毎年、9月から11月くらいにかけて性犯罪加害者から、性嗜癖行動を改善したい
というカウンセリングの依頼が増えます。
夏場に犯罪が増える傾向があり、夏場に逮捕され起訴、不起訴などの処分が出たり、
処分を待っている方が9月くらいからカウンセリングに通い始めるためです。

 

性嗜癖の改善をしたいという方は、我慢や反省だけで改善できるものではないので、
カウンセリングを受けることが望ましいのですが、性犯罪は再犯が多い問題でも
あるので、性犯罪加害者の改善傾向、再犯傾向などを熟知したカウンセラーに相談
することが望ましいと言えます。

実は、性犯罪に関するカウンセリングは、カウンセラーでも相談依頼を断ることが
多く、私のところに加害者からの相談が増え始めたころ、他のカウンセラーに相談を
しようとしたら断わられたという方が何人もおられました。

 

その中で、私が性犯罪加害者からの相談を受けているのは、性犯罪被害を無くすため
には、加害者を減らしていくことが重要だと思っているからです。

性犯罪は、起訴されても罰金、懲役となっても数年という罰則になることが多く、
罰を受けたにもかかわらず再犯をする人が多いため、法律という抑止力だけで性犯罪
が少なくなっていくことは難しいというのが現状です。

そのため、加害者自身が、自分の意思、生活習慣によって性犯罪をしないように努めて
行くことが必要です。
しかし、自分の意思だけで改善の取り組みを継続しようとしても、そもそも改善とは
何かというところから、定義を間違っている人が多いため中途半端な取り組みに終わる
ことが多いのです。

性犯罪加害者のカウンセリングを行っているカウンセラーは決して多くないのですが、
対応できるカウンセラーは改善傾向や再犯傾向も熟知しており、しっかりとした展望
を持って改善をサポートしていきます。

 

カウンセリングを受けるということは、性犯罪加害者の話を何度も聴いて、改善の経過
を見てきたことがあるカウンセラーに改善までの道のりをサポートしてもらうという
ことです。

性犯罪加害者は、自分をしっかりとコントロールできるようにカウンセリングを受けて
頂きたいと思います。
加害者も、罪を犯した事実を抱えた上で生活を送っていかなければなりません。
その事実に気持ちが負けて自暴自棄にならないよう、自分の生活を立ち直らせるため
にもカウンセリングは大切な取り組みです。

 

性犯罪の改善カウンセリング

性犯罪の再犯と抑止の可能性

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