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カウンセリングで生じる問題

  カウンセリングは、話を聴く中でカウンセラーがクライエントとともに、悩み、症状の改善
  を目指していくのですが、時折下記のような副作用をもたらすこともあります。

  副作用が起きることは、カウンセリングの経過上、多少は考慮しなければならないケースも
  ありますが、クライエントにとって少し辛い経過を経ても、改善に向かうための必要なもの
  ではなく、カウンセラーの無知や無自覚によって生じる副作用避けなければなりません。


カウンセリングの副作用

①気分の落ち込み、不安が大きくなる

  カウンセリングでは、自分の心や抱える問題、辛い過去と向き合うことがあるので、カウン
  セリングを受けた後に気分が落ち込む事もあります。
  また、カウンセラーが、クライエントに余計な不安を与えてしまうことで、感じなくても
  いい不安を抱くこと、今ある不安が大きくなることがあります。
  カウンセラーはそのことをよく理解して、細心の注意を払い対応しなければなりません。

  当然、言いにくいことを言わなければならない場合もあるので、カウンセラーがどのような
  伝え方をするかがとても大切なのですが、その意識が無いカウンセラーのもとでカウンセ
  リングを受けると、カウンセリングを受けたことで不必要な気分の落ち込みや不安が大きく
  なるということがあります。

  ただ、カウンセリングというものは、決して気分が癒される事ばかりではありませんので、
  カウンセリングによって気分が変化した、何かが気になるようになったということがあれば、
  カウンセラーにそれを伝えて下さい。
  誠実なカウンセラーであれば、その気持ちの変化もちゃんと取り上げ、カウンセリングに
  活かしてくれるでしょう。


②症状の悪化

  カウンセラーの無知、無自覚でクライエントの症状を悪化させてしまう場合が合います。
  例えば、精神医学、性格学、薬の知識がないために、病院に行く必要のある人に、カウン
  セリングだけで対応し続けたり、その人の性格を考えず、不適切なアドバイスをして
  しまったり、カウンセラー自身の感情や抱えている問題に無自覚なため、クライエントの
  心を深く傷つけてしまうことで、余計に問題を悪化さえててしまう場合があります。

  カウンセラーは、カウンセリングの知識だけでなく、精神医学、性格学、薬の知識は必須
  だと私は思っています。
  また、知識だけでなくカウンセラー自身が自分の心、自分の過去、現実に対しちゃんと
  向きあえてなければなりません。

  そのためにカウンセラーとしてクライエントと接する前に教育分析を受け、働き出して
  からもスーパーバイズを受けていることが、プロとして働くための最低条件です。


   

③お金の消費

  カウンセリングの料金は、決して安いものではなく、相場の目安としては、5,000円
  くらいから15,000円
くらいではないでしょうか。
  通い続けるにはそれなりの費用が掛かりますので、カウンセラーを選ぶ時、料金設定は
  良く見てほしいと思います。
  そして、なぜこのカウンセラーはこの料金なんだろうと考えてほしいと思います。

  あまり、安すぎるところやいつも無料相談、無料カウンセリングをしているカウンセラーは、
  もしかしたらクライエントがあまりいないのかも知れません。
  そうなると当然、臨床経験を積むことができないので、カウンセリングの腕も向上しない
  でしょう。
  そのため、たまに来談したクライエントも定着しないという悪循環に陥っている可能性が
  あります。

  逆にあまり高すぎるところもどうでしょう?
  カウンセリングは、基本的には1回通ったからと言って劇的に問題が解決することは
  ありません。
  たくさんの金をもらったとしても、カウンセラーが1回のカウンセリングでできること
  には限りがあります。
  そのため、私は月に1回のペースならクライエントがカウンセリングを継続できそうな
  料金設定にしています。


④カウンセリングへの失望

  カウンセリングに通うことを決意するには、それなりの勇気が必要です。
  カウンセリングを継続するには、クライエントが自分の抱える問題を解決するという意思
  が必要です。
  カウンセラーは、クライエントのその思いに応え、誠実にカウンセリングを続けてくこと
  が大切です。

  しかし、カウンセラーが不誠実な対応をしてしまうと、勇気を出しカウンセリングに行った
  結果、カウンセリングやカウンセラーに失望してしまい、
  「二度とカウンセリング何か受けるもんか!」と思う人もいるでしょう。

  カウンセリングに通う決意をした人の中には、必ずカウンセリングを受けた方がいい人が
  おられます。
  そういった方達が、カウンセリングを受けたことでカウンセリングを受ける気力を無くして
  しまうことは、その人の人生に関する何らかのきっかけを無くしてしまうことでもあります。

  カウンセリングを受けようと決意し方には、最低限カウンセリングを受けて悩みが解決
  しそうになくても、別のカウンセラーのところにも行ってみようと、カウンセリングに希望
  を感じてもらえる対応をカウンセラーは心掛けていく必要があります。

  上記に書いたように、カウンセリングには副作用もあります。
  このことは、カウンセラー自身がしっかりと理解しておく必要があります。
  私自身も、自分への戒めとしていつも自分の言葉、態度、関わり方がクライエントの援助と
  なっているか考えながら仕事をしていきたいと思っています。

  カウンセリングに通おうかと考えておられる方は、上記を念頭にカウンセラーを探して
  いただければと思います。





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