前回、依存症の簡単な説明をさせていただきました。
今回は、どんなきっかけがあるのか。
そこからどうして依存症になるのかについてお話します。

依存症のきっかけってどんなの?

依存症になってしまうきっかけは実に様々で、複数の要素が重なっていることが非常に多いです。

〇生理学的要素:生まれる前に母親がアルコールや薬物を摂取していた。
        遺伝的なもの。使用薬物の精神薬物的影響。当人の薬物・アルコール耐性など

〇心理学的要素:ストレスやとても強い悲しみ。強い不安。うつ状態。すべての身体・心理的苦痛。

〇社会的要素:家族やコミュニティー(友達関係、職場関係など)内で依存対象のものが
       使用されていたり、流行っている。身近に依存対象物があり、抵抗がない。

〇内面的要素:生きがいや希望の喪失、あるいは人生に意味を感じられない。など。

上記のような要素があると言われており、気を紛らわせたりするために何かしらを始めるわけですね。

どうして依存状態になってしまうの?

皆さんは何かに期待をしたり、何かが当選したりしたとき。
もしくは何かを成し遂げたり、認められたと感じたとき、
とてもうれしい気持ちになり、興奮しませんか?

この時、脳内ではドーパミンと言われる、脳にとって快楽と感じるホルモンが分泌されています。
このドーパミンはとても強力な効果を持っており、
それこそ寝食をわすれてしまうくらいに物事にのめり込ませたりします。

何かしらのきっかけで依存対象の行為を繰り返した時、
“この行動を取ると、快楽が得られる。”そう脳が記憶し、神経経路を作成します。
この神経回路が出来てしまうと、時や場所を選ばずに「そのことをしたい。」と、
衝動を強く感じるようになり、抑えられなくなってしまいます。

反省や強い意志でなんとかなるんじゃないの?

よく、やめられないのは意思や反省が足りないからだと言われます。
また、今、強く反省し、衝動があまり起こらないから大丈夫だとおっしゃる方も多いです。

しかし、依存行動が原因で自己破産や家族離散など、全てを失い、心の底からやめたいと願い、
それなのに依存行動を涙を流しながらしてしまうような方もいらっしゃいます。

もちろん、反省や意思は、依存状態から抜け出すための
重要な要素の一つではありますが、それだけでは足りないんですね。

きちんとした対処方法を知り、依存のきっかけや理由を知り、距離を置く。
依存対象を把握し、その依存対象に近づかない などなど…
これらを的確に、しっかりと行う
ことで、
衝動を弱め、日常生活を問題なく送れるように回復することができるようになります。
これらを整理し、的確なタイミングで行い、自分で抑止できるようになる練習をするため、
カウンセラーが必要になってくるんですね。

さて、ここまで、依存症についての基本的なお話をしました。
次回からは、依存症の中でも、ネット依存について詳しく書こうと思っています。







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