こんにちは。AXIAの蔵野です。

 

前回まで2回に渡り、父親と息子の関係について記事を書きました。
息子がパパにやきもちをやく理由」、「息子がパパにやきもちをやいた時の対応

子どもにはこんな時期があるんだ、ということを理解していただけたところで
今回は、お父さんの存在が男の子の成長に重要な影響力をもつことについて
お話しします。

 

 

今回までに2記事に渡って書いてきたエディプスコンプレックス。
3歳~5歳頃のエディプス期には、子どもが異性の親に愛情欲求を抱き
独占欲をもつのですが、同性の親に対し「敵わない」という劣等感をもち
敵対視をするようになります。(これをエディプスコンプレックスとよびます)

そして、この次の発達段階である、潜伏期とよばれる時期が、
5歳~11歳頃に始まります。
実は、この潜伏期に、お父さんの在り方や関わり方がどうであるかによって、
その後の息子さんの性格や社会性という人格的成長に大きな影響を与えるのです。

 

子どもは この潜伏期に、エディプスコンプレックスの解決と、家族以外との
関係を発展させていくといった成長の段階に入ります。

 

 

父親の存在と、エディプスコンプレックス解決の関係

では、どうすればエディプスコンプレックスを解決できるのでしょうか?

お母さんを独占したいという愛情欲求が、お父さんの存在があるために
満たされないことによってお父さんへ抱いた敵対視や劣等感を乗り越えていく
必要があります。

潜伏期に、お父さんが愛情豊かで 男性として成熟した考え方や生き方を
持った姿勢で息子さんに接すると、息子さんは劣等感と同時に、父親に対しての
尊敬と憧れも示すものなのです。

すると、その相反するその感情を葛藤させるのではなく、それらを相互に
両立し合わせていきます。

 

母親を独占したい、母親への恋愛欲求を埋めたい

父親に敵わない、勝てない

父親への劣等感、敵視、憧れ、尊敬

母が愛情を示す父親の性質を自分のものとして取り入れようとする

父親のような男らしさ、社会性を自分のものにしていく

 

エディプスコンプレックスは、「お父さんのようになりたい」と努力することで、
ようやくお父さんへのコンプレックスの解決をはかることができます

 

反対に、お父さんの行動や態度に対して、息子さんが尊敬を持てないような場合
お父さんのようになろうと努力したり、お父さんの性質を自分のものとして
取り入れたいとは当然思えないでしょう。
従って、お父さんへのコンプレックスの解消は
はかれないままとなります。

 

潜伏期における、家族以外との人間関係の発展

お父さんの息子への姿勢・お父さんの在り方は、エディプスコンプレックスの
解決にとっても大切なものでありますが、それだけでなく、息子さんの性格や
社会性の成長にとっても、どのような影響を与えるのかが変わってきます。

 

エディプスコンプレックスを解消し、お父さんの男性として成熟した生き方や
男らしさ、社会性を自分のものとして取り入れた子の場合。
この潜伏期の、家族以外との人間関係を発展させる段階において、「お父さんのように…」と
努力し吸収しようとした社会性が、家族以外の人間関係や環境へ適応することに役立ちます。

一方で、お父さんの在り方次第で、子どもの中で解消されずに残ったコンプレックスがあると、
成長するとともにそれが不適応な行動となって表れるようになるのです。

 

 

 

・お父さんの何を見て、何を自分に取り入れたいと感じるか。
・息子さんへ、どのような姿勢をもって接するのか。

 

お父さんが息子さんへ与える影響。
その大きさを考えると、改めてこれらについて考えてみる機会をもつことは、
本当に大事であるといえます。

 

 

子どもとの関わりのご相談について

 

 

▼よろしければ、クリックで応援していただけるととても嬉しいです
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ