自分を追い詰めてしまうのはなぜか?

カウンセリングでは、心の病、人間関係の悩み、仕事の悩み、行動の悩みなどの相談を受けることがありますが、どの悩みにもある程度共通している原因として存在しているものが、イラショナルビリーフと呼ばれる非合理な思い込みです。

この思い込みをどの程度思っているかは個人差がありますが、非合理ということは、その思い込みによるものの考え方、行動が自分自身にも負荷となっていたり、他人との関係構築の障害になってしまうので、心身の健康、人間関係、仕事の成果などに悪い影響を及ぼしてしまいます。

心に負荷が生じるということはストレスが蓄積しているということであり、ストレスによって生じる精神、身体、行動の異常が心身の健康、人間関係、仕事の成果という形で表れるのです。

ストレスによって生じる心の問題とは

主なイラショナルビリーフ

自分にも何らかのイラショナルビリーフがあるのではないかと思う方は、一度下記の項目を見ながらチェックしてみて下さい。
自分の普段の思考や言動を振り返った時、下記の中に当てはまるものはありませんか。
もし該当するものがあるのなら、それが悩みを生み出している1つの原因なのかもしれません。

  • すべての人を愛されなければならない。
  • 物事は、完全完璧に行わなければならない。
  • 人を傷つける人は、人から責められるべきである。
  • 自分の思い通りにならないと、怒りを表現するのは当然だ。
  • 人間は、おかれた環境、条件で幸せか不幸か決まる。
  • 何か危険が起こりそうな時は、心配するのが当然である。
  • 困難や責任は、立ち向かうより避けるほうが楽である。
  • 物事は、うまく運ぶべきで、すぐに最も良い解決策を見出さねばならない。
  • 今の私の言動は、不幸な過去があるから仕方がない。
  • 人の拒否・非難にあったから、自分はダメな人間である。

イラショナルビリーフが与える影響

イラショナルビリーフを持っているとさまざまな影響が生じます。
下記のような影響が生活の中に出ているなら、非合理な思考パターンが身に付いてしまっているかもしれません。

健康面への影響

『~しなければならない』、『~であるべき』という考え方で自分を追い込む傾向がある、自分は他人に対して有益でないと嫌われると思い込む傾向があり、常に過度な緊張感をもって生活しているので、自律神経の働きが乱れて体の凝りや痛みがある。
頭痛になること、胃腸の働きが悪くなることが多い、心の状態がネガティブになりることがある。

人間関係への影響

思考パターン、行動パターンが非合理なため、他人と強調することが難しい。
また非合理であるため他人からの理解を得られにくく、人間関係で信頼関係を構築していくことが難しい。
また、相手の言動から自分を批判、否定されていると感じやすい場合は、他人との衝突や回避が増える。

仕事への影響

非合理な思考や言動が、仕事上でのミスを招いたり、負荷を大きくしてしまう傾向があるため、仕事で心身の疲労が大きくなる。
仕事上の人間関係のトラブルが起きやすく、それが仕事の進捗を妨げたり、成果が出ないことにもつながるため、仕事で自尊心が低下しやすい。

イラショナルビリーフが強い人は、それを弱めていくことが望ましく、その手段の1つがカウンセリングです。
非合理な思い込みが身に付くのは、一種の自己防衛手段であるため、それを弱めていくためには自分のことをじっくりと話して、自己理解を深めていく時間が必要です。

自分の生活は、イラショナルビリーフの影響を受けていると感じる方は、カウンセリングを活用して下さい。

イラショナルビリーフを手放すためのカウンセリング

イラショナルビリーフを手放していくためには、自分の中にあるイラショナルビリーフに気づき、その上で新しい価値基準を作っていく必要があります。
そのための手段がカウンセリングです。

イラショナルビリーフを持っているということは、それにより心の自己防衛をしている可能性が高いと言えます。
自己防衛として持っている自分の思考パターンを急に取り除こうとしても心の中で抵抗が生じて上手くいきません。

カウンセラーは、イラショナルビリーフや心の防衛についての知識を持っているので、話を聴きながらどの思い込みからであれば手放していくことができそうかを見極めて話を進めていきます。

イラショナルビリーフを手放していくと、心が軽くなったり、行動の幅が広がったり、人間関係もこれまでより楽に感じるようになります。
カウンセリングでは、その人の生活がより良くなるようにイラショナルビリーフを手放すことをカウンセラーがサポートしていきます。