害者からの相談を受けているので、その中で分かったこと
をブログでシェアしたいと思います。
この記事を痴漢をしている人が読まれた時、改善の必要性を強く感じて頂けることを
願って書いた記事です。

 

痴漢をしている人の間違った思い込み

痴漢をしている人の心理的特徴として顕著なのがこれです。
『女性は触られても嫌がっていないのではないか』
痴漢を続けている人が最初に痴漢をする時は、電車の中で密着状態になった時に
衝動的に女性を触っています。
そして、その最初の痴漢行為の際に女性が触られることを不快に感じながらも、
声を上げる勇気が持てなくて我慢しているのを、『何も言わないということは
触られることを嫌がっていないのではないか』という間違った解釈をしてしまい
何度も痴漢を繰り返すようになってしまいます。

 

痴漢と否認の心理

盗撮をする人の心理でも説明したように、性犯罪者は、否認の心理が強いと
いう特徴があります。
下記が痴漢をしている人の持っている否認の心理です。

  • 痴漢をしても声を上げない女性は嫌がっていない
  • 嫌がっていなければ傷ついてもいないはず
  • 満員電車の中ならだれに触られているかわからない
  • 痴漢は止めようと思えば、いつでも止められる
  • 体が密着する状況なら触りたくなっても仕方がない

 

痴漢をすることを正当化するために上記のような否認の心理が働いています。
まともな人であれば信じられないような考え方ですが、自分の行為を正当化
するためには自分本位で、非現実的な考え方になっているようです。

 

再犯をする人の心理

痴漢をする人は、再犯をする人も多く、その行為が再犯をするたびに大胆に
なっていくという傾向があります。

最初は満員電車の中で、女性に振れた手をそのままの位置から動かさない
という行為から、しっかりと触れるようになっていき、中には露出を始める
人がいたり、人が少ない電車で寝ている人を触ろうとしたりします。

再犯を繰り返す中で、否認の心理もどんどん強化されていき、現実を否認
して大胆な行為を行います。
自分の中でここまでやっても気づかれないという論理を無理やり構築して
いるようです。

痴漢は、盗撮に比べると女性に触れる分興奮度合いも多きため、依存性が
高まりやすいのではないかと感じています。
そのため、逮捕されたり、刑務所に行くことになって出所して来てからも
再犯をしてしまうのではないかと思うのです。
実際に刑務所に入る前は、出所したらカウンセリングに行こうと考えて
いたけど、出所したら自分はもう大丈夫だという気持ちになって日常を
送っていたら、衝動を抑えられないようになり再犯をしたという話を
聴くこともあります。

 

痴漢を止めるためのカウンセリングのすすめ

上記でも書いた通り、痴漢を行っている時の興奮度合いは高く、逮捕
されたり、罰を受けても再犯を繰り返してしまう人がいる犯罪です。

自分は逮捕されたからもうしないはずだと安易に考えるのではなく、
世の中で再犯を繰り返している人がたくさんいるという事実を踏まえ、
自分だけが特別に改善ができると判断せず、カウンセリングを受けて
根気よく改善に取り組むことが必要です。

カウンセリングで話を聴いていると、痴漢をする人は盗撮をする人
よりも否認の心理が強く、性格的に幼い人が多いという傾向も感じて
いるので、根気強くカウンセリングに取り組み、時間を掛けて改善
していただきたいと思います。