こんにちは。AXIAの阪田です。

またまたスポーツ業界は騒がしいようですね。
女子体操の宮川紗江選手のパワハラ問題についてはいろんな意見が飛び交っているようですが、テレビの番組で教育評論家の尾木直樹氏が発した「共依存関係」に対して
「共依存からの自立とはどういう意味だ!」「ただの恋愛関係ではないか!?」などいろんな憶測が飛び交っているようですね。

共依存関係とは何か!何がダメなのか、どんな問題が起こるのか?一般論として知られている事ではありません。
しかし、共依存関係はとても身近なもので、自覚なく共依存体質の方も多いように思います。

その中でも親子関係にみる共依存関係を今回は書いてみようと思います。

共依存とは

自分自身と他の誰かが過剰に依存する関係性に陥っていることを言います。
人のお世話や介護が好きだという人や、対相手に深い愛情を持っている人は知らず知らずのうちに共依存症に陥っている場合があります。
特定の相手に十分に愛情を注ぐことで相手は満たされ存在しているものだと感じています。そしてまた相手から依存されることを求めておりそこに自分の存在価値を見出しています。

親子関係で見る共依存は、生まれた時点でがっちりとした依存関係から始まります
生まれたての子供は、まだ何も出来ないので無条件で親に依存します。
また親も無条件で依存して来る子どもに対して世話をし愛情を注ぎます。
すでに、この時点で共依存の関係が始まっていると考えてよいと思います。

私が出会った親子の例を2つご紹介させていただきます。➀子供に見捨てられたと泣く母
小学生の息子を持つ母。息子が幼い頃に離婚し自分なりに子育てを頑張ったというが、自分の子育てを疑わず通した結果が共依存関係でした。
彼女の一番の間違えが自分の感情と息子の感情が同じであると考え、息子の感情を尊重しなかった事
幼い頃の息子も母親を疑う事もなく、母親思いの息子だったと聞きました。
しかし子供も成長と共に自身の感情、そして意志が備わってきます。
その事が彼女には理解できない現実であり、息子を否定し自身の感情もコントロールできなくなってしまいました。
自分と違う意志を持った息子対して「母親を見捨てる気なんだ」と彼女はよく泣いていました。

➁自身の親子関係以外は理解できない
とっても気さくで可愛らしく、友達も多く男女ともに人気者の彼女。
結婚と同時の変化に旦那さんは困惑されていました。
彼女と母親はいわゆる友達親子のように仲が良く、とても羨ましいと思える関係でした。
しかし彼女の結婚生活の概念が「自身の母親と同じである。それが幸せである」事。それ以外受け入れられなかったようです。
毎日のように実家に帰るばかりで夫婦生活が一切成り立たなかったとの事です。
結果うつ病を発症し親元に帰る事になったようです。また女3姉妹皆が結婚生活の継続が不可能だったようです。

この2例ともに言える事が親は子供を愛していた事。
では何がダメだったのか?
子どもへの愛情と共依存関係とは紙一重という事です。

無償の愛だけだは、子どもは幸せになれない

共依存の原点は無償の愛です。
私にも娘がおります。
娘の為なら何でもしてあげたいという気持ちが常にあります。
その気持ちに代償や見返りなどは考えた事もありません。

しかしいつまでも無償では、子どもは幸せにはなれません。
子どももいつかは大人になる事を忘れないで下さい。
自立を促す愛情が必要なんです。

もちろん子どもの性格によって自立を促す愛情のかけ方は違ってきますが、時には「親として酷い言い方したな」と自問自答する事があっても仕方がないと思います。
子どもが社会に出てから初めて傷つく事のないよう、免疫をつけてあげる事こそが親にしかできない愛情ではないでしょうか。

最後に

➀の例は自立できない親より先に自立した子どもの例です。
子どもが自立すればする程、母親は心を閉ざし子どもを否定します。
➁の例はタイトルにある友達親子にみる共依存関係です。
結婚生活とは理想と現実に違いがあることを理解できず、今も親姉妹共に一緒に暮らしているとの事です。

子育ては目まぐるしい毎日をこなす事で必死になりがちです。
しかし目先の事よりずっと先を見る目を備える事が必要という事を忘れてはいけませんね。

心理カウンセラー阪田典子

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