こんにちは。AXIAの蔵野です。

 

今回は、前回の記事「借金を繰り返す人の心理」の続きです。

前回の記事の最後では、借金を繰り返す人たちの傾向として、キャッシングや
クレジットカードの利用可能額がまだある状態を「自分の使えるお金がまだある」
と認識してしまう人が実に多く、限度額いっぱいまでが、自分の自由なお金だという
感覚に陥りやすいという話をしました。

 

クレジットカードについているカードローンや、消費者金融会社からのキャッシング。
ATMでカードを投入しお金を借りるとき、「あたかも自分の預金を引き出しているかの
ような感覚で、限度額までのお金を使ってしまう」という言葉もよく耳にします。

欲しくなったら買わずにはいられなかったり、ギャンブルや電話占いなどを「したい」という
欲に勝てずにやってしまう、また、仕事で部下との飲みでの奢りに使った……なども
説明の中でよく出てくるお金の使い道です。
そのように、自分の欲求を叶えるのにお金が必要なとき、限度額までまだ利用可能額が
残っていると、どうなるでしょうか?
やりたいことがあるたびにキャッシングして引き出してしまうので、毎月返済をしていても、
一向に借金がある状態から抜け出せなくなります。

 

依存症の人たちは、やりたいこと、それが問題行動であってもそれをするということだけが
自分自身の中で既に決定事項なのです。「これはする!」と、それは先に決めてしまっており、
そのためにそれをどうやってやり通す状況をつくるかを後に検討し始めます。

本来ならそのの思考の働かせ方が大事です。
まずは、やりたいことを叶えることが可能なのかどうかを検討、可能であれば実行、
不可能そうだとわかったら諦める、もしくは後日にまわすなどの考えを持たなくては
なりません。

借金をしたお金で穴埋めをする癖がついてしまうと、自分の収入でやりくりをしている
ような感覚
になっていき、その手段を手放せなくなります。
ぱたりとそのお金の回し方を止めてしまうと、途端にマイナスが出て、生活がまわらなく
なるからです。そこで、そもそも回せてはいなかったんだということ、自分の物ではない
お金を使っていたんだと実感します。

 

また、借金という手段に依存してしまうと、ギャンブル依存症や買い物依存症によって
金銭的な余裕がなくなり、今から生活を整えようとされるのですが、その際にも
はじめは少しの欲求を抑えるということさえ難しいので、借金をしながら生活を
整えていくことを選ぼうとされる人もよくいます。
当然、立て直すときに一時的に助けてもらえる方法ではあるのですが、そもそも
依存症的な考え方を持たれている方が使うには、あまりにも便利過ぎてしまうために、
借金をして成り立たせるということを繰り返す習慣を断ち切ってもらうこと
大事になります。
ギャンブル依存症をはじめとする、買い物依存症、電話占い依存などに付随して
問題になりやすい借金をやめられない人たちへは、そのようにしてカウンセリングを
すすめていきます。

 

借りてきたお金で埋めるのではなくて、
現実と相談した結果、何かしたいことを諦めて、必要な出費にまわすお金を残す。
これを適切な習慣として身につけていくことが大切です。

 

もちろん、依存状態から抜け出さなくては結局同じことを繰り返してしまうため、
同時に、根本的な依存症改善も目的にカウンセリングを継続していただくことが
求められます。

そして何よりも、本人が、借金を繰り返してしまう自分をやめたい、変えたいと
望まなくては改善のスタートラインには立てません。
改善に取り組むことへの動機付けをしっかりする、「改善、改善」と焦るその前に
そもそも改善へのモチベーションを保ち続けるために重要な動機付けのために
ちゃんと時間を割くことは、かなり改善する・しないに大きな影響を及ぼします。

時間がかかることに覚悟をもって、じれったくても自分の状態にきちんと向き合い続けること。
改善のためには、それをやっていってもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

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