こんにちは。AXIAの大橋です。
今回からは、各種ネット依存の中から、どういった心理を利用してサービスが
展開され、依存症になりやすいのかについてお話していこうと思います。

その説明にあたり、マズローの5段階欲求説というものを利用します。

マズローの5段階欲求説

人間には、満たされたいと感じる欲求が5段階あり、
順番に各欲求を満たされたいと感じていくというものです。

〇生理的欲求:生命を維持するための本能的欲求。

〇安全欲求:生理的欲求がある程度満たされると、安全性、経済的安定、
      健康、暮らしなど、安心安全に生きたいという欲求が
      生まれるようになります。

社会的欲求:安全欲求がある程度満たされると、
      自分が所属している社会での役割や、どこかに所属しているという感覚を求め、
      それを精神的な居場所と認識します。
      これにより、孤立や拒否、拒絶をされることを強く恐れるようになります。

承認欲求:社会的欲求がある程度満たされると、
      自分が集団から価値ある存在として認められたい、尊敬・尊重されたい、
      注目や名声・地位欲しい、と感じるようになります。

〇自己実現の欲求:承認欲求がある程度満たされると、自分の能力や可能性を発揮し、
         活躍したいと強く願うようになります。

ネットでのサービスなどでは、社会的欲求と、承認欲求を利用した仕組みが
よくつかわれています。

 

ネット依存でみられる仕組み~社会的欲求~

今回は、社会的欲求を元に、解説してみたいと思います。

社会的欲求が作用する仕組みで最もわかりやすいものが、オンラインゲームです。
それも、自由度の高い、PCなどを使ったものです。

これらはネット空間で、利用者の分身ともいえるキャラクターを用いて行われます。
利用者同士の交流だけでなく、イベントなどを通じて珍しいアイテムを手に入れたり
することが基本的な目的となります。
イベントを攻略するためには、他の利用者と協力し、キャラクターの特性に合わせて
役割をこなしながらイベントクリアを目指します。

他の利用者と協力をする際、ある程度息の合ったプレイが必要になるため、
“いつものメンバー“が出来上がり、
そこを居場所として捉えるようになります。
そして、雑談やプレイの中で、自分の役割も出来上がります。

この時、みんながいる時間にログインしないといけない
役に立てないと仲間から外される
などの強迫観念と恐怖心が生まれます。

こうなると、プレイ時間や課金金額がどんどん増えるようになります。
そして、プライベートがゲームのみになり、睡眠時間も減り…
そうなると、仕事や現実での人間関係に影響が出始めるため、
相手から怒られたり、嫌われたりします。

ところが、ゲームには同じような人が大勢おり、慰めてくれたり、
一緒に愚痴を言って盛り上がったりします。
そのため、理解してくれるのはゲームのメンバーだけだと感じ
ますますゲームにのめり込むようになります。

こうやって当てはめてみた時、他のネット依存でも
同じような仕組みがあることが見えてきます。
ただ、youtube依存やニコニコ動画依存なんかはまだネットでの部分が大きいですが、
Facebook依存、Twitter依存、ブログ依存、LINE依存なんかは、
現実での繋がりが絡む場合もあり、単純に当てはめるのが難しいこともあります。




この記事をご覧の方の中にもネット依存を疑っている方がいらっしゃるとおもいます。
みんなと会話し、冒険し、達成でき、必要としてもらえるため、
とても楽しかったり、居場所があると感じられたりするかもしれません。
しかし、いずれは現実に戻らなくてはならないのも事実です。
自分で気になって調べようとした今、もう少し勇気を出してみませんか?

一日でも早く行動をされることで、少しでも早い回復に繋がります。
皆さんが笑顔で過ごせる日が来るよう、我々カウンセラーも精一杯お手伝いします。

次回は、承認欲求から、別のネット依存を使って仕組みを解説してみたいと思います。








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