こんにちは。
AXIAの大橋です。

盗撮や痴漢、露出、覗きなど、性犯罪をしてしまった方のカウンセリングをしていると、
その行動の原因を、よくわからないままに、性欲が原因なんだと結論付けようとする方が
非常に多くいらっしゃいます。
また、ご家族など、周囲の人などもそう考えていることが非常に多いです。

実際は、それは間違いで、何らかの満たしたい欲求が大きく関わっていることがほとんどです。

今日は、その満たしたい欲求は何なのかについて、お話をしたいと思います。

性犯罪に隠された欲求

1995年、ヘイゼルウッドとバージェスは、性犯罪者の性欲以外の欲求について、
心理的側面から4つの分類を示しました。

その分類とは、
・力主張型…自分は本当は凄いんだと示したい。
・力再確認型…自分は本当は凄いんだと確認したい。
・怒り報復型…自分が感じた怒りを他者もしくは原因の人に対してぶつける。
・怒り興奮型…サディスティック型とも言われ、自分の性的興奮の為、危害を加えることを目的に行動する。
と、いったもので、これらに共通するものとして、
相手を自分の思うようにコントロールしたいという気持ちがあります。

これらは、基本的に自分より弱い立場、弱いと感じる対象に向けられます。
痴漢被害者の大半は、おとなしそうで主張しなさそうな印象の人が多いことからも解ると思います。

性犯罪に隠された欲求の意味

上記の分類を理解する上で、勘違いをしてしまいそうになるのが、
力と怒りの分け方なんですね。

この分類に当てはめようとした時、単純に怒りの感情が強い時にしていたから、
怒りの二つのうちのどれかだと考えてしまいそうになりますが、
その怒りがどこから来たのかを考えた上で分類しないと、
その後の対処を考える際に、とんちんかんな対処を考えることになってしまいます。

自分の意見や考えは、正しいのに理解されない。
なぜみんな理解しないんだ。俺はこんなにすごいのに。
なんていう思いがあり、イライラしてしてしまった。

そんな場合、自分のすごさを理解させたい。そんな感情が怒りの原因となるため、
怒りに分類してしまいそうですが、その怒りの原因として、
「自分は凄いということを示したい。」という欲求があります。
これが本来の欲求となります。

しかし、力を誇示するためには、自分より強い相手では誇示できません。
そのため、女性に矛先が向いてしまいます。

このことから、怒りの感情があっても、怒りの分類ではなく、
力の二分類のいずれかに分類されるということになります。

ちなみに、幼少期に母親や姉からひどい虐待を受けた。その復讐として、
女性に攻撃をする意味を込めて性犯罪をしている。などといった場合は、怒り復讐型ですし、
怒りが性欲と結びついてしまっている場合は、怒り興奮型と言えます。

個人的な感想としては、力の二分類に当てはまる方が圧倒的に多い印象です。

なぜ性的問題行為の改善にカウンセリングが必要なのか

この他にも、異性に対する歪んだ考え方や、共感能力の低下、想像力の低下、
偶然による興奮の経験、対人関係での選択しがちな行動など、様々な要因があります。

また、繰り返している内に、脳がその行為を快楽である・脳の健康にとって有用であると勘違いをし、
刺激を受けるとすぐに行為をするようにという回路を作ってしまうため、
力の誇示やストレスは関係なく行為をしてしまうようになります。

要因をしっかりと掘り下げ、理解することは、自分がどのように行動し、
ストレスをためていたのか、見逃していたストレスや自分の行動の癖によって
招いていたものなどに気付くことができたり、
自分が犯行当時に陥っていた行動や考え方と類似した状態になっていないかを考える指標になります。

さらに、脳が衝動を起こすきっかけとなる刺激についても、
性欲とだけ考えている場合、女性を避ける・AVを見ないなどという行動のみになりますが、
それ以外にもある刺激に気付くことができれば、対処したり、避けたりすることが可能となり、
より再犯の可能性を低くすることができるんですね。

ところが、いざ自分だけで考えてみると、自分の価値観や考えかた、
自分の視点で考えてしまいますし、専門的な知識もないため、
なかなか深い部分まで理解することができず、有効な手立てが見つからないんですね。

カウンセリングでは、ご自分の考え方とは別の視点で考えられるよう手助けしたり、
複雑に絡み合った要因を整理し、対処方法を模索したり、歪んだ認知に気付き、
修正するお手伝いをするなど、様々なことをします。

そうすることで、性的犯罪行為を改善し、
日常生活をしっかりと送れるようになることを目指すんですね。

もしも、こちらのブログを読まれている方の中で、性的犯罪行為をしてしまい、
なんとか改善をしたいと感じていらっしゃる方がいらっしゃるのなら
、一日でも早くご相談されることをお勧めします。

忙しいから・お金がないからなど、考え、タイミングが来たらなどと思っている間に逮捕され、
全てを失う危険は付きまといます。

そうなる前に、ご相談ください。

 

心理カウンセラー大橋善知

心理カウンセラー大橋善知
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