プロカウンセラーは仕事を選ぶな!

カウンセリングの業界は、プロになることは難しくありません。
資格を取り、事務所を解説すれば一応プロカウンセラーと名乗ることができるからです。
プロになるというだけであれば、どこかにカウンセラーとして採用してもらうよりも独立する方が
プロになるのは簡単かもしれません。

しかし、プロとして続けていくことは非常に難しいです。
女性で夫の収入があるので自分のお小遣い程度の利益があればいいという方や独身で自分の住まい
と事務所を一緒にしている人であれば、比較的プロとして長く続けることはできますが、家族が
いて自分の家の家賃とカウンセリングルームの家賃やその他経費も払いながら、プロカウンセラー
として働き続けることは容易ではありません。

ただ、プロカウンセラーとして毎日たくさんの予約が入っていて忙しくしている人がいるのも
事実です。
プロカウンセラーとして仕事を続けられる人とそうでない人の違いはいくつかありますが、
今回は、仕事の選択という観点からその違いについて述べ達と思います。

 

 

仕事の選択

カウンセラーとして仕事をする際に、自分には何ができるのか、何が得意で何が不得意なのか
ということは良く知っておいた方が良いし、その観点からある程度仕事を選ぶことは大切です。
できもしない相談内容や自分の許容量を超える相談件数を抱えると、カウンセリングの質が
落ちてしまってクライエントに迷惑をかけてしまうからです。

しかし、下記のような理由で仕事を選んでいてはプロカウンセラーとして働くのは難しいと
言わざるをえません。

・精神医学の知識が乏しく、心の病の相談は受けない。
・大人が苦手で、子供を対象としたカウンセリングしかやらない。
・偏見がありマイノリティの人達の相談は受けない。

 

まず、人が悩みということはストレスが掛かっていることであり、ストレスが体にどういう
影響を及ぼすのかという医学的知識が必要な相談内容は非常に多いので、カウンセラーを
する以上精神医学の知識は必須です。
また、相談に来られる方の中には、ご本人の自覚しておられなくても三大精神疾患の方、
発達障害の方もおられるので、それを見極めつつ対応できなければならないため精神医学
の知識が必要なのです。

 

次に子供のカウンセリングをしたいという方は、自分自身が大人が苦手であるということや
自分が関われば子供が良くなるという過大な自信を持っている場合があります。
子供のカウンセリングをすると言っても、カウンセリングに子供を連れてくるのは親なので、
大人から信頼されるカウンセラーであることが必要なので、大人としっかり対話ができる力
がカウンセラーには求められます。
また、カウンセラーは、どうしても性格によって親に感情移入しやすい人と子供に感情移入
をしやすい人に分かれますが、自分がどっちのタイプかを理解した上で子供のカウンセリング
を行う上でも子供だけでなく、家族に対してバランスの良い立場で関われる力が必要です。

 

3つ目のマイノリティの方の相談というのは、カウンセリングの場合は性的なマイノリティ
がテーマになることが多いです。
弊社では性的マイノリティの方の相談もお受けしていますが、他のカウンセリングルームに
問い合わせた時にはカウンセリングの依頼を断られたという方が少なくありません。
断る理由には偏見が影響しているのではないかと感じるのですが、偏見は『知らない』と
いうことや『理解不足』ということが背景になるとも言えます。
カウンセラーとしては、理解ができるように勉強をして相談を受けることのできる体制を
作っておくことは必要ではないかと思います。

 

プロのカウンセラーとして看板を掲げても、仕事を選んでいては成功することは難しいです。
私たちは悩みを抱えて相談をしたいという方に選んでいただいてこそ仕事が生まれるので、
選んでいただいた時にいろいろな相談に対応できるように準備しておくという姿勢が必要
です。

仕事を選ぶということは必要なことでもありますが、自分の勉強不足や理解不足、考え方の
偏りなどから仕事を選んでしまうようではプロになるべきではないと思います。

 

 

 

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