リストカットは心の葛藤の表現
リストカットの背景にある心理を聴かせていただきます
カウンセリングには、リストカットをしているという方が相談に来られる方もたくさん来られていますが、共通しているのはリストカットをするまでに至った心理状態について
話を聴いてもらえていない、リストカットをしてしまう心理を理解してもらえていないと
いう点です。
人は何らかの動機がないと、リストカットのような形で自分の体を傷つけたりはしないのです。
リストカットをしておられる方は、誰もが心に消化できない思いを抱えておられます。
その思いは容易に整理できないものだからこそ、リストカットという形で行動化してしまう
ようです。
誰かに思いを聴いてもらいながら、自分のペースでゆっくりと心の整理をしてみませんか?
私たちカウンセラーは、どんなお話も聴かせていただきます。
リストカットという代理行為
リストカットをしている人の背景には、必ず他人が存在しています。そして、その他人は親や恋人である場合も少なくありません。
これはどういうことかというと、リストカットという行為は切りたくても切れない人間関係
に対する、『切る』という代理行為なのです。
親や恋人に大事にされていない、突き放されている、過剰な干渉を受けているなど、自分を
大切にして欲しい、頼りにしたい相手との間で精神的な葛藤を抱えている場合、見捨てられる
不安や相手を失う不安、そして相手に対する依存から抜け出さないといけないという感覚と不安
との葛藤から、リストカットという行為で逃れようとしているのです。
この他者との関係を切るということの代理行為がリストカットですので、その動機は自殺では
ないのです。
そのため、一見明るく、飄々としている人や一見精神的に強そうな人が、実はリストカットを
しているということもありえます。
葛藤を治めるためのカウンセリング
リストカットをしてしまう動機は、その動機を生みだしている葛藤が治まらないとなくならないのですが、人間は生活している中で全く葛藤のなく過ごすことは難しいと言えます。
そのため、カウンセリングでは、表面的に葛藤を取るために行なうものではありません。
葛藤を取るというよりは、上手に葛藤できるようにカウンセリングを通じて心のコントロール
のトレーニングをして頂きます。
トレーニングと行っても難しいことではなく、カウンセラーとのカウンセリングという対話
自体がトレーニングになるので、自由に話したいことを話していただければと思います。
その他、衝動をコントロールする方法、自制心を高める方法などもカウンセリングの中で
行っていただき身に付けてもらえれば、家庭でもリストカット止めるために取り組むことが
できます。
もし、リストカットを止めるためにカウンセリングを受けてみたいという方は、
サービス内容のページを確認してから予約をして頂ければと思います。
あと、カウンセリングを受ける前に、リストカットについてもう少し知っておいて頂きたい
ので、このページを最後まで読んでおいて下さい。