現代社会はインターネットが普及して、小学生でもスマートフォンを持って
いる時代です。

その結果、多くの情報を得ることが出来たり、多くの人の情報交換ができる
ようになっています。
そのため、誰にでも自分のことを相談することができる状態です。
実際、インターネットで知らない人に悩みを相談して救われた人もいるかも
知れない。

しかし、素性の分からない人に自分の内面を詳しく話すことはリスクの方が
大きく、実際にそれが事件につながっているという現状があります。

 

 

子供が大人を信頼できないことで生まれる弊害

子供たちが安易に知らない人に自分のことを相談してしまう背景には、
親や学校の先生など、身近な大人のことを信頼できていないということが
あるようです。
しかし、人間関係を築いていないネットの中の見ず知らずの人を信頼して
しまうという矛盾が感じられます。

このような矛盾が生まれることに関しては、私は以下のように考えて
います。

 

知らない人に心を開いてしまう理由

親や学校の先生は、子供に何らかの成果を求めてしまいがちで、子供の
こと、子供の話を【良いか、悪いか】、【正しいか、間違いか】という
二極的な視点で捉えてしまう傾向があります。
そのため、子供が何か聴いてもらおうと話を持ち掛けても、子供の話を
すぐに二極的な視点からジャッジして、子供の感情を共感して受け止める
ことなく自分の意見を言ってしまいます。

このような対応をされると、大人は自分のことを常に○か×で判断するので、
息苦しい、寂しいなどの思いが生まれて、大人を信頼できなくなってしまう
ことが、身近な大人を信頼できなくなる理由だと思います。

 

しかし、ネットの中で知り合う他人の中には、相談をしてくる子供に対し
責任も期待もしていないので、
安易に「あなたはそのままでいい」、「親は間違っている」と子供にとって
心地いいことを言ってくれ、大人を信用できなくなった子供の心の隙間に
下心を持って入ってくる人もいます。

人間関係は時間を掛けて信頼を築くもので、その時間がない相手のことは
安易に信頼しない方が良いということを話せば、子供でも理屈としては
理解できると思いますが、時間を掛けて信頼関係を築けたことがなければ、
自分が求めていることを言ってくれる相手に簡単に心を許してしまうと
いうことが起きてしまいます。

 

上記のような矛盾が生まれる背景には、このように親や学校の先生は信頼
できないという思いが、無理やり他に信頼できる人を探してしまうという
ことにつながり、関係性のない他人に対して受け止めてほしい、理解して
欲しいという欲求を向けてしまっているということがあると思うのです。

 

大人でもネットの中で知らない人に相談をしてしまう

ネットで知り合った見ず知らずに人に悩みを打ち明け、頼ってしまうと
いうことは、まだ判断能力が低く、社会を知らない子供だけではあり
ません。
大人でも同じように知らない人を安易に頼ってトラブルに巻き込まれる
ことがあります。

それは、大人になっていても、幼少期から親や学校の先生を信頼する
ことはできないという体験をしていると、大人になってから人に何かを
相談しても、友人や職場の同僚などのある程度期近な人達の中には、
二極的な視点でものを考え、アドバイスをする人は多いので、やっぱり
話をしなければ良かったという体験になり、ネットで知らない人を
頼ってしまうということになるからではないかと思います。

 

 

親子の対話を取り戻すために

ネットで知り合った見ず知らずの人と出会ったために、事件に巻き
込まれた結果、自分の命や財産、身近な人間関係など大切なものを失う
という事件を無くしていくためには、親の頑張りが必要となります。

 

親でも仕事で疲れていたり、悩みを抱えることもあり、子供の話を
じっくり聴く余裕がないこともあるでしょう。
また、相手の話を二極的な視点を取り払って聴くということは簡単な
ことではなく、強く意識してやっとできることです。

それでも、子供にとって親に話を聴いてもらって心を受け止めて
もらえたという実感、自分という存在を受け入れてもらえたという
実感は、自己肯定感を育むこと、人と順を追って信頼関係が築ける
ようになることにつながる大切な体験です。

親子の対話を取り戻すため、お父さん、お母さんには話を聴く時間
と心の余裕を作ってほしいと思います。

 

話を聴く余裕と技術の獲得

子供に自分は大切な存在だと思えること、人を信頼していく過程を
たくさん体験させてあげられるよう、子供の話によく耳を傾けて
聴いていただきたいと思います。

もし、自分のそんな心の余裕がない、話を上手く聴けるかわからない
という方は、カウンセリングを受けてみて下さい。
心の余裕が生まれるだけでなく、話を聴いてもらうことで自分も
話の聴き方がわかってきて、話を聴くことが上手くなります。

話をしっかりときいてもらえることで生まれる心理的体験を経験
することができれば、親が子供の話を聴いてあげることがどれほど
大切かもわかるので、カウンセリングを上手く使って頂ければと
思います。
 

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