こんにちは。AXIAの阪田です。
私の考えでは、大阪は大きな天災が少ないとの認識があります。
なので、地震・大雨と続いた先日の災害に直面した際に自分の考えの甘さに気付かされました。

また、土砂災害警戒区域の警報が出ていたにも関わらず、畑できゅうりの収穫をしていた父親。
大雨・台風・雷でも全く動じない。
「俺は大丈夫!」

父親のような考えを「正常性バイアス」と言います。
何の根拠もないけれど、自分は大丈夫だろうという間違った認知を持ってしまう事を言います。

先日の西日本豪雨についての報道でよく耳にした「正常性バイアス」。
今までは父親を対象に言葉にする事でしかありませんでしたが、あたらめてまとめてみます。

社会・災害心理学などで使用されている心理学用語で認知バイアスという言葉があり、正常性バイアスとはその一種を指します。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、
都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価してしまう事です。
しかしこの働きは、人間が日々の生活を送る中で生じる、様々な変化や新しい出来事に、心が過剰に反応し疲弊しないために必要な働きともいえます

日常における正常性バイアスとは

災害時に使われるこの言葉ですが、日常に置き換えて考えてみます。
正常性バイアスが強い人は仕事でも影響を伴います。
基本を忘れたり振り返ったりせず、基本を疎かにしてしまいがちな所があります。
「自分にはできるはず。できないはずはない」という正常性バイアスから、基本を軽視し結果的に成長の遅れにつながります。

日常といえば子供によく言う言葉もまさに正常性バイアスです。
「嘘ばかり言っていたら、本当に助けてほしい時に誰も振り向いてくれない!」という事です。
実際に「痛い~」と泣くと誰かが振り向いてくれると思っていた娘の「痛い~」が私には日常の音になってしまっていたという話です。

このように正常性バイアスとは誰もが持ち合わせているもので、過剰にならないためにも客観的に自分を見つめなおす事が大切なんです。

「日本人だからこそ!」危機感のなさに繋がる

「日本人の本質は空気を読むことが大事な国民だ」と聞いたことがあります。
正常性バイアス並んで考えなければないないのが多数派同調バイアス
他人と同じ行動を取っていれば安全だろうという先入観です。
空気を読むことが大事と考える日本人が陥りやすい、メリットでありながらもデメリットにもなる特徴といえます。

最後に

今回の記事は自分自身への戒めだと思い書きました。
人間は人生を重ね、経験・知識が増える事で自信が増し、自尊心が高められます。
同時に正常性バイアスも高まる事を認識する事も忘れてはいけないと考え直すきっかけとなりました。

また、毎日ように夕方に雷の音が聞こえ、台風の季節もやってきます。
今一度、自分の考え・行動を見直すきっかけになっていただけたらと思っております。

父親にも再度言い聞かせなければと思っています。
命より大事な畑だと父親は言いますが、命以上に大切なものはありません!!
 

心理カウンセラー阪田典子

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