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心を守る安全装置

防衛機制とは

  心が不安や緊張などでバランスを崩すと、心を安定させ、意識の連続性を保つ為の働きを
  する心の安全装置を防制機制といいます。

  防衛機制には、いろいろなものがありますが、それらは心の病気と密接に関係しています。
  本来心を守る働きをする防衛機制が過剰な働き方をすると、まざまな症状を引き起こして
  しまうのです。

  カウンセラーは、カウンセリングを行う際にクライエントの心に働いている防衛機制が何か
  ということも念頭に置いて話を聴いています。
  それは、心の悩みの原因が、防衛機制の過剰な働きであることが少なくないからです。
  防衛機制は、カウンセリングを行う上でも欠かせない心の知識と言えるでしょう。

  それでは、さまざまな防衛機制について説明をしていきたいと思います。


抑圧

  本音や嫌な出来事を心の奥(無意識)に押し込めてしまうこと
  人は、心の安定を保つため嫌な出来事を忘れたり、他人との関係を崩さない為に本音を
  押さえたりすることがあります。
  しかし、無意識に押し込めたものがうまく発散されず満杯になってしまうと、さまざまな
  症状として抑え込んだものが別の形となって現れてくるのです。
  ちなみに、意識的に現実の必要性に合わせて本音や嫌な出来事を抑え込むことは、抑制と
  いい、意識しておこなっている分、抑え込んだ感情を別の形で発散することが可能です。


転位

  ある人物への重要な感情を別の人に向けること
  例えば、家庭で父親への反抗心を、父親と同じような年頃の教師に向けてしまうことを
  いいます。 
  学校で先生に反抗的な態度をとってしまう子は、家庭内で生じた感情を学校で発散している
  こともあるのです。
  また、両親の愛情不足が原因で、子供がいつも不幸な恋愛をしてしまうようになってしまう
  こともあります。 
  親によって満たされるべき愛情を、恋愛の相手に過剰に求めて相手がそれを受け止められなく
  なり、関係が壊れてしまう恋愛を繰り返してしまいます。


転換

  心の葛藤や不安を、身体症状で表すこと
  ピアノの発表会で以前の失敗が思い出され、また失敗するのではないかという不安と緊張が、
  ピアノを弾こうとすると手が震えるという身体症状となって現れることも転換の一つです。
  心の葛藤や不安をそのまま受け止めるようにし、無意識に押し込めず、適度に発散できる
  ことが望ましいのです。


   

合理化

  もっともらしい理由で、自分の欲求を正当化すること
  仕事でミスをした時に、周りの人間やパソコンや機械の責任にすることです。
  あまり理不尽な合理化ばかりしていると、信用をなくし人間関係が壊れたり、反省すること
  をせず同じ過ちを繰り返してしまいます。
  自分にとって受け入れたくない事も、合理化し誤魔化したりせず、辛くても真正面から
  受け止めことも必要でしょう。


   

反動形成

  ある感情を認めたくない為に、全く逆の行動をとってしまうこと
  小学生の時など、男の子が好きな女の子にいたずらをしてしまうのも反動形成です。
  また、不安で弱気になっているのに強がって見せたり、悲しいのに笑って見せたりなど、
  自分の認めたくない所を、その反対の態度で隠す行為を反動形成といいます。
  強がることも人生では必要かも知れませんが、自分の気持ちを素直に認め、素直に表現した方
  が周りの人は素直に助け船を出したりできるのではないでしょうか。


   

退行

  行動や言動が子供時代に戻ること
  心のバランスを保つ為、仕事や人間関係のストレスを解消する為には、子供心に戻って
  思い切り遊んだり、人に甘えることも大切です。
  多少の退行は、大人の中にある子供心を活性化させ、心のエネルギーを回復させます。
  しかし、度が過ぎた退行は、周囲の人間がそれにつきあう事が困難なですので、気をつけま
  しょう。


昇華

  現実に適応する形で、欲求を満たすこと
  心の中にある衝動や葛藤を、スポーツや芸術活動を行い、社会的に認められる形で発散する
  ことを昇華と言います。
  不良と言われケンカなどを繰り返していた人が、ボクシングをすることで欲求を満たしたり、
  社会への不満や疑問を小説を書くことで表現し満足感を得るなど、という行為は社会的にも
  認められていて、場合によっては大きな成果を生む場合もあります。




  人は性格によって防衛機制の働きにも違いがあり、心の成長だけでなく、心が病んでいく
  傾向も違います。
  また、対人関係の中での自己防衛の仕方にも違いが見られます
  そのため、自分の性格傾向を確認しておくことは、心の健康維持や対人関係においても重要
  だと言えます。






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