子供の自尊心を育てるための知識

全能感とは

  全能感とは、人間の心の発達において非常に重要なもので、この全能感の身につき方が
  ゆがむと、極端に自身の無い人になったり、非現実的な自信を持ってしまう人になったり
  します。

  全能感というのは、簡単にいうと『自分は何でもできるんだ』という感覚のことです。
  人間は、 『自分ならできるかもしれない』 という思いと、正しく自分の能力や現状を把握して、
  その中で適切な行動を選んでいく事が望ましいと言えるのですが、何に対しても後ろ向きで、
  『自分は、何をやっても駄目なんだ』 、 と思ってしまったり、能力もそれに必要な条件も
  そろってないのに、『自分だったら何でもできる』という考えで行動することも問題があります。

  生きていく中で、自分の事を過小評価も過大評価もせず、自分の能力と現実とを重ね合わせ、
  より良い選択と行動をしていけるよう、正しく全能感が育っている事が大切なのです。

  そして、その全能感が正しく育つ条件として、
  『あなたは、何かに取り組めば、いろんな良い事、嬉しい事を引き起こせる力があるんだよ』
  ということと『今のあなたは、できない事もあるけど、大人になるまでに努力していくと、
  できるようになるんだよ』
という、相反していることを同時に、7歳~10歳の時期に伝える
  ことが必要なのです。


  その方法は、子供との関わり合いの中でいろんな場面で実行することが出来ます。
  例えば、オセロや将棋、かけっこなどの遊びの中で、今まで負けてあげることが多かった場合、
  わざと負けずに真剣に相手をして、大人には簡単に勝てないという事と、頑張ったら勝てるよ
  ということを伝えてあげたり、子供が真剣に打ち込んでいることの中で、壁にぶつかったり、
  挫折感を感じた時に、励ましながら取り組ませ、成果が出たらその過程にある努力をしっかり
  と褒めてあげること、なかなか成果が出ない場合でも努力に対して評価をしてあげること、
  などです。


全能感と心の問題

  全能感が正しく育たなかった場合、下記のような心の問題が生じる場合があります。

  ・うつ状態になりやすい
  ・常に異常なほどの不安感がある
  ・特定の何かが不安で、それが気になり生活に支障をきたす
  ・過食症や拒食症になる
  ・自分に自信が持てずに、物事への取り組む意欲がなくなる
  ・学校へ行くのが怖くなり、不登校になる
  ・社会に出て、仕事が続かない
  ・安定した人間関係が築けない
  ・恋愛で、相手への異常なまでの執着と攻撃を繰り返す

  以上のように、全能感の歪みは、心の多くの問題を生じさせてしまいます。
  カウンセリングは、カウンセラーとの関係の中で、この全能感の立て直しをしているとも
  言えます。
  カウンセリングという一つの人間関係の中で得る気付きや知識、経験が、適せつな全能感の
  再形成に繋がっていくのです。





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