こんにちは。
AXIAの大橋です。

前々回前回に引き続き、今回もストレスに関するお話をしたいと思います。

ストレスに強い・弱いとよく言いますが、実際にどういう人が強いのか、
なぜ強いのかについてはあまり耳にしないような気がします。

そのため、今回はストレスに対して強い人と弱い人のストレッサーへの対応方法の違い
という切り口から、なぜストレスに強い、弱いという違いが生まれるのかについて
お話をしたいと思います。


自分のストレス対処方法の癖を知ろう

人はストレスを感じると、ストレッサーに対する対処を行おうとします。
この対処の過程をコーピングと言います。
このコーピングの方法は様々な方法が紹介されていますが、
大きく分類すると、問題中心対処情緒中心対処の2つに分けられます。


問題中心対処

問題中心対処とは、問題に対して有効で犠牲の少ない方法を模索し、実行する
といった対処方法です。
何かしら解決しようと行動をすることだと思っていただければわかりやすいと思います。

情緒中心対処

精神の安定のため、自分ではどうしようもないと感じることについて、
認識を変えたり、別の何かに打ち込む、自分の辛い気持ちを聞いてもらうなどの
方法による対処
のことを指します。

情緒中心対処においては様々な方策があり、
・積極的認知対処(考え方を変えることで心を落ち着ける)
・ソーシャルサポート(周囲の人や公的なものなどに助けを求める・共感や理解を求める)
・自責(自分のせいだと考える)
・希望的観測(非現実的だったり、可能性の低いことなどを望み、期待する)
・回避(問題状況を直視せずに逃げてしまう)

といった分類がされています。



みなさんは、どういった対処をよく使われているでしょうか?



これらの中で、問題中心対処、積極的認知対処、ソーシャルサポートの3つは、
精神的健康を維持しやすく、
自責、希望的観測、回避の3つをよく使う人については、
強い抑うつや不安を感じやすいというデータが示されています。

問題中心対処、積極的認知対処、ソーシャルサポートの3つは、ストレスに強いと言われる人たちが
よく選択するストレスコーピングであるとも言えます。



望ましい対処と望ましくない対処

問題中心対処、積極的認知対処、ソーシャルサポートをよく用いる人は、
なぜ精神的健康を維持しやすいのでしょうか。

その理由は、これらの方策が、ストレッサーに対して何かしらの行動をする方策だからです。
これは、問題に対してどこかしら自分でコントロールをする場面を持っているとも言えます。




逆に、自責、希望的観測、回避については、そのどれもが、考えるというだけだったり、
問題から目を逸らすといった形の対処です。

それどころか、問題の解決を遅らせることになってしまうため、
ストレス状況を深刻化させてしまう
場合もあります。

ただし、回避については、親しい人の死や重病にかかるなど、肯定的に考えにくく、
その状況を変えることが難しいものについては、有効になります。

ストレスを溜め過ぎないために

感じるストレスの大きさは、ストレッサーに対して
どれだけ自分がコントロールできている感覚を持てるか”が重要なポイントになります。

実際、とある実験でも、ストレッサーに対して何も行動を取らないのと、何かしら行動をするのとでは、
ストレスの度合が大きく違ったというデータもあります。

また、もしストレッサーを自分の望むコントロールができなくとも、行動をしたという事実が、
自分を納得させるという結果を生み出します。



だからといって、行動をしろと言われても、なかなかできるものではありませんし、
どういった行動を取ればいいのか、どのように検討すればいいのかもわからない方も多いと思います。

さらに、自己肯定感の低さから、行動をしても失敗してしまうという気持ちがぬぐえず、
行動が出来ないという方もいらっしゃると思います。




カウンセリングでは、会話などを通じ、これらの問題を整理し、様々な角度で検討し、サポートをすることで、
ストレスを発散したり、問題を改善や解決できるようお手伝いをしています。

もし、なかなか行動ができない・どうしたらいいかわからないという方がいらっしゃれば、ご相談ください。