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自分のことが嫌い

自分のことが嫌いという認識はどこから生まれるのか?

  心の不調をきたしている方に、自分のことが嫌いだと思っておられる方は少なくありません。
  反対に、心が健康な方は、自分のことを嫌いだと思ってはいません。
  心の健康と自分が嫌いだという心理は密接に関係があると感じています。

  では、自分のことが嫌いというのはどんな心理状態なのでしょうか?

  私たちは生まれた時には自分というものを認識していません。
  赤ちゃんが始めて認識するのはまずお母さんで、お母さんという他人がいるからこそ自分を
  認識することができます。
  そして、成長とともにお母さんという存在に対して、その子供という存在の自分を認識して
  いきます。

  このように自分という人間の立ち位置、役割などに対する認識は、他人がいて初めてできる
  のです。


  人間は、自分の五感で何かを感じることで自分が生きている認識はできますが、その自分が
  何者なのかという認識は他人との比較や他人から指摘されることでできるようになります。

  ということは、自分のことが嫌いだという認識もただ存在しているだけで生まれてくること
  はありません。
  誰かとの人間関係の中で、自分の存在価値を下げられるようなことを言われ、それがいつの
  間にか自分の自分に対する認識に変わってしまった時、人は自分のことを嫌いになってしまう
  のです。


他者の評価が自己認識に与える影響

  上記の内容に対して、一つ例を出してみます。

  ある子供が、お母さんから勉強をしっかりとするように言われて、それなりに頑張って
  いたのですが、どうしても学年で10番以内に入ることができません。
  ちなみにその子の学年には、200人の学生がいました。

  それで、そのお母さんは子供に向って
  「あなたは頭が悪い」
  といつも言っています。

  でもその子は、お母さんに認められたくて勉強を頑張った結果、卒業する前には学年で
  9番になっていました。

  その時、自分としては頑張った手ごたえもあったし、これでお母さんに褒めてもらえると
  思ったのですが、お母さんは、
  「あれだけやっても9番しか取れないの」
  といいました。


  そんな環境で育ったその子は、大人になった時自分は頭が悪いと思っていて、そんな自分
  が嫌いでした。
  しかし、ある時仕事をしていて、同僚に質問をされた時に、その質問に簡単に答えること
  ができて、同僚から感謝されるとともに、社内で『〇〇さんは頭がいいと』いう評判が
  広まりました。

  その子は、その評価がどうもしっくりこなくて、どうしても自分は頭が悪いと思ってしまう
  のですが、周囲の人にとってその子は頭が良いと感じられるのです。
  その子は、その職場で働くうちに少しづつ自信が持ってはじめ、仕事に夢中になる日々を
  過ごすうちに、いつの間にか『自分のことが嫌い』ということを思わなくなっていました。


  上記の例のように、人の評価は自己認識に影響を受けます。
  実際、200番人中9番というのは、十分勉強ができる順位だと思います。
  しかし、その事実よりも環境の中で受け続ける評価の方が自己認識に影響を与えてしまう
  ことがあるのです。

  特に心の成長が未熟な年齢であるほど、他人の評価の影響は受けやすいため、そのころに
  芽生えた自己認識によって、大人になってからも自分のことが嫌いだと思い続けてしまう
  のです。


自分を好きになるより、何かに夢中になる

  自分のことを嫌いだと思っている人は、どうしたら自分のことを好きになれるのかと考えて
  しまうと思いますが、実際に自分のことを好きな人は、自分のことを好きだと認識しては
  いません。

  ただ、自分のことが好きな人は、自分のことを好きか嫌いかと質問されると、嫌いだという
  認識はないから好きだと答えることはあると思います。
  その反対に、自分のことを嫌いな人は、心の中で何度も自分のことが嫌いだと認識していて、
  自分のことが嫌いだとよく口にしています。


  この違いは何なのかというと、自分のことが好きな人(厳密には嫌いではない人)は、仕事
  や趣味などに夢中になっていて、自分の人生に充実感を感じる瞬間が多いように思います。

  もちろん、いつもいいことばかりだということではありませんが、夢中になって目指すもの
  達成したいもの、得たいものなどがあって、そのためにエネルギーを使っているので自分の
  ことを嫌いだとか考えている時間がないのです。


  自分のことが嫌いで好きになりたいという人は、自分がしたいことが何なのか考えて行動する
  ことが大切だと思います。
  それは、言葉にするほど簡単なことではありませんが、何かに夢中になって行動する中で
  嬉しい体験、楽しい体験をしつつ、その中で失敗や間違いも受け入れていく訓練ができれば、
  少しづつ自分のことを受け入れていけるのではないかと思います。




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